イスラエル軍のアドライ報道官はアサド大統領に誕生日のメッセージと風刺画を送る(2020年9月12日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて、9月11日に55歳の誕生日を迎えたシリアのバッシャール・アサド大統領にアラビア語で「お祝いのメッセージ」と、イラン・イスラーム革命防衛隊のガーセム・ソレイマーニー司令官の前に跪き、その手にキスをする大統領を、雲の上から頭を抱えて見ているハーフィズ・アサド前大統領を描いた風刺画を送った。

メッセージの内容は以下の通り:

55歳となったバッシャール・アサド、そしてシリア南部の住民たちの願いとは、すべてのイランの拠点、そしてヒズブッラーに代表されるイランの民兵からシリアの国土が解放されることで、より美しく、より良い未来となり、破壊され、血塗られたこの国が続くというものだ。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1304758730634993666

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領のおじでラーミー・マフルーフ氏の父のムハンマド・マフルーフ氏が新型コロナウイルスに感染して死亡(2020年9月12日)

シリアの有力ビジネスマンで最近になって失脚していたラーミー・マフルーフ氏の息子のアリー・マフルーフ氏がインスタグラムのアカウント(https://www.instagram.com/p/CFCMtc6lVkl/)を通じて、自身の祖父でラーミー氏の父親であるビジネスマンのムハンマド・マフルーフ氏(88歳)が死亡したことを認めた。

アリー氏は祖父の写真を掲載し、以下のようなお悔やみのコメントを書き込んでいる。

我々はアッラーに属し、アッラーのもとに戻る。アッラーがあなたを憐れんでくださいますように。

https://www.instagram.com/p/CFCMtc6lVkl/?utm_source=ig_web_copy_link

シリアでは12日、ムハンマド氏が新型コロナウイルスに感染したとする情報がSNSなどで流れていたが、アリー氏の書き込みは、身内としてこれを初めて認めたもの。

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政府寄りのテレビ局ハバル・テレビ(9月12日付)によると、ムハンマド氏は、新型コロナウイルスに感染、8月23日に健康状態が悪化し、ダマスカス県のアサド大学病院に入院し、そこで息を引き取ったという。

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反体制系のイナブ・バラディー(9月12日付)が転載した訃報によると、葬儀は9月18日に生地のブスターン・バーシャー村で執り行われる。

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ムハンマド・マフルーフ氏は1932年、ラタキア県ジャブラ市近郊のブスターン・バーシャー村生まれ。

姉のアニーサ・マフルーフ氏(1930~2016年)はハーフィズ・アサド前大統領の妻。

ラーミー氏、イーハーブ氏、ハーフィズ氏、イヤード氏、イブティサーマ氏の四男一女の父親。

シリア・テルの代表取締役社長を務めていたラーミー氏は最近になって失脚、家族と訣別している。

ハーフィズ・アサド前政権下でタバコ公社の代表などを務め、ビジネスマンとして台頭した。

欧州連合(EU)は2011年8月1日に制裁対象に加えている。

一方、米国は、2008年2月13日の大統領令第13460号に基づいて、2月21日に制裁対象としている。

2012年半ば頃からロシアの首都モスクワで、三男で総合情報部ダマスカス課長を務めるハーフィズ氏とともに暮らしていたと伝えられていた。

だが、今年に入り、ラーミー氏への粛清が強まるなか、シリアに帰国したとされている。

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、al-Khabar TV, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣の教育局職員が給与引き下げに抗議してスト(2020年9月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣の教育局職員が、給与引き下げに抗議して、補講試験の採点の職務を放棄し、ストライキを撃った。

シリア救国内閣は、トルコ・リラの下落を受けて、職員への日当を10米ドルから12トルコ・リラ(1米ドル)に引き下げていた。

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ハサカ県マーリキーヤ市一帯でロシア軍と米軍がそれぞれシリア民主軍を伴いパトロールを実施(2020年9月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・バイダル村に違法に設置されている基地に駐留する米軍装甲車3輌からなる部隊が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌1輌を伴い、マーリキーヤ(ダイリーク)市一帯で通常パトロールを実施した。

これに対して、ロシア軍装甲車6輌からなる部隊もシリア民主軍の車輌1輌を伴い、米軍の影響下にあるマーリキーヤ市南のルーバール(ルーバールヤー)村、ハヤーカー村から下サルマサーフ村を経由し、マアバダ(カルキールキー)町近郊のアールヤーン村にいたる地域でパトロールを実施した。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍は、新型コロナウイルス感染症対策として7月に閉鎖していたM4構想道路のハサカ県タッル・タムル町とラッカ県アイン・イーサー市を結ぶ区間を再開した。

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ダーイシュがラッカ県ラサーファ砂漠でシリア軍を襲撃、兵士6人を殺傷(2020年9月12日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラサーファ砂漠でシリア軍のパトロール部隊を要撃し、兵士2人を殺害、4人を負傷させた。

