ナブア・メディアはレバノンのヒズブッラーがダルアー県の戦闘に参加していることを示す音声データを公開(2018年6月27日)

ナブア・メディア(6月27日付)は、シリア南部の処遇をめぐるロシア、米国、ヨルダン(そしてイスラエル)の合意に従い、同地からの撤退を求められているレバノンのヒズブッラーが、ダルアー市マンシヤ地区西の防空大隊基地に対するシリア軍の攻撃に参加していることを示す音声データをユーチューブを通じて公開した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月27日付)によると、この音声データのなかで、ヒズブッラーがシリア軍司令部に対して、防空大隊基地への進路の安全が確保できていないため、攻撃を中止するよう要請しているという。

https://youtu.be/9kwZpt3Iedk

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Nabaa Media, June 27, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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中国の新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党はシリアのアル=カーイダの呼びかけに応じ、ダルアー県救済のためアサド政権に対するあらゆる軍事行動を行う用意があると表明(2018年6月27日)

中国の新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党は声明を出し、シリア軍の攻勢を受けるダルアー県救済に向けた行動を求めるシャーム解放機構の呼びかけに応え、アサド政権に対するあらゆる軍事行動を行う用意があると表明した。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県で抗戦を続けるシャーム解放機構などからなる南部中央作戦司令室はシリア軍との交渉を拒否(2018年6月27日)

ダルアー県でのシリア軍の攻勢に対抗する南部中央作戦司令室はビデオ声明を出し、「革命の原則をめぐる交渉はあり得ない…。南部中央作戦司令室はシリア軍やその民兵と交渉はしない。勝利、あるいは名誉の死を遂げるまで、ダルアーを防衛することを選択した」と表明した。

声明ではまた「(緊張緩和地帯設置の)保障国が、世界全体を前にして自らの合意に違反している」と指摘、軍事介入を拒否した米国を暗に批判した。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアレッポ県北部で反体制武装集団が電線窃盗(2018年6月27日)

アレッポ県では、ANHA(6月27日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市で、反体制武装集団がザイディーヤ地区、マフムーディーヤ地区に敷設されていた電線を切断し、持ち去った。

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また、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会の情報として伝えたところによると、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市近郊のアーリーバーシュ村で反体制武装集団どうしが交戦した。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル県の砂漠地帯5,800平方キロを、YPG主体のロジャヴァはハサカ県南部・南東部の600へ方キロをダーイシュから解放したと発表(2018年6月27日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、ダイル・ザウル県で任務に就いている部隊が県南西部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の掃討を完了し、5,800平方キロの地域を完全に解放したと発表した。

SANA(6月27日付)が伝えた。

https://youtu.be/sD0h39k9Rc0

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のライラウィー・アブドゥッラー報道官は声明を出し、ハサカ県ダシーシャ村一帯地域で5月1日に再開された「ジャズィーラの嵐」作戦(第2段階)により、同県南部および南東部全域からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を全域を解放したと発表した。

アブドゥッラー報道官はまた、イラク軍との連携のもと、シリア民主軍が引き続き、国境地帯全域の解放をめざし、ダーイシュに対する掃討戦を行うと強調した。

なお、ANHA(6月27日付)が公開したインフォグラフィアによると、シリア民主軍は5月以降、ダーイシュ戦闘員270人以上を殺害、600平方キロメートルの地域を解放したという。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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ロシアの当事者和解調整センターはホワイト・ヘルメットがイドリブ県で化学兵器を使用した新たな挑発行為を準備していると発表(2018年6月27日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのアレクセイ・ツィガノフ・センター長(少将)は声明を出し、イドリブ県住民からの電話情報として、ホワイト・ヘルメットが化学兵器を使用した新たな挑発行為の準備を行っていると発表した。

電話情報によると、ホワイト・ヘルメットのスローガンが描かれた車6台と、映像機器、防護服、液体が入った容器、ロケット弾を積載した貨物トラック1台からなる車列が24日にイドリブ市に入り、防護服を着た正体不明の4人がこれらをマアッラト・ヌウマーン市方面に移動させたという。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県内の反体制派支配地域で「テロ集団」退去とシリア軍展開を求めるデモ発生(2018年6月27日)

ダルアー県では、SANA(6月27日付)によると、反体制派支配下のイブタア町、西ガーリヤ村、東ガーリヤ村で住民がデモを行い、「犯罪行為」を抑止するため、「テロ集団」の退去とシリア軍の展開を要求した。

