アアマーク通信はヒムス県スフナ市に近い砂漠地帯でダーイシュがロシア軍の兵士2人を殺害したと伝える(2021年4月17日)

ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(4月17日付)は、シリアのヒムス県スフナ市に近い砂漠地帯(スフナ砂漠)で、ダーイシュがロシア軍の兵士2人を殺害したと伝えた。

アアマーク通信が軍事筋の話として伝えたところによると、ロシア軍ヘリコプター1機がスフナ砂漠内のダーイシュの戦闘員が活動地域に対して空挺作戦を試みたが、ダーイシュ戦闘員がヘリコプターに向けて機関銃を発砲、また降下したロシア軍部隊と交戦し、兵士2人を殺害、複数を負傷させたという。

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ダイル・ザウル24(4月19日付)によると、この攻撃で、ダイル・ザウル県カバージブ村に設置されている検問所に駐留するシリア軍が、ダマスカス県とダイル・ザウル県を結ぶ幹線道路を封鎖した。

AFP, April 18, 2021、ANHA, April 18, 2021、Dayr al-Zawr 24, April 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2021、Reuters, April 18, 2021、SANA, April 18, 2021、SOHR, April 18, 2021などをもとに作成。

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ヨルダンのハサーウナ首相はジャービル国境通行所(ナスィーブ国境通行所)を再開したと発表(2021年4月17日)

ヨルダンのビシャル・ハサーウナ首相は報道声明を出し、ジャービル国境通行所(シリア側はダルアー県のナスィーブ国境通行所)を4月15日に再開したと発表した。

ヨルダン政府は2020年8月に新型コロナウイルス感染症対策としてすべての国境通行所を閉鎖した。

AFP, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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ラッカ市で西欧諸国の支援を受け住宅の修繕にあたっている組織職員への不満が広まる(2021年4月17日)

シリア人権監視団は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県ラッカ市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と米主導の有志連合の攻撃で被害を受けた住宅の修繕にあたっている組織の職員の振る舞いや行動に対して、住民の間で不満が広まっていると発表した。

この組織は、西欧のある国の支援を受けており、とりわけブスターン広場地区の住宅を住民自身が修繕することを禁止し、反発に遭っているという。








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なお、反体制派系サイトの一つイクティサード(2020年2月5日付)は、複数の西欧諸国から支援を受ける「People in Need Raqqa」を名乗る組織が、ラッカ市での住宅修繕プロジェクトを立ち上げたと伝えていた。

それによると、ラッカ市内(タムウィーン交差点、ダッラ交差点、西はナイーム交差点、東は水道通り、ナイーム通り、マラーヒー公園通り、鉄道通りに囲まれた街区)で半壊、一部破損した住宅を対象とした修繕プロジェクトを行う旨、北・東シリア自治局が告知を出し、希望者に対して2020年2月4日から13日までの間に申請を行うよう呼びかけていた。

プロジェクトでは、柱、基礎、梁などが破損している住居の修繕は対象外としていた。

地元の活動家の1人フラース・ファフド氏によると、同様のプロジェクトはノルウェーの組織によってタブカ市で既に実施されていたという。

AFP, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Iqtisad, February 5, 2020、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、アレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュを狙って爆撃を実施(2021年4月17日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、アレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って爆撃を実施した。

AFP, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県のフール・キャンプでイラク人難民が何者かによってサイレンサー付小銃で撃たれて死亡(2021年4月17日)

ハサカ県では、ANHA(4月17日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、イラク人難民が、何者かによってサイレンサー付小銃で撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、事件が起きたのは第1区。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカラーマ村近郊のジュダイダト・クハイト村で、4月16日に内務治安部隊(アサーイシュ)が住民の若者を銃殺したことを受けてデモが発生、住民が街道を封鎖するなどして、抗議の意思を示した。