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シャーム解放機構の宗教警察が結成したファラーフ・センターがイドリブ市の水タバコ・カフェを破壊(2020年9月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団が、複数の消息筋から得た情報として、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に所属する宗教警察の「サワーイド・ハイル」(善なる腕)のメンバーが5月に結成したファラーフ・センター(勧善懲悪委員会)が再び活動を活発化させていると発表した。

同消息筋によると、ファラーフ・センターは、若者たちのたまり場となっているイドリブ市近郊のコルニーシュ街道沿いの水タバコ・カフェを破壊したという。

また、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がイドリブ市内の検問所で、ジハード主義戦闘員12人を逮捕した。

12人が、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構が主導していた「堅固に持せよ」作戦司令室の元メンバーかどうかは不明。

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アルヌース首相を団長とする政府使節団がハマー県の森林火災現場を視察(2020年9月12日)

フサイン・アルヌース首相を団長とする政府使節団がハマー県スカイラビーヤ郡(ガーブ地方)とミスヤーフ郡の森林火災発生現場一帯を視察した。

使節団には、フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣、ムハンマド・ハーリド・ラフムーン内務大臣、ムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣が参加、SANA(9月12日付)によると、アルヌース首相は、被害を受けた地域で植林計画を重点的に実施し、農業部門を復興するための取り組みを続けると強調した。

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アレッポ県北部を砲撃するトルコ軍が反撃を受け兵士複数人が負傷(2020年9月12日)

アレッポ県では、SANA(9月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のウカイバ村、サワーギヤ村を砲撃した。

ANHA(9月12日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍はまた、ブルジュ・カース村を砲撃し、住民複数人が負傷した。

シリア人権監視団によると、これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はガザーウィーヤ村に設置されているトルコ軍の拠点を砲撃し、トルコ軍兵士複数人が負傷した。

なお、シリア民主軍の砲撃と戦後して、所属不明の無人偵察機(ドローン)が同地上空に飛来、旋回していたという。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月12日付)は複数の地元筋の話として、砲撃がシリア民主軍ではなく、ヌッブル市、ザフラー町に展開する「イランの民兵」によるものだと伝えた。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市での連続爆発で住民多数が死傷(2020年9月12日)

ハサカ県では、ANHA(9月12日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で3度にわたって爆発が続けて発生し、多数の住民が死傷した。

これに関して、SANAは(9月12日付)は、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民4人が死亡、5人が負傷したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市郊外で、国民軍に所属する東部自由人連合と第20師団が交戦した。

交戦は、密輸をめぐる対立がきっかけだったという。

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県とダイル・ザウル県でシリア民主軍が襲撃を受け、3人死亡(2020年9月12日)

ハサカ県では、SANA(9月12日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある県南部の街道で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が正体不明の武装集団の襲撃を受け、2人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(9月12日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるキバル村でシリア民主軍の拠点が襲撃を受け、1人が死亡した。

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で30人、北・東シリア自治局支配地域で36人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で23人(2020年9月12日)

保健省は政府支配地域で新たに30人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者15人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、9月12日現在の同地での感染者数は計3,506人、うち死亡したのは152人、回復したのは827人となった。

SANA(9月12日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに36人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者33人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、9月12日現在の同地での感染者数は計819人、うち死亡したのは43人、回復したのは271人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市7人、カーミシュリー市8人、マーリキーヤ(ダイリーク)市12人、マアバダ(カルキールキー)町1人、アームーダー市1人、ラッカ県のラッカ市1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市1人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)2人、ダイル・ザウル県1人。

ANHA(9月12日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月12日に新たに23人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計213人、うち回復したのは87人、死亡したのは3人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1383924738479080/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者23人が確認されたと発表した。

新規感染者の内訳は、アレッポ県バーブ市14人、アアザーズ市1人、アフリーン市2人、イドリブ県6人(アリーハー市1人を含む)。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計213人(うち73人は「解放区」、140人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、完治したのは87人となった。

AFP, September 12, 2020、ACU, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県で交戦(2020年9月12日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから190日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯、バーラ村、フライフィル村、スフーフン村、カンスフラ村、バイニーン村を砲撃、ファッティーラ村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のフールー村、バフサ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナーズ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市でシリア軍第61師団の兵士2人が正体不明の武装集団に撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 12, 2020、ANHA, September 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 12, 2020、Reuters, September 12, 2020、SANA, September 12, 2020、SOHR, September 12, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民417人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は599,074人に(2020年9月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月12日付)を公開し、9月11日に難民417人(うち女性125人、子供213人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民417人(うち女性125人、子供213人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は599,074人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者203,826人(うち女性61,289人、子ども103,679人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は828,354人(うち女性248,565人、子供422,170人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 12, 2020をもとに作成。

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