これに対して、シャーム解放機構は、デモ参加者に無差別に発砲し、強制排除を試みたが、参加者はデモを続けたという。

SANA, June 27, 2018

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー市などに激しい攻撃を加える一方、反体制派支配地域からの住民の避難を促すための安全人道回廊を設置(2018年6月27日)

SANA, June 27, 2018

ダルアー県では、SANA(6月27日付)によると、シリア軍が、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるダイル・ザウル市南東部の旧税関地区一帯に対して集中砲火を浴びせた。

https://youtu.be/9FJ-A0eVYJI

ドゥラル・シャーミーヤ(6月27日付)によると、ダルアー市に対する空爆では子供3人と女性1人が死亡したという。

また、シリア人権監視団は、シリア・ロシア両軍が反体制派支配下のスーラ町、サイダー町、ナワー市、イブタア町、アンダーン村を爆撃し、少なくとも8人が死亡したと発表した。

その一方で、SANAによると、ダルアー県関係当局は、反体制派の支配下にある県東部および西部から退去を希望する住民を避難させるための安全人道回廊を3カ所に設置した。

安全人道回廊は、ヒルバト・ガザーラ町に至る東部地域、ダーイル町およびヒルバト・ガザーラ町西方の地域、カフルシャムス村、ダイル・バフト村に至る地域にそれぞれ設置されたという。

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スワイダー県では、SANA(6月27日付)によると、戦闘激化を受けて避難していたブスターン村の住民が、シリア軍による同地の制圧を受けて帰宅した。

SANA, June 27, 2018

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アレッポ県では、ANHA(6月27日付)によると、アレッポ市西部のザフラー協会地区で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、アレッポ市ムーカーンブー地区、ハムダーニーヤ地区に着弾した。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームが8件の停戦違反を確認したと発表する一方、シリア南部での緊張緩和地帯設置にかかる合意から離脱したとの一部報道を否定(2018年6月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月27日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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ロシア国防省はまた、別の声明で、シリア南部における緊張緩和地帯設置にかかる合意をラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部が撤回したとするアナトリア通信の報道に関して、事実に反するとしたうえで、こうした決定が行われていたら、国防省が正式に発表すると反論した。

AFP, June 27, 2018、ANHA, June 27, 2018、AP, June 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2018、al-Hayat, June 28, 2018、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 27, 2018、Reuters, June 27, 2018、SANA, June 27, 2018、UPI, June 27, 2018をもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受けるイラク人民兵組織が撤退を求められているダルアー県での戦闘に参加(2018年6月26日)

イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受け、シリア国内で活動を続けてきたイラン人民動員隊の一つズー・フィカール旅団はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/المقاومه-الاسلاميه-لواء-ذولفقار-في-سوريا-1825406404396015/)を通じて、ダルアー県東部でのブスル・ハリール市攻略戦に参加していることを示す写真や画像を公開した。

https://www.facebook.com/1825406404396015/videos/2139590662977586/

https://www.facebook.com/1825406404396015/videos/2139547149648604/

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2139797956290190&id=1825406404396015

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2139514872985165&id=1825406404396015

ズー・フィカール旅団をはじめとする同盟部隊(反体制派が言うところの「イランの民兵」)は、シリア南部の処遇をめぐる米国、ロシア、ヨルダン(そしてイスラエル)の折衝でイスラエル占領下のゴラン高原から40キロ以内の地域から撤退することが求められていた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はゴラン高原の兵力引き離し地域にあるUNDOFの無人化した拠点を掌握(2018年6月26日)

タイムズ・オブ・イスラエル(6月26日付)は、シリア軍が、イスラエル占領下のゴラン高原とシリア政府支配下のクナイトラ県西部の間に位置する国連の兵力引き離し地域にあるUNDOF(国際連合兵力引き離し監視軍)の無人化した拠点1カ所を制圧、イスラエル軍が事態に対処するために必要な措置をとるとの強硬姿勢を示している、と伝えた。

この拠点は、シリア国内での戦闘激化を受けて、UNDOFが放棄したものだという。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、The Times of Israel, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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シリア北部で活動するアンサール・ディーン戦線、シリア・ムスリム同胞団がダルアー県陥落に懸念を表明、徹底抗戦を呼びかける(2018年6月26日)