アサーイシュは、新型コロナウイルス感染拡大を抑止するための全面的な外出・移動規制措置に違反し、外出していた若者と口論の末に射殺したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村でオートバイに乗った2人組が車を襲撃し、乗っていた男女2人が死亡した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、シリア政府支配地域との密輸の経路になっていたとされるユーフラテス川東岸のヒサーン村にある通行所を急襲し、これを閉鎖した。

AFP, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県、アレッポ県でトルコの支援を受けるシリア国民軍の戦闘員どうしが交戦(2021年4月17日)

ハサカ県では、SANA(4月17日付)によると、トルコ軍の支援を受けるシリア国民軍に所属する北の鷹旅団とスルターン・ムラード師団の戦闘員どうしが、トルコ占領下のラアス・アイン市で密輸監視用の検問所の管理をめぐって交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊でシリア国民軍に所属するシャーム軍団の戦闘員どうしが交戦し、ガザーウィーヤ村に至る街道が通行できなくなった。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、4月8日から14日までの1週間で、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン郡各所で、トルコとの戦闘で戦闘員1人が死亡する一方、シリア国民軍の戦闘員8人を殺害、19人を負傷させたと発表した。

ANHA(4月17日付)が伝えた。

AFP, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、April 18, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領はアルヌース首相、マフルーフ地方行政環境大臣、ラフムーン内務大臣らと新消費者保護法の実施にかかる行政上の仕組みについて協議、ロシア、PAなどから独立75周年の祝電を受け取る(2021年4月17日)

アサド大統領は、フサイン・アルヌース首相、フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣、マフムード・ハーリド・ラフムーン内務大臣、タラール・バラーズィー国内通商消費者保護大臣、アフマド・アワド・サイイド法務大臣と会合を開き、4月12日に施行された2021年政令第8号(新消費者保護法)の実施にかかる行政上の仕組みについて協議した。

SANA(4月17日付)によると、アサド大統領は閣僚らに対して、市場の監督、価格統制、違反摘発にあたる各委員会の権限と責任を明確化し、政府当局と地元社会がそれぞれの役割を保管し合い、法律を有効に適切且つ過不足なく適用するよう指示した。

また、地元評議会、自治体の役割と行政上の責任を明確化するための事細かな仕組みを確立し、国内通商消費者保護省と内務省による価格管理・統制の役割を保管するよう合わせて指示した。

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一方、アサド大統領は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領、UAEのハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領、イランのハサン・ロウハーニー大統領、アブハジアのアスラン・ブジャニヤ大統領、マレーシアのアブドゥラ・スルターン・アフマド・シャー国王から、独立(1946年4月17日)75周年を祝う祝電を受け取った。

SANA(4月17日付)が伝えた。

AFP, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で148人、北・東シリア自治局支配地域で156人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で7人(2021年4月17日)

保健省は政府支配地域で新たに148人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者127人が完治し、14人が死亡したと発表した。

これにより、4月17日現在の同地での感染者数は計21,004人、うち死亡したのは1,437人、回復したのは14,721人となった。

SANA(4月17日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに156人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、4月17日現在の同地での感染者数は計13,579人、うち死亡したのは448人、回復したのは1,430人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性78人、女性78人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市49人、カーミシュリー市35人、マーリキーヤ(ダイリーク)市29人、ダルバースィーヤ市9人、フール・キャンプ2人、ダイル・ザウル県32人。

ANHA(4月17日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月17日に新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、10人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,630人、うち回復したのは19,670人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1558861300985422/

AFP, April 17, 2021、ACU, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がハマー県ガーブ平原で砲撃戦(2021年4月17日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍も同地の「決戦」司令室支配地を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山地方各所を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村、バーラ村一帯を砲撃した。

AFP, April 17, 2021、ANHA, April 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 17, 2021、Reuters, April 17, 2021、SANA, April 17, 2021、SOHR, April 17, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山一帯でダーイシュを狙って35回以上の爆撃を実施(2021年4月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がビシュリー山一帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って35回以上の爆撃を実施した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県とダイル・ザウル県を結ぶハラーフィー街道でダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の幹部が乗った車が何者かの発砲を受け、幹部1人が死亡した。

