ロシア難民受入移送居住センター:難民255人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は726,705人に(2021年11月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月27日に難民255人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民249人(うち女性75人、子供127人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は726,705人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者330,019人(うち女性99,179人、子ども168,024人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,686人(うち女性119,053人、子ども202,309人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,820,422人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は955,985人(うち女性286,890人、子供487,255人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,528人(うち女性41,353人、子供34,008人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,125人(うち女性423,912人、子供677,774人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3102067193369349

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 28, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモが続けられているキャンプでPKK結成54周年の祝賀が行われる(2021年11月27日)

ハサカ県では、ANHA(11月24日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場に設置されている北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモのキャンプで、PKK結成43周年の祝賀が行われ、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しが改めて求められた。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

英空軍は声明を出し10月25日にトルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊でダーイシュ司令官を狙って攻撃を実施し、これを殺害したと発表(2021年11月27日)

英空軍は声明を出し、MQ-9Aリーパー無人航空機(ドローン)1機がで10月25日にトルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊でダーイシュ(イスラーム国)の司令官を狙って攻撃を実施し、これを殺害したと発表した。

複数のサイトは10月25日、サバーヒー・イブラーヒーム・ムスリフ氏(アブー・ハムザ・シュハイル)が死亡、同行していた複数人が負傷したと伝えていた。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県マンビジュ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、女性2人と子供2人が死亡、アサーイシュ隊員3人を含む5人が死亡(2021年11月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、女性2人と子供2人が死亡、内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員3人を含む5人が死亡した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フール・キャンプの第1ブロックでイラク人難民1人が頭を銃で撃たれて死亡(2021年11月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1ブロックでイラク人難民1人が頭を銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機3機がヒムス県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2021年11月27日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機3機がヒムス県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ブーカマール市上空に所属不明のドローン1機が飛来、その直後同市各所で激しい爆発が発生(2021年11月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、反体制系サイトのシリア・テレビ(11月28日付)によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市上空に26日深夜から27日未明、所属不明の航空機(ドローン)1機が飛来、その直後同市各所で激しい爆発が発生した。

爆撃は、ブーカマール市内のサルビー地区にあるイラク人民動員隊の拠点複数カ所に対して行われ、ヒズブッラー大隊、サイイド・シュハダー大隊の戦闘員多数が死傷した。

また、別の所属不明のドローン1機がブーカマール市近郊のスワイイーヤ村、スッカリーヤ村を5回にわたって爆撃し、パキスタン人1人とイラク人1人を含む4人が死亡した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021、Syria TV, November 28, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民議会ヒムス県選挙区A部門補欠選挙が実施される(2021年11月27日)

ヒムス県では、SANA(11月27日付)によると、高等教育科学研究省次官に就任したファーディヤー・ディーブ人民議会議員の辞職に伴うヒムス県選挙区A部門補欠選挙が実施された。

最高選挙司法委員会(選挙管理委員会)の支部にあたるヒムス県の司法委員会のアリー・スライマーン委員長によると、補欠選挙には18人が立候補し、139カ所に設置された投票所で投票が行われた。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍がハサカ県アルーク村揚水所に電力を供給する送電線を攻撃、ハサカ市への水道水の供給に遅れが生じる(2021年11月27日)

ハサカ県では、SANA(11月27日付)がハサカ県水道公社の話として伝えたところによると、シリア国民軍がアルーク村揚水所に電力を供給する送電線に対する度重なる攻撃により停電が発生し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市への水道水の供給に遅れが生じた。

**

ラッカ県では、SANA(11月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、サイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マヤーディーン市の和解センターでの指名手配者、脱走兵、兵役忌避者に対する大規模社会復帰手続きで数百人が手続きを済ませる(2021年11月27日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月27日付)によると、マヤーディーン市の和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数百人が手続きを済ませた。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県ザーウィヤ山地方、サラーキブ市一帯ででシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍兵士1人死亡(2021年11月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

これに対し、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯を砲撃し、兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県6件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3100454776863924

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で99人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で30人(2021年11月27日)

保健省は政府支配地域で新たに99人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者92人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月27日現在の支配地内での感染者数は計47,863人、うち死亡したのは2,733人、回復したのは28,886人となった。

SANA(11月27日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/651611722888575

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月27日に新たに30人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、605人が完治し、9人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡7人、ハーリム郡10人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡5人、バーブ郡0人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計91,991人、うち死亡したのは2,204人、回復したのは61,554人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1719637338241150

AFP, November 27, 2021、ACU, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受ける勢力の支配下にある地域でシリア・ポンドによる取引が再開(2021年11月27日)