イドリブ県やアレッポ県で活動するアンサール・ディーン戦線は声明を出し、ダルアー県での戦闘を「存在をかけた戦い」と位置づけ、「その陥落はシリア北部の解放区の陥落への道を開く」と警鐘をならし、徹底抗戦を呼びかけた。

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また、シリア・ムスリム同胞団もフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/IkhwanSyriaMedia/)を通じて声明を出し、「シリア南部の解放を維持しようとして一致団結するダルアーの自由シリア軍と手を携える」と表明した。

https://www.facebook.com/IkhwanSyriaMedia/posts/1947540881965009

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に近いイバー通信(6月27日付)は、フッラース・ディーン、アンサールッラー協会、アンサール・ディーン戦線が、ダルアー県救済のための行動を求めるシャーム解放機構の呼びかけに応じたと伝えた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, June 26, 2018などをもとに作成。

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トランプ大統領はシリア南西部でのシリアの政権軍による攻撃に懸念を表明(2018年6月26日)

ドナルド・トランプ米大統領はワシントンDCでヨルダン国王アブドゥッラー2世と会談した。

会談後のホワイト・ハウスは声明を出し、「米大統領は、シリア南西部でのシリアの政権軍による攻撃に懸念を表明した」と発表した。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるスルターン・スライマーン・シャー師団がアフリーン郡で民家を全焼させる(2018年6月26日)

アレッポ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコの実質占領下のアフリーン郡で、トルコの支援を受けるスルターン・スライマーン・シャー師団がシーヤ町にある民家を攻撃、全焼させた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス国際空港近くをミサイル攻撃、標的をめぐり憶測が飛び交う(2018年6月26日)

SANA(6月26日付)は、イスラエル軍が25日深夜から26日に未明にかけて、「テロ組織支援の一環」としてシリア領内を攻撃、ミサイル2発がダマスカス郊外県のダマスカス国際空港近くに着弾、火災が発生したと伝えた。

これに関して、シリア軍およびその同盟勢力の軍事攻勢を分析するサイトノールス研究センターは、テレグラム(6月26日付)を通じて、テヘランから飛来したイランの航空機2機とシリアの航空機1機がダマスカス国際空港に着陸、イスラエル軍の攻撃はこれらの航空機の貨物を標的としていたと思われると伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月26日付)は、親政権の複数のサイトでは、シリア軍の武器庫、ヒズブッラーの拠点が標的となったとの情報が錯綜していると伝えた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Nors for Studies, June 26, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県東部の戦略的要衝ブスル・ハリール市、ムライハト・アタシュ村を制圧、ダルアー市への攻撃を本格化(2018年6月26日)

ダルアー県では、SANA(6月26日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配地域に対する攻撃を続け、県東部の戦略的要衝ブスル・ハリール市、ムライハト・アタシュ村を制圧し、県中部のイズラア市からスワイダー県にいたる地域を掌握、件北部の反体制派支配地域を孤立させる一方、フラーク市、ナーフタ町方面に南進を続けた。

https://youtu.be/y5DfXmRJHHM

syria.liveuamap.com, June 26, 2018
syria.liveuamap.com, June 25, 2018

ムライハト・アタシュ村で爆発物などの撤去を実施した工兵部隊は、野戦病院でイスラエルやサウジアラビアで製造された薬品や、大量の西側諸国製化学物質や弾薬を貯蔵した施設を発見した。

SANA, June 26, 2018
SANA, June 26, 2018

シリア軍はまた、ダルアー市東部一帯、および西部一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

SANA, June 26, 2018

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月26日付)は、南部中央作戦司令室に所属する武装集団が、シリア軍に応戦し、喪失した拠点のほとんどを奪還する一方、東ムライハ村上空でシリア軍のSu-22戦闘機を撃墜したと伝え、その映像を公開した。

https://youtu.be/jTL3_GkUf7E

これに関して、AKI(6月26日付)も、反体制武装集団が地対空ミサイルでシリア軍所属と思われる戦闘機を撃墜したと伝えた。

AFP, June 26, 2018、AKI, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年6月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県1件、ラタキア県1件、イドリブ県1件、1件不明)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 26, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は6月18日~6月24日までの7日間でシリア領内で28回の爆撃を実施(2018年6月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月18日~6月24日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

6月18日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、シャッダーディー市近郊に対して行われた。

6月19日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し10回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

6月20日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し5回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

