UAEがシリア人への観光ビザ発給を解禁(2021年9月20日)

UAEのカーイド旅行観光代理店はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/alqaedtourism)などを通じて、シリア人への観光ビザ発給が解禁されたと発表した。

発表の内容は以下の通り:

シリアの同胞に特報
シリア国籍
UAE入国ビサ
すべての年齢を対象に
最安値で
48時間以内に
カーイド代理店
最善の選択を
我々との連絡は以下の番号に
00971582275000
0097167473555

https://www.facebook.com/alqaedtourism/posts/979416999287029

 

イクティサーディー(9月20日付)が伝えたところによると、1カ月の滞在ビサは男性が1,800ディルハム、女性が550ディルハム、3カ月の滞在ビザは男性が2,200ディルハム、女性が1,100ディルハム。

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、al-Iqtisadi, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン国民議会がミーカーティー内閣を承認(2021年9月20日)

レバノンの国民議会(定数128人)は9月20日、首都ベイルートのUNESCOパレスで臨時会が招集され、議員120人が出席した。

臨時会では、ナジーブ・ミーカーティー内閣の所信表明を審議し、賛成85、反対15で同内閣を承認した。

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021などをもとに作成。

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外務在外居住者省は声明でハサカ県やアレッポ県に対するトルコ軍による連日の砲撃を非難、報復権を留保すると発表(2021年9月20日)

外務在外居住者省の公式筋は声明を出し、ハサカ県ダルダーラ村やアレッポ県マンビジュ市一帯、タッル・リフアト市一帯へのトルコ軍による連日の砲撃に関して、公正発展党(AKP)政権が国際テロ組織への支援、主権侵害を続け、国連憲章や安保理諸決議に違反していると非難し、こうした敵対行為に対してシリアが報復権を留保しているとしたうえで、国連事務総長と安保理に厳正に対応するよう求めた。

SANA(9月20日付)が伝えた。
https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3088509171436189

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アレッポ県では、ANHA(9月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北西のアラブ・ハサン村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のタッル・マディーク村、ズワイヤーン村、シャフバー・ダムを砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(9月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村を砲撃した。

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県タファス市で元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが完了(2021年9月20日)

ダルアー県では、SANA(9月20日付)によると、タファス市で、元反体制武装集団メンバー、指名手配者、兵役忌避者らが所持していた武器のシリア軍への引き渡しと社会復帰にかかる手続きが完了し、市内の警察署にシリア国旗が掲揚され、警察活動が再開されるとともに、シリア軍部隊も各所に展開し、検問所を設置した。

シリア人権監視団によると、700人以上が手続きを済ませた。

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合のドローンがイドリブ県でアル=カーイダ組織フッラース・ディーン機構の司令官2人を攻撃し殺害(2021年9月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)が、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市とビンニシュ市を結ぶ街道を移動中の乗用車(KIA Rio)を攻撃し、「アル=カーイダに近い組織」の司令官ら2人を殺害した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月20日付)、トルコのイスタンブールを拠点とする反体制系サイトのシリア・テレビ(9月20日付)によると、ドローンの攻撃を受けたのは、フッラース・ディーン機構の車で、ビンニシュ市の入口で狙われた。

アブー・バラー・トゥーニスィーを名乗るチュニジア人司令官とイエメン人と思われるアブー・ハムザ・ヤマニーの2人。

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アブー・バラー・トゥーニスィーは、チュニジアのアンサール・シャリーアの元メンバーで、トルコを経由してシリアに不法入国、当初はシャームの民のヌスラ戦線(現在のシャーム解放機構)に加入した。

だが、シャーム解放機構への改称時に離反し、フッラース・ディーン機構に合流していた。

当初は一般のメンバーだったが、3年間の活動を経て昇進して司令官になるとともに、組織内きってのイスラーム法学者・イデオローグとなったという。



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米中央軍は声明を出し、シリアのイドリブ県で機動的な対テロ攻撃を実施したと発表した。

声明の内容は以下の通り。

米空軍は今日、シリアのイドリブ市近くで、アル=カーイダの幹部リーダーに対する機動的な対テロ攻撃を実施した。初期情報は、標的としていた個人を攻撃したことを示している。また、攻撃の結果市民に犠牲者が出たとの兆候はない。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県13件、ラタキア県11件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3046818498894219

AFP, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021、Syria TV, September 20, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で204人、北・東シリア自治局支配地域で262人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1,418人(2021年9月20日)

保健省は政府支配地域で新たに204人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者45人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、9月20日現在の支配地内での感染者数は計30,913人、うち死亡したのは2,136人、回復したのは23,093人となった。

SANA(9月20日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに262人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、9月20日現在の支配地内での感染者数は計25,018人、うち死亡したのは842人、回復したのは2,066人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性164人、女性98人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市23人、カーミシュリー市72人、マーリキーヤ(ダイリーク)市23人、マアバダ(カルキールキー)町8人、ダルバースィーヤ市2人、アームーダー市7人、ルマイラーン町4人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村2人、ラッカ県のラッカ市57人、タブカ市21人、アレッポ県マンビジュ市6人、シャフバー地区3人、ダイル・ザウル県0人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1688564958000101

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月20日に新たに1,418人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、443人が完治し、7人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡54人、イドリブ郡343人、ハーリム郡349人、アリーハー郡88人、アレッポ県スィムアーン山郡34人、ジャラーブルス郡8人、バーブ郡3人、アフリーン郡386人、アアザーズ郡153人。

これにより、同地での感染者数は計63,004人、うち死亡したのは1,010人、回復したのは32,509人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1670355406502677

AFP, September 20, 2021、ACU, September 20, 2021、ANHA, September 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 20, 2021、Reuters, September 20, 2021、SANA, September 20, 2021、SOHR, September 20, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民264人と国内避難民(IDPs)2人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は704,537人、2019年以降帰還したIDPsは100,560人に(2021年9月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月19日に難民264人(うち女性79人、子供135人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民264人(うち女性79人、子供135人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は704,537人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者309,289人(うち女性92,953人、子ども157,456人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,798,053人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は933,817人(うち女性280,229人、子供475,947人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は2人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は100,560人(うち女性38,710人、子供33,400人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,369,156人(うち女性421,269人、子供677,166人)となった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3046816728894396

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 20, 2021をもとに作成。

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