ロイター通信:米匿名高官の話として、ロシア製のT90戦車7輌がラタキア市近郊の空港で目撃されたと伝える(2015年9月14日)

ロイター通信(9月14日付)は、2人の米匿名高官の話として、ロシア製のT90戦車7輌がラタキア市近郊の空港で目撃されたと伝えた。

同高官らによると、空港では、駐留されると見られるロシア人を守るためと思われるミサイル発射台なども配備されているという。

AFP, September 14, 2015、AP, September 14, 2015、ARA News, September 14, 2015、Champress, September 14, 2015、al-Hayat, September 15, 2015、Iraqi News, September 14, 2015、Kull-na Shuraka’, September 14, 2015、al-Mada Press, September 14, 2015、Naharnet, September 14, 2015、NNA, September 14, 2015、Reuters, September 14, 2015、SANA, September 14, 2015、UPI, September 14, 2015などをもとに作成。

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兵役法第74条第2、3項改正、2011年以降予備役となった全公務員の給与等を保障(2015年9月13日)

アサド大統領は、2015年立法例第38号を施行、兵役法第74条第2、3項を修正し、2011年3月11日以降予備役となり、2014年8月3日以降に従軍したすべての国家公務員の給与等を保障することを決定した。

SANA(9月13日付)などが伝えた。

AFP, September 13, 2015、AP, September 13, 2015、ARA News, September 13, 2015、Champress, September 13, 2015、al-Hayat, September 14, 2015、Iraqi News, September 13, 2015、Kull-na Shuraka’, September 13, 2015、al-Mada Press, September 13, 2015、Naharnet, September 13, 2015、NNA, September 13, 2015、Reuters, September 13, 2015、SANA, September 13, 2015、UPI, September 13, 2015などをもとに作成。

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イスラーム軍は、ダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)やタッル・クルディー町農場地帯に続いて東グータ地方山岳部のシリア軍拠点など20カ所を制圧したと主張(2015年9月13日)

ダマスカス郊外県では、イスラーム軍のイスラーム・アッルーシュ報道官が声明を出し、東グータ地方のシリア軍拠点20カ所を制圧したと主張した。

アッルーシュ報道官によると、ダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)やタッル・クルディー町農場地帯への侵攻・制圧後、イスラーム軍戦闘員数千人が「アッラーは勝つ」と銘打った作戦を開始し、東グータ地方の山岳地帯を西カラムーン地方に向かって進軍、シリア軍との戦闘の末、同山岳地帯の設営されていた参謀本部壕、砲兵大隊基地、ガソリン・スタンド2カ所、軍セメント貯蔵施設、水道施設、電力会社施設、ロシア人専門家集合住宅、軍事情報局施設、検問所複数カ所など20カ所を制圧したという。

アッルーシュ報道官はまた、ザバダーニー市を包囲しているシリア軍が「度重なる敗北」により撤退したと主張した。

しかし、SANA(9月13日付)はこの発表に関して、「事実無根」と否定した。

また、シリア人権監視団によると、ダーヒヤト・アサド町に反体制武装集団が撃ったと思われる迫撃砲弾複数発が着弾、ダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)東部一帯の軍事情報局地区、国際幹線道路一帯で、シリア軍と、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

さらに、ハラスター市一帯でも戦闘が発生し、ジハード主義武装集団戦闘員10人が死亡、またシリア軍側も軍医が死亡した。

シリア軍はこうしたなか、ドゥーマー市各所、ダーライヤー市を複数回にわたり空爆・砲撃し、ジハード主義武装集団と交戦、戦闘員1人が死亡した。

一方、ザバダーニー市一帯では、シリア軍が「樽爆弾」、地対地ミサイルと思われる兵器で市内各所を攻撃、第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が、ジハード主義武装集団と交戦した。

戦闘は隣接するマダーヤー町でも行われ、またこのほかにも、シリア軍はキスワ市の農場地帯、ムカイラビーヤ市に対しても砲撃を加え、西グータ地方の第137連隊基地一帯、サラーム高速道路一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