6月21日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し7回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は6回で、ブーカマール市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)に対して行われた。

6月22日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

6月23日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(4回)に対して行われた。

6月24日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, June 26, 2018をもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織「フッラース・ディーン」はイスラーム教徒、ムジャーヒディーンに「ダルアー救済の義務」を果たすよう呼びかける(2018年6月25日)

アル=カーイダの幹部アブー・ハマーム・シャーミー氏の指導のもと、イドリブ県で活動するフッラース・ディーンは声明を出し、「イスラーム教徒、とりわけムジャーヒディーン」に対してシリア軍の攻勢が激化する「ダルアー救済の義務」を実施するよう呼びかけた。

AFP, June 26, 2018、ANHA, June 26, 2018、AP, June 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2018、al-Hayat, June 27, 2018、Reuters, June 26, 2018、SANA, June 26, 2018、UPI, June 26, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ革命旅団のメンバー200人以上を逮捕(2018年6月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、24日に「テロリスト」摘発作戦の開始を宣言した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とラッカ市内務治安部隊が、ラッカ市北部の農場地帯で、ラッカ革命家旅団のメンバー200人以上(司令官を含む)を逮捕した。

同監視団によると、シリア民主軍、ラッカ市内務治安部隊合わせて約5,000人が24日早朝、農場地帯にあるラッカ革命家旅団の本部・拠点を包囲し、摘発活動を行ったという。

摘発活動に際して、戦闘も発生し、シリア民主軍隊員4人が死亡、7人が負傷したという。

一方、ラッカ市内務治安部隊とラッカ市文民評議会はそれぞれ声明を出し、24日から発動していた非常事態を解除したと発表した。

なお、ラッカ革命家旅団はシリア民主軍傘下でダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」に従事してきた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領が大統領選を制したトルコのエルドアン大統領と電話会談(2018年6月25日)

ロシア大統領府は声明を出し、ヴラジミール・プーチン大統領が、トルコでの大統領選挙を制したレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、シリアでの事態解決に関して協力を続けること、エネルギー分野などで戦略的関係を強化することを確認したと発表した。

スプートニク・ニュース(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、Sputnik News, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は米英仏独、ヨルダン、サウジアラビアとソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会の運営方法について意見を交わす(2018年6月25日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、米国、英国、フランス、ドイツ、ヨルダン、サウジアラビアの代表とスイスのジュネーブにある国連本部で会談し、シリア政府と反体制派の和平プロセスへの対応、とりわけ1月のロシアのソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会の運営方法について意見を交わした。

会談後、デミストゥラ氏は声明を出し、6カ国が「制憲プロセス進展の機会を与えるために重要な意見交換を行った」とする一方、シリア南西部での軍事攻撃の激化に「強い懸念」を表明し、暴力の即時停止を求めたことを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受けるラフマーン軍団など反体制派が相次いでエルドアン大統領の選挙での勝利に祝意を示す(2018年6月25日)

シリア北部で活動を続ける国民解放戦線(ラフマーン軍団などからなる武装連合体)、ラフマーン軍団、イスラーム軍、北部旅団、サマルカンド旅団、シリア・イスラーム評議会など反体制武装集団・反体制組織が声明を出し、トルコ大統領選挙でのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の勝利と国会選挙での与党公正発展党(AKP)の勝利に祝意を表明した。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は「勝利演説」で「シリアの国土解放」を公約(2018年6月25日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は首都アンカラにある公正発展党(AKP)本部で大統領・国会選挙での「勝利演説」を行い、そのなかでシリア情勢について「我々はシリアの国土を解放し、トルコにいるシリアからの客人、さらには世界各地で不正にあえぐ人々を支援するため道を進み続け、難民を自分たちの祖国に無事に帰国させる」と述べた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下のアフリーン市で警察・治安維持活動を行うシリア国民軍憲兵隊が無許可での戦闘員・住民の拘束を禁じる布告を発する(2018年6月25日)

アレッポ県では、トルコの実質占領下にあるアフリーン市で警察・治安維持活動に就く「シリア国民軍憲兵隊」が布告を出し、「拉致を阻止する」として、憲兵隊による文書での許可を得ていない戦闘員、住民の拘束を禁じると発表した。

布告には、第1軍団、第2軍団、第3軍団の司令官の署名押印がなされている。

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、アフリーン郡でトルコ軍および反体制武装集団を攻撃し、少なくとも6人を殺害した。

