トルコはシリア人傭兵(自由シリア軍)をアゼルバイジャンに派遣(2020年9月23日)

米国人女性ジャーナリストで、トルコで逮捕歴があるリンジー・スネル氏はツイッターのアカウント(https://twitter.com/LindseySnell/)で、トルコが、アルメニアとの緊張関係が続くアゼルバイジャンにシリア人傭兵1,000人を派遣していると綴り、その写真を公開した。

シュネル氏の書き込みは以下の通り:

「ハムザ師団の情報源から。おそらくハムザ師団のこれらの男たちが今日、アンカラからバクーに到着した」。

スネル氏は21日にも、次のように書き込んでいた。

記録によると、トルコの支援を受ける自由シリア軍(TFSA)1,000人が27日から30日にかけてアゼルバイジャンに派遣される。複数の情報筋から、すでに何人かは現地にいると聞いている。

AFP, September 26, 2020、ANHA, September 26, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2020、Reuters, September 26, 2020、SANA, September 26, 2020、SOHR, September 26, 2020などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県カナーキル村で住民8人拘束(2020年9月23日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月23日付)によると、カナーキル村で治安部隊が住宅複数棟に対して強制捜査を行い、8人を拘束した。

カナーキル村では22日、治安当局が女性3人と女児1人を拘束、これを受けて、住民が村の主要な道路を封鎖、アサド大統領の写真を焼くなどして、抗議の意思を示していた。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県で国民軍所属組織どうしが激しく交戦(2020年9月23日)

ハサカ県では、ANHA(9月23日付)によると、タッル・タムル町西に位置するトルコ占領下のカースィミーヤ村とライハーニーヤ村で国民軍に所属するスルターン・ムラード師団とイスラーム軍が重火器を使用して激しく交戦した。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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外務在外居住者省はシャーム解放機構、ホワイト・ヘルメット、西側作業員、トルコがイドリブ県でシリア軍による化学兵器攻撃を偽装しようとしていると発表(2020年9月23日)

外務在外居住者省の高官筋は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、ホワイト・ヘルメット、西側諸国の作業員、そしてトルコの諜報機関と連携して、イドリブ県内でシリア軍による化学兵器攻撃を偽装するための準備していると発表、これを非難した。

同高官筋によると、シャーム解放機構は、数日前に2トンの化学物質をイドリブ市南西に位置する町に移送・貯蔵し、民間人に対して使用し、シリア軍の仕業に見せかけようとしているという。

SANA(9月23日付)が伝えた。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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米軍の車列がシリアで盗掘した石油をイラクに搬出(2020年9月23日)

ハサカ県では、SANA(9月23日付)によると、タンクローリー35輌からなる米軍の車列が、北・東シリア自治局支配地内で盗掘した石油を積んで、ワリード国境通行所を経由してシリアを出国、イラク領内に入った。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がハサカ県、アレッポ県を砲撃(2020年9月23日)

ハサカ県では、ANHA(9月23日付)によると、トルコ軍の支援を受ける国民軍がタッル・タムル町西に位置する北・東シリア自治局支配下のウンム・カイフ村を砲撃した。

また、SANA(9月23日付)によると、トルコ軍と国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(9月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市内ユーフラテス川西岸のウスマーニーヤ地区と東岸のハトラ村を双胴船で結ぶ通行所が開設(2020年9月23日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月23日付)によると、シリア政府支配下のダイル・ザウル市内ユーフラテス川西岸のウスマーニーヤ地区と東岸のハトラ村を双胴船で結ぶ通行所が開設された。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ハサカ県でシリア民主軍、アサーイシュが狙われ6人死亡(2020年9月23日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月23日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に駐留するウマル油田に近い街道で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1輌が道路に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれ、戦闘員4人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ズィーバーン町で北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員1人が何者かに撃たれて死亡した。

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ハサカ県では、SANA(9月23日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍が違法に駐留するシャッダーディー市で、シリア民主軍の司令官が乗った車が正体不明の武装集団の発砲を受け、撃たれた司令官1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で47人、北・東シリア自治局支配地域で95人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で71人(2020年9月23日)

保健省は政府支配地域で新たに47人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者15人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月23日現在の同地での感染者数は計3,924人、うち死亡したのは181人、回復したのは998人となった。

SANA(9月23日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに95人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者13人が完治したと発表した。

これにより、9月23日現在の同地での感染者数は計1,304人、うち死亡したのは55人、回復したのは363人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市23人、カーミシュリー市21人、マーリキーヤ(ダイリーク)市18人、マアバダ(カルキールキー)町2人、ルマイラーン町2人、アームーダー市1人、タッル・タムル町1人、ラッカ県のラッカ市14人、タブカ市4人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市5人、マンビジュ市4人。

ANHA(9月23日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月23日に新たに71人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、9人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計725人、うち回復したのは260人、死亡したのは6人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1393649097506644/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者71人が確認されたと発表した。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計725人、うち死亡したのは10人(シリア人権監視団の発表によると9人)、完治したのは260人となった。

AFP, September 23, 2020、ACU, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュを爆撃(2020年9月24日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が前日に続いて、ハマー県とアレッポ県の県境に近いラサーファ砂漠各所でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を行った。

AFP, September 24, 2020、ANHA, September 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2020、Reuters, September 24, 2020、SANA, September 24, 2020、SOHR, September 24, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍が国民解放戦線とともにイドリブ県M4高速道路沿線に展開し、地雷・爆発物の撤去を開始(2020年9月23日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから200日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受ける国民解放戦線が、M4高速道路沿線に展開し、地雷と爆発物の撤去を開始した。

トルコ軍はまた、兵站物資を積んだ車輌約70輌を2隊に分けてカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるマンタフ村、カドゥーラ村、アーフィス村、ファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室も県南部のシリア軍拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がバータンター村近郊でシリア軍兵士1人を殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカルズ村、ザイトゥーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府支配下のガーブ平原を砲撃し、少尉3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 23, 2020、ANHA, September 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2020、Reuters, September 23, 2020、SANA, September 23, 2020、SOHR, September 23, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民448人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は603,648人に(2020年9月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月23日付)を公開し、9月22日に難民448人(うち女性135人、子供228人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民448人(うち女性135人、子供228人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は603,648人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者208,400人(うち女性62,662人、子ども106,010人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,023人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は832,928人(うち女性249,938人、子供424,501人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2020をもとに作成。

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