このほか、SANA(9月13日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンスとともに、ザバダーニー市内での掃討作戦を継続し、ジスル・モスク一帯の複数の建物群を制圧した。

シリア軍はまた、ドゥーマー市西部農場地帯でイスラーム軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バーブ・トゥーマ区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、住民10人が死傷した。

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アレッポ県では、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団によって包囲されているヌッブル市、ザフラー町に対して、シリア軍が支援物資を投下した。

一方、SANA(9月13日付)によると、ズィルバ村、ワディーヒー村、スバイヒーヤ村、ハーン・アサル村、アナダーン市、アレッポ市カルム・マイサル地区、シャイフ・ルトフィー地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、ザフラー協会地区、ブスターン・カスル地区、ブスターン・バーシャー地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアブー・ズフール航空基地を空爆した。

一方、SANA(9月13日付)によると、アルナバ村、ムハムバル村、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、アブー・ズフール航空基地をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジュッブ・アフマル村一帯、ジュッブ・ガール村一致で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

シリア人権監視団はまた、ラタキア県ジャブラ市郊外のフマイミーム航空基地(バースィル・アサド国際空港内)一帯に、ロシア軍が大型航空機の離着陸可能な滑走路を新設していると発表した。

同監視団によると、ロシア側は同地区へのシリアの民間人、軍人の進入を禁止しているという。

一方、SANA(9月13日付)によると、ズワイク村、シャムスィーヤ村、カトフ・ルンマーン村、マールーニーヤート村、キンサッバー町、カヤーリー村、ザルズール村、サルマー町、アイン・フール村、カトフ・サフフ村、ジュッブ・アフマル村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月13日付)によると、ダルアー市旧税関地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(9月13日付)によると、マンスーラ村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 13, 2015、AP, September 13, 2015、ARA News, September 13, 2015、Champress, September 13, 2015、al-Hayat, September 14, 2015、Iraqi News, September 13, 2015、Kull-na Shuraka’, September 13, 2015、al-Mada Press, September 13, 2015、Naharnet, September 13, 2015、NNA, September 13, 2015、Reuters, September 13, 2015、SANA, September 13, 2015、UPI, September 13, 2015などをもとに作成。

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有志連合がアレッポ県の「安全保障地帯」でダーイシュ(イスラーム国)の兵站路に対して集中的に爆撃(2015年9月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯内」のマーリア市周辺、ハルジャラ村周辺、ダルハ村周辺、ハルバル村周辺で、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム戦線などの武装集団が交戦し、後者の戦闘員4人が死亡した。

また、アイン・アラブ市南部のスィッリーン町郊外で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(9月13日付)によると、サフィーラ市一帯、フワイジーナ村、ジャッブール村、アーミリーヤ村、航空士官学校一帯、ジュッブ・サファー村に対してシリア軍が攻撃を加え、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、マンビジュ市内のシャイフ・ガソリン・スタンド前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、ダーイシュ・メンバー数十人が死傷したという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(9月13日付)によると、ワーディー・ザカーリー入り口一帯、ワーディー・マースィク、タドムル市東部三角地帯をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するダイル・ザウル市内ハウィーカ地区各所、フサイニーヤ町をシリア軍が地対地ミサイルなどで攻撃した。

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スワイダー県では、SANA(9月13日付)によると、サアド村、ワーディー・ガリーブで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(9月13日付)によると、ムジャイビラ村で、人民防衛諸集団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、9月13日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回におよび、ダイル・ザウル市近郊(2回)、アイン・アラブ市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, September 13, 2015、AP, September 13, 2015、ARA News, September 13, 2015、Champress, September 13, 2015、al-Hayat, September 14, 2015、Iraqi News, September 13, 2015、Kull-na Shuraka’, September 13, 2015、al-Mada Press, September 13, 2015、Naharnet, September 13, 2015、NNA, September 13, 2015、Reuters, September 13, 2015、SANA, September 13, 2015、UPI, September 13, 2015などをもとに作成。