これに関して、SANA(4月17日付)はスワル町近郊のハラーフィー街道で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令官1人が何者かの発砲を受けて死亡したと伝えた。

AFP, April 16, 2021、ANHA, April 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 16, 2021、Reuters, April 16, 2021、SANA, April 16, 2021、April 17, 2021、SOHR, April 16, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがオジャランPKK指導者がかつて利用していたアレッポ県アイン・アラブ市近郊の民家を爆撃(2021年4月16日)

アレッポ県では、ANHA(4月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、ユーフラテス川西岸からシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のブーラーズ村に向けて砲撃、砲弾4発が村に着弾した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)は、アイン・アラブ市の西に位置するアルブルール村にある民家を爆撃した。

トルコ軍が狙ったのは、クルディスタン労働者党(PKK)の指導者であるアブドゥッラ・オジャラン氏が40年以上前にトルコからシリアに逃れてきた時に隠れ家として使っていた民家。

爆撃時に民家には人はいなかった。

このほか、トルコの占領下にあるバーブ市のアキール山地区では、住民数十人が市内のトルコ軍基地前で抗議デモを行い、基地建設を目的に破壊された住居の補償を求めた。

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ラッカ県では、ANHA(4月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、フーシャーン村を砲撃した。

AFP, April 16, 2021、ANHA, April 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 16, 2021、Reuters, April 16, 2021、SANA, April 16, 2021、SOHR, April 16, 2021などをもとに作成。

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シリア駐留ロシア軍司令部のあるフマイミーム航空基地でシリア独立周年の記念祝典が催される(2021年4月16日)

ラタキア県では、SANA(4月16日付)によると、シリア駐留ロシア軍司令部のあるフマイミーム航空基地で、シリア独立(1946年4月17日)75週年に合わせて記念祝典が催され、ロシア軍関係者、アリー・アブドゥッラー・アイユーブ国防大臣兼軍武装部隊副司令官、マンスール・アッザーム大統領府担当国務大臣、ラタキア県知事、タルトゥース県知事、バアス党ラタキア、タルトゥース両支部幹部、シリア軍高官らが参列した。

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アサド大統領は、オマーンのハイサム・ビン・ターリク国王、モーリタニアのムハンマド・ワルド・シャイフ・ガズワーニー大統領から独立75周年を祝う祝電を受け取った。

SANA(4月15日付)が伝えた。

AFP, April 16, 2021、ANHA, April 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 16, 2021、Reuters, April 16, 2021、SANA, April 16, 2021、SOHR, April 16, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で143人、北・東シリア自治局支配地域で220人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で10人(2021年4月16日)

保健省は政府支配地域で新たに143人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者125人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、4月16日現在の同地での感染者数は計20,856人、うち死亡したのは1,423人、回復したのは14,594人となった。

SANA(4月16日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに220人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、14人が死亡したと発表した。

これにより、4月16日現在の同地での感染者数は計13,423人、うち死亡したのは447人、回復したのは1,421人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性117人、女性103人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市47人、カーミシュリー市71人、マーリキーヤ(ダイリーク)市50人、ダルバースィーヤ市7人、アームーダー市1人、フール・キャンプ3人、ラッカ県のラッカ市26人、ダイル・ザウル県17人。

ANHA(4月16日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月16日に新たに10人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、17人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡0人、アフリーン郡7人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計21,623人、うち回復したのは19,661人、死亡したのは638人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1557456907792528/

