UAE連邦裁判所国家治安局はシリアの人権活動家のアブドゥッラフマーン・ナッハース氏に対し、テロ組織に参加し、国家を侮辱した罪で禁固10年の有罪判決(2021年9月13日)

UAE連邦裁判所国家治安局は、同国内で反体制活動を行っているシリアの人権活動家のアブドゥッラフマーン・ナッハース氏に対し、テロ組織に参加し、UAEを侮辱した罪で禁固10年の有罪判決を下した。

UAEの複数のメディアによると、ナッハース氏は2019年に在UAEフランス大使館にEメールを送り、UAE国内で自身の身の安全が脅かされているとして、政治亡命を求めたことを受けて拘束されていた。

UAE当局はこの亡命要請が、UAEに対する国家侮辱罪にあたるとして追及していた。

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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レバノン軍がイスラエル領内に潜入しようとしたシリア人1人を拘束(2021年9月13日)

NNA(9月13日付)は、レバノン軍のパトロール部隊がナバティーヤ県マルジャアユーン郡の平原地帯からイスラエル領内に潜入しようとしたシリア人1人を拘束したと伝えた。

イスラエル軍がこのシリア人に向けて発砲したのを受け、レバノン軍が拘束したという。

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、NNA, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーのナスルッラー書記長「イラン産の原油を積んだタンカー1隻がシリアのバーニヤース港に到着」(2021年9月13日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長がマナール・チャンネル(9月13日付)を通じて演説を行い、イラン産の原油を積んだタンカー1隻が9月12日にシリアのタルトゥース県バーニヤース港に到着したと発表した。

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Qanat al-Manar, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県、ダイル・ザウル県、ヒムス県でダーイシュに対して70回以上の爆撃を実施(2021年9月13日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠、ダイル・ザウル県ビシュリー山、ヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して、70回以上の爆撃を実施した。

爆撃は、9月9日にヒムス県でロシア軍兵士1人が殺害されたことを受けたもの。

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局がカーミシュリー市に設置したロジャヴァ大学の入学試験の結果を不服とする若者たちが抗議デモ(2021年9月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市に北・東シリア自治局が設置している高等教育機関のロジャヴァ大学前で、入学試験の結果を不服とする若者たちが集まり抗議デモを行った。

デモに参加した若者らは、入学試験で出題された問題の数が解答時間に対して多過ぎたとして、見直しを求めた。

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプでダーイシュ・メンバーに殺害されたと見られるイラク難民女性1人の遺体が発見される(2021年9月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第6区で、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーに殺害されたと見られるイラク難民女性1人の遺体が発見された。

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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トルコのガジアンテップ大学がトルコ占領下のシリア北部に工学部を新設することを決定する一方、トルコ軍とシリア国民軍はハサカ県、アレッポ県への砲撃を続ける(2021年9月13日)

アナトリア通信(9月13日付)は、トルコのガジアンテップ大学がトルコ占領下のシリア北部に工学部を新設することを決定したと伝えた。

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ハサカ県では、ANHA(9月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルダーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(9月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市で、地元のバックール家の子息とシリア国民軍の戦闘員が交戦し、バックール家側の男性1人が死亡した。

またアフリーン市近郊のラージュー町でシリア国民軍所属のハムザ師団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、同師団の司令官1人と戦闘員2人が死亡した。

AFP, September 13, 2021、Anadolu Ajansı, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県ヤードゥーダ村で元反体制武装集団メンバーや兵役忌避者数十人が投降し、武器をシリア軍に引き渡し、社会復帰にかかる手続きを行う(2021年9月13日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、前日にヤードゥーダ村で交わされた和解合意を受けて、シリア軍が早朝に同村を包囲し、ロシア軍憲兵隊とシリア政府の治安委員会が現地入りした。

SANA(9月13日付)によると、ヤードゥーダ村に設置された和解センターに、元反体制武装集団メンバーや兵役忌避者数十人が投降し、個人で所有していた武器をシリア軍に引き渡し、社会復帰にかかる手続きを行った。

シリア人権監視団によると、投降したの元反体制武装集団メンバー、兵役記者らは約150人にのぼった。

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県とアレッポ県を15回にわたり爆撃(2021年9月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダイル・サンバル村に対して7回、ザーウィヤ山地方のバーラ村に対して4回の爆撃を実施した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍もザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バーラ村、カンスフラ村、バイニーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市に対して4回の爆撃を実施した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県18件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3041084819467587

AFP, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で150人、北・東シリア自治局支配地域で146人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1,368人(2021年9月13日)

保健省は政府支配地域で新たに150人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者40人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、9月13日現在の支配地内での感染者数は計29,648人、うち死亡したのは2,083人、回復したのは22,792人となった。

SANA(9月13日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに146人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、9月13日現在の支配地内での感染者数は計23,104人、うち死亡したのは809人、回復したのは2,019人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性92人、女性54人。

また地域の内訳は、ハサカ県のカーミシュリー市89人、マーリキーヤ(ダイリーク)市35人、アームーダー市8人、マアバダ(カルキールキー)町5人、ルマイラーン町2人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、ユーフラテス地域0人、ラッカ県のラッカ市0人、タブカ市0人、アレッポ県マンビジュ市6人、シャフバー地区0人、ダイル・ザウル県0人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1683902545133009

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月13日に新たに1,368人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、292人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡59人、イドリブ郡285人、ハーリム郡483人、アリーハー郡65人、アレッポ県スィムアーン山郡54人、ジャラーブルス郡6人、バーブ郡78人、アフリーン郡279人、アアザーズ郡59人。

これにより、同地での感染者数は計54,993人、うち死亡したのは878人、回復したのは28,903人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1664955613709323

AFP, September 13, 2021、ACU, September 13, 2021、ANHA, September 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2021、Reuters, September 13, 2021、SANA, September 13, 2021、SOHR, September 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民267人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は702,468人に(2021年9月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報)を公開し、9月12日に難民267人(うち女性80人、子供137人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民267人(うち女性80人、子供137人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は702,468人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者307,220人(うち女性92,331人、子ども156,402人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,795,085人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は931,748人(うち女性279,607人、子供474,893人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は99,794人(うち女性38,306人、子供33,338人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,368,390人(うち女性420,865人、子供677,104人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3041086092800793

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 13, 2021をもとに作成。

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