ANHA(6月25日付)が伝えた。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県東部でシャーム解放機構やダーイシュから130平方キロメートルの地域を奪還、ブスル・ハリール市への攻勢を強める(2018年6月25日)

SANA(6月25日付)は、シリア軍がダルアー県東部(およびスワイダー県西部)でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団およびダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦で、130平方キロメートルの地域を制圧し、治安と安定を回復したと伝えた。

シリア軍が制圧したのは、サーキラ(シーキラト・ブラーク)村、フーシュ・ハマード村、タッフ村、ハマーン村、ヒルバト・ハマーン村、ムジャッディダ村、マドゥーラ村、アラーリー村、シヤーフ・ガルビー村、シヤーフ・シャルキー村、ジャドル村、スール村、マタッラ村、シューマラ村、ブスターン村、ダイル・ダーマー村、そしてラジャート高原の複数村落。

SANA, June 25, 2018

また、シリア軍消息筋は、SANA(6月25日付)に対する声明で、シリア南部で「シャームの民のヌスラ戦線(シャーム解放機構)が犯罪を犯し、住民を恐怖に晒し、シリア軍への攻撃を続けている」と非難、「こうした異常事態が続き、市民の苦難が続いていることを踏まえ…、市民を保護し、ヌスラ戦線に断固たる決意をもって対抗する」と表明した。

一方、南部中央作戦司令室によると、ロシア軍がブスル・ハリール市東部一帯を激しく爆撃するなか、反体制武装集団が同地でシリア軍、親政権民兵と交戦し、スハイル・ハサン准将の部隊を支援する民兵組織の司令官ハイサム・アフマド・アッブード大佐を殺害した。

反体制武装集団はまた、ダルアー市工業地区にあるシリア軍と親政権民兵の拠点を砲撃したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(6月25日付)によると、フラーク市、ブスル・ハリール市、ナーフタ町などに対して、25日晩までに戦闘機(所属明示せず)による爆撃が120回以上行われ、「樽爆弾」100発以上が投下されているという。

また、シリア人権監視団などによると、ブスル・ハリール市などに地対地ミサイル65発、「樽爆弾」12発が撃ち込まれたという。

なお、シリア人権監視団によると、戦闘が激化した約1週間から、少なくとも住民28人が死亡したという。

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スワイダー県では、SANA(6月25日付)によると、ダルアー県東部で活動を続けるシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がスワイダー市(ナフダ地区、県立競技場一帯)、イラー村、ムジャイミル村を砲撃し、1人が死亡、7人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(6月25日付)によると、シャーム解放機構がハドル村の植林に放火した。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はイラク国境地帯でダーイシュの幹部2人を移送するための空挺作戦を敢行(2018年6月25日)

ハサカ県では、SANA(6月25日付)が複数の地元消息筋の情報として伝えたところによると、米主導の有志連合が、イラク国境に近いトゥワイミーン村一帯でヘリコプター2機を投入し、空挺作戦を敢行し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部2人を、有志連合の基地があるハサカ県シャッダーディー市に移送した。

AFP, June 25, 2018、ANHA, June 25, 2018、AP, June 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2018、al-Hayat, June 26, 2018、Reuters, June 25, 2018、SANA, June 25, 2018、UPI, June 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年6月25日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県2件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 25, 2018をもとに作成。

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SANAがロシアのNTVによるアサド大統領のインタビュー全文を公開「シリア内戦は国内問題が原因ではなく、西側の計画がもたらした国外問題だ」(2018年6月24日)

SANA(6月24日付)によると、ロシアのNTVが26日に(一部)放映したアサド大統領のインタビュー(http://www.ntv.ru/video/1609060/)の全文(英語、https://sana.sy/en/?p=140830)およびアラビア語全訳(https://www.sana.sy/?p=771978)、ビデオ映像を公開した。

https://youtu.be/nrf-eJ8AAbM

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

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「我々は(現下の危機の)国内的症状と国外的症状を区別しなければならない。国内的症状は、我々は、地域の他の国の社会と似た問題を抱えている…。我々は戦争前、この問題を解決する能力を欠いていたかもしれないし、欠いていなかったかもしれない。これはすべてのシリア人に様々な視点から捉えるべきものだ。一方、国外的症状について話したいというのであれば、それはこの戦争をもたらした極めて重要な問題だ。なぜなら、この地域のどの国も同じような戦争は起きていないからである…。湾岸諸国のように自由がまったくない国は、より深刻な問題を抱えているにもかかわらずだ」。