AFP, April 16, 2021、ACU, April 16, 2021、ANHA, April 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 16, 2021、Reuters, April 16, 2021、SANA, April 16, 2021、SOHR, April 16, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のラタキア県、イドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2021年4月16日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村近郊の丘陵地帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯、バーラ村、バイニーン村、スフーフン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサイダー町でシリア政府との和解に応じたムハンマド旅団の元司令官が、武装集団によって撃たれて死亡した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマムティナ村とナブア・サフル村を結ぶ街道で、軍事治安局に協力する男性2人が乗った車の通過に合わせて仕掛けられていた爆弾が爆発し、この2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県5件、ラタキア県9件、アレッポ県2件、ハマー県11件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は25件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 16, 2021、ANHA, April 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 16, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 16, 2021、Reuters, April 16, 2021、SANA, April 16, 2021、SOHR, April 16, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民286人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は657,292人に(2021年4月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月16日付)を公開し、4月15日に難民286人(うち女性86人、子供146人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民286人(うち女性86人、子供146人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は657,292人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者262,044人(うち女性78,771人、子ども133,367人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,753,010人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は886,572人(うち女性266,047人、子供451,858人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,189人(うち女性31,536人、子供31,308人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,785人(うち女性414,095人、子供675,074人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 16, 2021をもとに作成。

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レバノンの首都ベイルートにある国連事務所前で欧米諸国によるシリア国民への一方的な制裁措置に反対し、シリアとの連帯を訴える座り込みデモ(2021年4月15日)

レバノンの首都ベイルートにある国連事務所前で、欧米諸国によるシリア国民への一方的な制裁措置に反対し、シリアとの連帯を訴える座り込みデモが行われ、レバノンの宗教関係者、政治家、芸術家、教育研究関係者、学生、メディア関係者が集った。

デモでは、シリア正教会のベイルート大主教区のダーニヤール・クーリーヤ・アリーダ大主教が、数千人によって署名されたシリアへの包囲解除を求める文書を読み上げ、ローマ教皇フランシスコ、アントニオ・グテーレス国連事務総長、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長に、直ちに行動するよう呼びかけた。

デモには、シリア民族社会党幹部のリーシャール・リヤーシー上級弁護士、レバノン合意党のアフマド・アルワーン書記長らが参加し、演説を行った。

SANA(4月15日付)が伝えた。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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シリア・ポンドの公定為替レートの売り相場、前日の1ドル=1,256ポンドから2,512ポンドに引き下げ(2021年4月15日)

シリア中央銀行は、シリア・ポンドの公定為替レートの売り相場を前日の1米ドル=1,256ポンドから1ドル=2,512ポンドに引き下げた。

買い相場も2,500ポンドに引き下げられた。

なお、闇レートは、売り相場が1ドル=3,210ポンド、売い相場が1ドル=3,300ポンド程度。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月15日付)が伝えた。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県マヤーディーン市近郊の砂漠地帯でダーイシュが国防隊を襲撃、1人殺害(2021年4月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯(ファイダト・ブン・ムワイニア地区)で、ダーイシュ(イスラーム国)が国防隊を襲撃、1人を殺害した。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県バーブ市で警官2人が相次いで殺害される(2021年4月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、「警察総合治安部隊」の隊員1人が何者かの発砲を受けて死亡した。

また同市では、その後、アフリーン警察(自由警察)の警察官が何者かによって殺害された。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は今年のシリア独立記念日を官庁休日に指定(2021年4月15日)

北・東シリア自治局執行評議会共同議長府(ビーリーファーン・ハーリド、アブドゥルマフバーシュ合同議長)は布告第18号を発出し、シリアの独立記念日にあたる4月17日の医療関連機関を除く官庁を休日とすることを決定した。

ANHA(4月15日付)が伝えた。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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外務在外居住者省はシリア軍による化学兵器使用をボレルEU外務・安全保障対策上級代表の非難声明を「間違いと論理とはほど遠い姿勢に満ちている」と反論(2021年4月15日)

外務在外居住者省は、化学兵器禁止機関(OPCW)が4月12日に発表したシリアでの化学兵器使用疑惑事件にかかる調査識別チーム(IIT)の第2回報告書(技術事務局覚書S/1943/2021)に関して出したジョセップ・ボレルEU外務・安全保障対策上級代表の非難声明(12日)に反論する声明を出し、「間違いと論理とはほど遠い姿勢に満ちている」と批判、全面的に拒否、EUに他国の内政への干渉を止め、シリアの主権と独立を尊重すべき時が来たと主張した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/2972221389731635