昨今のトルコ・リラの(対米ドル)暴落を受け、トルコの支援を受ける諸派閥の支配下にあるシリア北部・東部の複数地域において、シリア・ポンドによる市場取引が再開した。

該当するのはイドリブ県、アレッポ県郊外、ラッカ県、ハサカ県など。

親シリア政権派ウェブサイト「スナック・シリアン」やDPA通信などが報じた。

DPA通信によると、「トルコ・リラが暴落し、ここ数日の間にさらに下落する恐れが生じたため」アレッポ県とイドリブ県で数十店舗が閉鎖されたという。

また同通信社によると、シリア北部で活動するシャーム解放機構傘下の「救国内閣」の情報筋は、自勢力の危機管理体制を以下のようにを強調した。

「我々は市場を流れるままに放置することはない。我々は厳重な市場監視体制を有しており、いかなる販売者にも自分に都合が良い価格を自由に設定することは許可されていない。北部地域に入ってくる全ての商品はリスト化されており、それぞれに規定の価格が設定されている。我々は商品のコストがいくらであるか、また販売者の利益がいくらであるかを承知している」。

Snack Syrian.com, November 27, 2021、DPA International, November 27, 2021などをもとに作成。

(C)木戸皓平 All rights reserved.

アルジェリアのタブーン大統領は来年3月に同国で開催予定のアラブ連盟首脳会議にアサド大統領を出席させたい意向を表明(2021年11月26日)

アルジェリアのアブドゥルマジード・タブーン大統領は来年3月に同国で開催が予定されているアラブ連盟首脳会議にシリアのアサド大統領を出席させたい意向を表明した。

タブーン大統領は同国のメディア関係者らに対して「シリアはアルジェリアで開催されるアラブ・サミットへの参加が想定されており、アルジェリアはサミットがアラブ諸国が一帯となるための場となることをめざしている」と述べた。
RT(11月26日付)が伝えた。

AFP, November 26, 2021、ANHA, November 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2021、Reuters, November 26, 2021、RT, November 26, 2021、SANA, November 26, 2021、SOHR, November 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュを爆撃、メンバー8人殺害(2021年11月26日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施し、メンバー8人を殺害、15人を負傷させた。

AFP, November 26, 2021、ANHA, November 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2021、Reuters, November 26, 2021、SANA, November 26, 2021、SOHR, November 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マヤーディーン市の和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2021年11月26日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月26日付)によると、マヤーディーン市の和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, November 26, 2021、ANHA, November 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2021、Reuters, November 26, 2021、SANA, November 26, 2021、SOHR, November 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍兵士1人がシリア北部で死亡、ラッカ県ではシリア民主軍がシリア国民軍を迎撃し、戦闘員8人殺害(2021年11月26日)

トルコ国防省はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)を通じて、ラッカ県タッル・アブヤド市に設置されているトルコ軍の教練キャンプで、トルコ軍兵士1人が銃の捜査に誤って死亡したと発表した。

これに関して、シリア人権監視団は、アレッポ県北部の国境地帯で発砲を受けて死亡したとし、トルコ国防省の発表を否定した。

**

ラッカ県では、ANHA(11月26日付)、SANA(11月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、フーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。
https://hawarnews.com/ar/uploads//2021/11/26/185235_altqat.png

この攻撃に対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が反撃し、ANHA(11月27日付)によると、シリア国民軍の戦闘員8人を殺害、9人を負傷させた。

AFP, November 26, 2021、ANHA, November 26, 2021、November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2021、Reuters, November 26, 2021、SANA, November 26, 2021、SOHR, November 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県ザーウィヤ山地方で砲撃戦(2021年11月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のバーラ村、スフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県8件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3099710826938319

AFP, November 26, 2021、ANHA, November 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 26, 2021、Reuters, November 26, 2021、SANA, November 26, 2021、SOHR, November 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で100人(2021年11月26日)

保健省は政府支配地域で新たに100人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者95人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月26日現在の支配地内での感染者数は計47,764人、うち死亡したのは2,729人、回復したのは28,794人となった。

SANA(11月26日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/651004189615995

AFP, November 26, 2021、ACU, November 26, 2021、ANHA, November 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2021、Reuters, November 26, 2021、SANA, November 26, 2021、SOHR, November 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民347人と国内避難民(IDPs)2人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は726,138人、2019年以降帰還したIDPsは105,528人に(2021年11月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月25日に難民347人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民326人(うち女性98人、子供166人)、ヨルダンから帰国したのは21人(うち女性6人、子供11人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は726,138人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者329,469人(うち女性99,014人、子ども167,744人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,669人(うち女性119,048人、子ども202,300人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,815,643人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は955,418人(うち女性286,720人、子供486,966人)となった。

**

一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は2人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,528人(うち女性41,353人、子供34,008人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,125人(うち女性423,912人、子供677,774人)となった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3099707176938684

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 26, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2021年11月25日)

ラッカ県では、ANHA(11月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、フーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受ける教育機関がシリア北部で配布した教本の挿絵が、イスラーム教や預言者ムハンマドを侮辱しているとして住民の怒りを買う(2021年11月25日)

シリア人権監視団、シリア北部違反センターなどは、トルコの支援を受ける教育関係機関が、トルコの占領地にある「ユーフラテスの盾」地域(アレッポ県バーブ市、カッバースィーン村、ラーイー村など)と「オリーブの枝」地域(アフリーン市など)で小学校1年生用の教材として配布された教本『預言者伝』の挿絵が、イスラーム教や預言者ムハンマドを侮辱しているとして住民らの怒りを買っていると発表した。