「もし国内的要因が理由なら…、なぜこれらの国(湾岸諸国)で戦争は始まらなかったのか? つまり、シリアで起こったのは国内的な問題ではない。なぜなら同じような問題は数十年前から存在し、一部は数世紀にわたって存在したからだ。つまり、この問題は外的要因によるもので、それははっきりとは見えなかった。なぜなら…その計画はシリアではなく、米国、フランス、英国といった西側諸国で作られたからだ。トルコ、サウジアラビア、カタールといった一部衛星国も当初から計画に加わり、資金を提供した」。

「(シリア軍が自国民に対して化学兵器を使用した欧米諸国が主張するのは)化学兵器の話が、彼ら(欧米諸国)のシリア政府への非難の主要な部分をなしているからだ。だが、彼らがこの話を利用するようになったのは、彼らの部隊、彼らのプロキシであるテロリストがシリア国内の各地域で敗北してからだ。彼らはこうした作り話を口実にして、直接軍事介入し、シリア軍を攻撃しようとした」。

「我々は(化学兵器を)保有していない…。だがこのことを度外視して、仮に持っていたとしても、勝っている時には使用しない…。実際、我々が勝利を収めるたびに、彼らはこうした作り話を利用した」。

(シリア軍が化学兵器を使用したとする欧米諸国の挑発を防げるか、との問いに対して)「それはできない。なぜなら、それは我々の現実から作り出されるのではなく、彼らの想像、彼らのメディアの産物だからだ。彼らのメディアが作り出し…、インターネットなどを通じて世界に拡散される…。米国はウソをついて、攻撃するだけだ。国際法が尊重されず、国連が効果的に機能しなければ、挑発は防げない」。

「シリアが分断されてしまったと言いたいのなら、地理についてはそうだが、社会はそうではない。社会は統合されている…。シリア国民が一つである限り、シリアは統合されている…。分断されてしまっているというが、それは占領だ。さまざまな地域が、米国とその同盟国からなる西側の支援を受けるテロリストによって占領されている。シリアの将来について話すのであれば、我々はこうしたテロリストは考慮しない…。我々は国内に関することで他国の国益を考慮しない…。この戦争について言うなら、これは今や国際戦争になっている…。それはもはやシリア政府だけの問題ではない。シリア政府は独立しており、ロシア、中国といった国と良好な関係を築いている。だが、米国は世界地図を政治的、そしておそらくは軍事的に書き換えようとしてきた。だから、シリアは、この地図書き換えの主戦場の一つとなった…。この戦争はこうした大国どうしの戦いだ。テロリストを支援し、覇権を追及する米国とその同盟国と、テロと戦い、国際法を守ろうとするロシアとその同盟国の戦いなのだ」。

(なぜシリアが主戦場となったのか、との問いに対して)「いろいろと理由があるが、シリアが、イラン、北朝鮮、ロシア…とともに独立していると考えているからだ…。西側は独立した状態を受け入れないのだ…。さらに我々は小国だ…。我々には「Yes」としか言えないのだ…。第2に、シリアの地政学的位置、歴史的役割がある。シリアは小国だが、活断層でもある…。この地域(シリア)を支配すれば、それ以外の中東地域も支配できる…。だから大国は、太古の昔から現在まで大国はシリアを支配しようとしてきた」。

「我々は(ロシアに)二つのことを期待している。シリアとロシアには、両国、そして世界のあらゆる場所で、テロと戦い、これを打ちのめすという共通の利益がある。こうすることが第1の期待だ…。第2の期待は長期的なものだ。ロシアは地球規模のバランスにとって極めて重要だ…。シリアのような小国にとって、このバランスは非常に重要だ。我々はロシアに、テロとの戦いとともに、地球規模のバランスを維持することを期待している」。

「シリアの復興に参与の一部にはならない、これこそ、この戦争における西側のベストの発言だ。理由は単純で、我々はそれを許さないからだ…。我々には西側は必要ない。西側はまったく誠実ではない。彼らはただ奪うだけで、与えることはない…。戦争にもかかわらず、我々には自国のあらゆるセクターを再建する人的資源がある。そのことについて何ら心配していない」。