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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ロシアのザハロワ報道官はOPCWのIIT第2報告書発表を「偏向し、政治化した偽りの結論が導き出された」と非難(2021年4月15日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は記者会見を行い、化学兵器禁止機関(OPCW)が4月12日に発表したシリアでの化学兵器使用疑惑事件にかかる調査識別チーム(IIT)の第2回報告書(技術事務局覚書S/1943/2021)に関して、「偏向し、政治化した偽りの結論を得るため、気象観測、毒性学、兵器、地理的ポイントの特定、デジタル技術の分野など、想定されていた調査プロセスに対応できない多くの人々が参加していた」、「幸いなことに、OPCWの信頼でき、偏りのないスタッフのおかげで、こうした疑惑の報告書作成に際して行われる捏造プロセスのものを皆が承知している」と非難した。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・ハミース市でシリア民主軍の住民に対する抑圧行為に抗議するデモ(2021年4月15日)

ハサカ県では、SANA(4月15日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・ハミース市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の住民に対する抑圧行為に抗議するデモが発生した。

デモは、シリア民主軍がパン販売所前の広場に集まっていた住民がパンを入手するのを阻止したことを受けて発生した。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で158人、北・東シリア自治局支配地域で199人(2021年4月15日)

保健省は政府支配地域で新たに158人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者134人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、4月15日現在の同地での感染者数は計20,713人、うち死亡したのは1,414人、回復したのは14,469人となった。

SANA(4月15日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに199人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、8人が死亡したと発表した。

これにより、4月15日現在の同地での感染者数は計13,203人、うち死亡したのは442人、回復したのは1,407人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性123人、女性76人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市39人、カーミシュリー市57人、マーリキーヤ(ダイリーク)市35人、ダルバースィーヤ市4人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市16人、マンビジュ市8人、ラッカ県のラッカ市23人、タブカ市17人。

ANHA(4月15日付)が伝えた。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と思われるドローンがシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市西を爆撃(2021年4月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市西を、米主導の有志連合所属と思われる無人航空機(ドローン)が爆撃した。

爆撃は、同地で活動する武装集団の車輌を狙ったもので、物的被害をもたらしたが、死傷者の有無は不明だという。

また、イドリブ市のコルニーシュ街道では、車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

このほか、バーラ村近郊で「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)の戦闘員2人が地雷に触れ、爆死した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるナワー市で、軍事治安局の兵士2人が、車に乗った正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

また、ウンム・マヤーズィン町とヌアイマ村を結ぶ街道で、シリア政府との和解に応じ、第4師団の主力部隊である「ガイス部隊」に従軍する元反体制武装集団戦闘員が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

死亡したのは、反体制武装集団司令官の1人だったヤースィル・アッブード中佐の弟。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタドムル市に近いワーディー・アブヤド・ダム一帯でカムア(トリュフの一種)を採取していた住民が地雷に触れて負傷、女性複数人を含む12人が病院に搬送された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県12件、ラタキア県4件、アレッポ県1件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は19件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021、April 16, 2021などをもとに作成。

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プライス米国務省報道官はOPCWのIIT第2報告書発表を受け「アサド体制が新たな化学兵器を開発するのに十分な化学物質を保有していると見ている」と断じる(2021年4月14日)

米国務省のネッド・プライス報道官は、化学兵器禁止機関(OPCW)が4月12日に発表したシリアでの化学兵器使用疑惑事件にかかる調査識別チーム(IIT)の第2回報告書(技術事務局覚書S/1943/2021)に関して、その内容に同意し、「誰にとっても驚くべき結果ではない」「アサド体制には無数の残虐行為の責任があり、その一部は戦争犯罪、人道に対する罪のレベルに達している」と非難する一方、「アサド体制がサリンを使用し、塩素系兵器を製造・配備し、新たな化学兵器を開発するのに十分な化学物質を保有していると見ている」と断じた。