教本はシリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣教育省が指定したもの。

「預言者は娘のファーティマを出迎える」と題された章にあるヒジャーブをつけずスカートをはいた女の子を男性が出迎えている様子を描いた挿絵、「預言者の母」の章にある預言者の幼少時代を思わせる挿絵、「預言者とハデージャの結婚」の章にある洋服姿の新郎新婦の挿絵が怒りを買っているという。



教本が配布された地域では、住民がデモを行い、教本を焼くなどして抗議の意思を表した。

https://youtu.be/7Rr_dliXugI

**

これに関して、ガジアンテップ県は声明を出し、「受け入れられない」と非難、印刷にかかわった関係者に対する取り調べを行っていると発表した。

AFP, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、November 26, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米財務省OFACはシリア制裁規則を修正し、一部NGOの活動を認可(2021年11月25日)

米財務省の外国資産管理室(OFAC)は、シーザー・シリア市民保護法を含む一連の法律(大統領令)によってシリアに対して課している制裁に関して、11月22日に一部NGOの活動を認めることを決定し、2021年11月26日付の『連邦官報』第86巻第225号での発表をもって、これを発効した。

NGOの活動に対する規制緩和はシリア制裁規則(31 CRF part 452)の修正をもって行われている。

AFP, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機5機がダイル・ザウル県砂漠地帯でダーイシュに対して20回あまりの爆撃を実施(2021年11月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機5機がティブニー町とブカマール市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回あまりの爆撃を実施した。

AFP, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構の総合治安機関はイドリブ県での爆破事件に関与したとされる「犯罪者体制」のセルを摘発(2021年11月25日)

シャーム解放機構の総合治安機関はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/)を通じて声明を出し、10月24日にイドリブ県ダイル・ハッサーン村で発生したシャーム発電所での爆発に関与したとされる「犯罪者体制」のセルのメンバー2人(N.S.、L.S.)を逮捕したと発表した。

2人はシャーム発電所爆破以外にも多くの破壊行為に及んでいたという。

https://www.facebook.com/photo/?fbid=223727389873602&set=a.210378107875197

AFP, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マヤーディーン市に移転した和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが開始される(2021年11月25日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月25日付)によると、ダイル・ザウル市から11月24日にマヤーディーン市に移転した和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが開始され、数百人が手続きを済ませた。

AFP, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはシャーム解放機構がイドリブ県でシリア軍による民間人への化学兵器攻撃を偽装しているとの情報を得たと発表(2021年11月25日)

ロシア当事者和解調整センターは、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)がイドリブ県サルマダー市の地下シェルターに保管している有毒物質を使用し、シリア軍による民間人への化学兵器攻撃を偽装しているとの情報を得たと発表した。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3099278333648235

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍はイドリブ県各所を爆撃し住民1人を殺害、これを受けトルコ軍部隊が武器・装備を補給(2021年11月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市近郊のクマイナース村、サルミーン市を3回、アリーハー市近郊のマジュダリヤー村、マアッルマアッルバリート村を2回にわたって爆撃した。

ロシア軍戦闘機はまた、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のシャンナーン村一帯のオリーブ畑を爆撃し、住民らが収穫作業中だった女性1人が死亡、3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

爆撃が行われた地域にはいずれもトルコ軍が拠点を設置している。

ロシア軍の爆撃を受けて、トルコ軍の車輌10輌からなる車列がトルコ領内からシリア領内に新たに進入し、タフタナーズ市、マストゥーマ村の基地に武器・装備を補給した。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

これに対し、「決戦」作戦司令室もシリア政府支配下のミラージャ村、ハザーリーン村を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある県西部各所を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で治安機関に協力する住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(イドリブ県2件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3098780190364716

AFP, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で106人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で65人(2021年11月25日)

保健省は政府支配地域で新たに106人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者92人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月25日現在の支配地内での感染者数は計47,699人、うち死亡したのは2,724人、回復したのは28,699人となった。

SANA(11月25日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/650280033021744

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月25日に新たに65人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、295人が完治し、7人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡27人、ハーリム郡14人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡0人、アフリーン郡13人、アアザーズ郡6人。

これにより、同地での感染者数は計91,909人、うち死亡したのは2,191人、回復したのは60,756人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1717904481747769

AFP, November 25, 2021、ACU, November 25, 2021、ANHA, November 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2021、Reuters, November 25, 2021、SANA, November 25, 2021、SOHR, November 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民322人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は725,791人に(2021年11月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月24日に難民322人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民304人(うち女性92人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは18人(うち女性5人、子供9人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は725,791人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者329,143人(うち女性98,916人、子ども167,578人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,648人(うち女性119,042人、子ども202,289人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,815,643人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は955,071人(うち女性286,616人、子供486,789人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,527人(うち女性41,352人、子供34,007人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,123人(うち女性423,911人、子供677,773人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3098779307031471

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.