「資金だが、戦争前に債務はなく、友好国からの貸し付けで国を建設してきた。資金はないが、友好国の貸し付けを得る音ができるし、在外居住者、国内居住者、そして政府には資金はある。だから、この点についても心配はしていない…。多くの西欧人が復興に参与したいと話しているが、彼らはシリアを助けるためではなく、収益を得るためにやって来ようとしている。多くの西欧の企業が我々に門戸を開放するよう連絡してきている…。もちろん、西欧諸国の支援を受けて連絡してきているのだ。彼らにはシリアという市場が必要なのだ」。

「まず言いたいのは、我々は内戦下にはないということだ。なぜなら内戦とは、宗派、エスニシティ、宗教などの区分に基づいているものだからだ。そうしたものはシリアにはない…。シリアの多様な社会は戦争前よりも統合されるようになった…。これに対して、テロリストの支配下にある地域において、テロリストはこうした多様な社会のどの部分も代表していない。彼らは自分達を育んだ保育器(過激派イデオロギーのこと)を代表し、人々に彼らの支配地域で住む以外の選択肢を与えていないだけだ…。国民が撃ち合っているのではない。傭兵、テロリストと戦っているのだ」。

「大統領職については、二つの要素がある。第1に私の意志だ。そして私の意志は第2の要因に基づいている。それはシリア国民の意志だ。まだ3年ある。2021年に、シリア国民は大統領を受け入れる用意があるかどうか? もしないのなら、なぜ私が大統領になれるというのか?… もしあるのなら、そのとき私は検討したい」。

「いかなる憲法改正であれ、それは大統領ではなく、政府、そして国民にかかわる問題だ…。それは国民投票を経て決せられる…。もし国民投票でシリア国民が新憲法を支持すれば、我々はもちろんそうする(憲法改正を行う)。だがそれは国連、外国の意思とは関係ない」。

SANA, June 24, 2018

「我々は、敵であれ誰であれ、議論したり、話し、合ったり、交渉したりすることが生産的だと信じている。だが…、我々は1974年に米国と初めて交渉を行って以来、何も達成していない…。米大統領の問題は、彼らがロビー、大手メディア、巨大企業、金融機関、石油会社などの人質に成り下がっていることだ。彼らは耳障りの良いことを言ってくるが、まったく逆のことをする…。(ドナルド・)トランプ(米大統領)はその典型例だ。だから、訳もなく、そして成果が得られないのに、米国と話し合ったり、議論することは時間の無駄だ。米国人だから彼らと対話を快く思っていないのではない。我々は生産的な誰とでも議論する用意がある」。

「西側の問題は、もはや政治家がいないということだ。政治家、そして真の政治の代わりに、フェイクの政治があり、フェイクの政治はフェイクのストーリーを必要とする。化学兵器の話はこうしたフェイクのストーリーの一部だ…。西側の政治には…モラルも、価値観も皆無だ」。

「彼ら(ダーイシュ(イスラーム国)やシャーム解放機構などのアル=カーイダ)は戻ってくるだろう。なぜなら、西側列強は彼らを何度も利用するからだ。だが、彼らは異なったブランドを身につけて戻ってくるだろう。30年前のアフガニスタンでは「聖戦士」(ムジャーヒディーン)と呼ばれており、テロリストとは呼ばれていなかった…。彼らは現在テロリストと呼ばれている…。10年後、彼らは異なったブランドで世界のどこかで利用されるだろう。同じ製品だが、この製品には異なったブランドが与えられるのだ。それや西欧の道具なのだ」。

「もしこうしたテロリストがロシアで成功したら、私は脅威に曝される。彼らはシリアなど他の国にやって来ることになろう。逆も同じだ。だから、シリア人を守ることがロシア人を守ることにもなるのだ」。

(トルコと米国によるシリア北部の占領をいかに食い止めるか、との問いに対して)「二つの方法を採用してきた。第1のそして主要な方法とは和解だ。これは成功してきた…。もう一つは、テロリストを攻撃し、和解に参加させるというものだ…。これは我々が好んで行っている方法ではないが、国の支配を回復する唯一の方法でもある」。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領は2018年政令第214号を施行、9月16日に統一地方議会選挙の投票を実施することを決定(2018年6月24日)

アサド大統領は2018年政令第214号を施行、9月16日に統一地方議会選挙の投票を実施することを決定した。

SANA(6月24日付)が伝えた。

AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。

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