AFP, April 15, 2021、ANHA, April 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 15, 2021、Reuters, April 15, 2021、SANA, April 15, 2021、SOHR, April 15, 2021などをもとに作成。

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トルコ外務省はOPCWのIIT第2報告書発表を受け、アサド政権の処罰に向けた取り組みへの支援を継続すると表明(2021年4月14日)

トルコ外務省は声明を出し、化学兵器禁止機関(OPCW)が4月12日に発表したシリアでの化学兵器使用疑惑事件にかかる調査識別チーム(IIT)の第2回報告書(技術事務局覚書S/1943/2021)に関して、アサド政権の関与が改めて示されたとしたうえで、攻撃を人道に対する罪、戦争犯罪、化学兵器禁止条約(CWC)へのあからさまな違反と非難、責任者処罰に向けた取り組みをトルコ政府として支援し続けると強調した。

AFP, April 14, 2021、ANHA, April 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 14, 2021、Reuters, April 14, 2021、SANA, April 14, 2021、SOHR, April 14, 2021などをもとに作成。

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ドゥルーズ派の有力指導者がアサド大統領の再選に反対の意思を表明(2021年4月14日)

サウジアラビアのアラビーヤ系の衛星テレビ局ハドス(4月14日付)は、複数の消息筋の話として、ドゥルーズ派の有力指導者の1人ヒクマト・ヒジュリー氏が、ロシアによって呼びかけられた極秘の会合に出席し、アサド大統領の留任がシリアの安定化につながらず、分断を助長すると主張し、大統領選挙での再選に反対の意思を示したと伝えた。

AFP, April 14, 2021、ANHA, April 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 14, 2021、al-Hadath, April 14, 2021、Reuters, April 14, 2021、SANA, April 14, 2021、SOHR, April 14, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍はラッカ県マアダーン・アティーク村にヘリポート基地、拠点を新たに設置(2021年4月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマアダーン・アティーク村とその一帯に新たな基地や拠点の設置を開始した。

基地や拠点が設置されているのは、シリア政府の影響力が強い地域で、マアダーン・アティーク村にはヘリポートも建設されたという。

AFP, April 14, 2021、ANHA, April 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 14, 2021、Reuters, April 14, 2021、SANA, April 14, 2021、SOHR, April 14, 2021などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市に「イランの民兵」とロシア軍が展開、トルコはビラを散布し住民を威嚇(2021年4月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市とカシュタアール村にロシア軍部隊が再展開した。

ロシア軍は前日に、同地の拠点複数カ所から撤退し、これに合わせて「イランの民兵」の車列が14日早朝に展開していた。

「イランの民兵」の展開とロシア軍の再展開は、シーア派(12イマーム派)住民が暮らすヌッブル市、ザフラー町の防衛を強化するのが目的。

こうした動きを受けて、これに対してトルコ軍は、偵察機からタッル・リフアト市一帯にビラを散布し、同地で避難生活を送っているアフリーン市一帯地域からの国内避難民(IDPs)や住民に対して、シリア民主軍を排斥するよう呼びかけ、威嚇した。

一方、SANA(4月14日付)、ANHA(4月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、シャワーリガ砦、アイン・ダクナ村を砲撃した。


ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンナグ村を砲撃した。

また、バイナ村には、前日に続いて、トルコ軍の無人航空機(ドローン)が墜落した。

このほか、トルコの占領下にあるブルブル町では、シリア国民軍に所属するムハンマド・ファーティフ旅団の本部に何者かが手榴弾を投げ込み、戦闘員2人が死亡、2人が負傷した。

また、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のマイダーニカ村でシリア国民軍に所属するシャーム軍団のメンバーどうしが交戦し、戦闘員1人が死亡した。

AFP, April 14, 2021、ANHA, April 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 14, 2021、Reuters, April 14, 2021、SANA, April 14, 2021、SOHR, April 14, 2021、April 15, 2021などをもとに作成。

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