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シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)は西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の自治体選挙ボイコットを発表(2015年9月13日)

シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区で実施された自治体選挙に関して、選挙管理委員会の活動が中立的ではなく、多くの選挙違反をもたらしたと批判した。

AFP, September 13, 2015、AP, September 13, 2015、ARA News, September 13, 2015、Champress, September 13, 2015、al-Hayat, September 14, 2015、Iraqi News, September 13, 2015、Kull-na Shuraka’, September 13, 2015、al-Mada Press, September 13, 2015、Naharnet, September 13, 2015、NNA, September 13, 2015、Reuters, September 13, 2015、SANA, September 13, 2015、UPI, September 13, 2015などをもとに作成。

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YPGがタッル・アブヤド市への避難民の帰宅を阻止(2015年9月12日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(9月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配や戦闘を逃れてスルーク町に避難していたタッル・アブヤド市住民が帰宅を求めて、スルーク町住民とともにデモを行い、タッル・アブヤド市に向かって行進した。

これに対して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、タッル・アブヤド市入り口で実弾などを使用して行進を阻止した。

AFP, September 14, 2015、AP, September 14, 2015、ARA News, September 14, 2015、Champress, September 14, 2015、al-Hayat, September 15, 2015、Iraqi News, September 14, 2015、Kull-na Shuraka’, September 14, 2015、al-Mada Press, September 14, 2015、Naharnet, September 14, 2015、NNA, September 14, 2015、Reuters, September 14, 2015、SANA, September 14, 2015、UPI, September 14, 2015などをもとに作成。

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ドイツのメルケル首相「イスラーム過激派を根絶するには、米国、ロシアと協力する必要があり、そうしなければシリアの紛争は解決できない」(2015年9月12日)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は国会で、「シリア危機におけるロシアの役割を無視することはできない」としたうえで、シリアの紛争を終息させ、イスラーム過激派を根絶するには、「米国、ロシアと協力する必要があり、そうしなければ解決は達成できない」と述べた。

ドイツ政府は、シリア紛争に関して、アサド政権に混乱の原因はあると批判しつつも、その退陣については明確には要求していない。

これに関して、『ハヤート』(9月14日付)は、ドイツが、米国によって主導される対ロシア包囲網から事実上脱退したと伝えた。

AFP, September 13, 2015、AP, September 13, 2015、ARA News, September 13, 2015、Champress, September 13, 2015、al-Hayat, September 14, 2015、Iraqi News, September 13, 2015、Kull-na Shuraka’, September 13, 2015、al-Mada Press, September 13, 2015、Naharnet, September 13, 2015、NNA, September 13, 2015、Reuters, September 13, 2015、SANA, September 13, 2015、UPI, September 13, 2015などをもとに作成。

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民主統一党の支持母体TEV-DEMは西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の自治体首長選挙で勝利(2015年9月12日)

9月10日に西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区内で実施された自治体首長選挙に関して、民主統一党の支持団体である民主連合運動(TEV-DEM)の選挙管理委員会はアレッポ県アフリーン市で記者会見を開き、31自治体の首長職すべてを獲得したと発表した。

発表によると、有権者数12万6,000人の約65%に相当する8万2,075人が投票に参加し、アフリーン地区の31自治体の首長を選出したという。

当選者は以下の通り:

アフリーン市:ヌーリー・シャイフー
アシュラフィーヤ町(アレッポ市アシュラフィーヤ地区と思われる):ビーリーカーン・ザカリヤー
マフムーディーヤ村:ナーイラ・マフムード
マアッラータ村:アンワル・ムスタファー
ジンディールス町:アフマド:アフマド
クーリカー村:ムハンマド・サイドゥー
マサッカ村:ニスリーン・ラッシュー
ジャムラ村:ザルーフ・マストゥー
ムーバーター村:ルーヒーン・カルナンド
バアディーヤー村:サイドゥー・イービシュ
ミールカー村:カーズクリー・ムハンマド・ウスマーン
シャイフートカー村:アフマド・ウマル
バルバラ村:ムハンマド・ラシード・アッジュー
クーターナー村:ムハンマド・シャイフー
カスタル・ミクダード村:ライラー・イブラーヒーム・マフムード
シーフ村:ナイーマ・アッルーシュ
サンナーラ村:ザイナブ・アブドゥッラフマーン・スライマーン
バースータ村:シャーディー・バッタール
カビーシーナ村:フィクラト・アブダールー
アキーバ村:ヒーフィーン・アッルーシュ
ビーナ村:シーリーン・カドルー
シャッラー村:アブドゥッラフマーン・カッラマーン
ダイル・サウワーン村:ナビー・アーリフ
カトマ村:ルールハート・アミーン
マイダーニカ村:ムスタファー・ラシード
ラージュー村:ハニーフ・ジャミール・ムハンマド
カースィム村:ファールーク・ハナーン
マイダーナー村:ハディージャ・アルスラーン
ジャクマーカー村:アブドゥルファッターフ・ラシード
マイダーン・アクバス村:ルーカーン・アフマド

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、September 13, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)タッル・アブヤド地区元司令官がアル=カーイダ系のヌスラ戦線に復帰(2015年9月12日)

クッルナー・シュラカー(9月12日付)が、複数の消息筋から得た情報によると、ラッカ県のトルコ国境に位置するタッル・アブヤド市一帯地域で活動を続けるダーイシュ(イスラーム国)の元司令官(アミール)が最近になって離反し、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線に「復帰」したと伝えた。

ヌスラ戦線に復帰したのは、ハラフ・ズィヤーブ・ハッルース氏(アブー・ムスアブ)。

ハッルース氏はタッル・アブヤド市近郊のクナイトラ村出身で、1969年生まれ。小学校も卒業していないという。

同氏は、ダーイシュとヌスラ戦線が分裂した直後に、ヌスラ戦線を離れ、ダーイシュに忠誠を誓い、2013年5月から2014年5月までタッル・アブヤド地区のアミールを務めていた。

また一時、「自由シリア軍」戦闘員らの拉致で知られる「タマースィーフ大隊」の司令官を一時務めていたが、2014年5月に逮捕され、3ヶ月間、イラク領内で拘置(理由は不明)されたという。

釈放後はダーイシュ戦闘員に復帰していたという。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動が総司令官を交代(2015年9月12日)

アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動の諮問評議会は、ハーシム・シャイフ総司令官(アブー・ジャービル)の任期終了を受け、ムハンナド・ミスリー氏(アブー・ヤフヤー・ハマウィー、アブー・ヤフヤー・ガーブ)を新総司令官に任命した。

シャイフ氏は2014年9月9日にイドリブ県でシャーム自由人イスラーム運動幹部多数が犠牲となった攻撃で死亡したハッサーン・アッブード氏の後任として、総司令官を務めてきた。

一方、ミスリー氏は、1981年、ハマー県カルアト・マディーク町生まれ。ティシュリーン大学で都市工学を学ぶ。

2007年にシャーム自由人イスラーム運動元総司令官のハッサーン・アッブード氏ら多くの活動家とともに捉えられ、2011年までダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)に収監。

シャーム自由人イスラーム運動はアル=カーイダのメンバーが結成した組織で、最近はアル=カーイダに属していないとの主張を繰り返している。

Kull-na Shuraka', September 12, 2015
Kull-na Shuraka’, September 12, 2015
Kull-na Shuraka', September 13, 2015
Kull-na Shuraka’, September 13, 2015

 

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、September 14, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、September 13, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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人道支援物資を積んだロシア貨物機2機がラタキア県のバースィル・アサド国際空港に着陸(2015年9月12日)

SANA(9月12日付)は、人道支援物資80トンを積んだロシアの貨物輸送機2機がラタキア県のバースィル・アサド国際空港に着陸した。

SANA, September 12, 2015
SANA, September 12, 2015

 

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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首都ダマスカスに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、住民多数が死傷(2015年9月12日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団やSANA(9月12日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がドゥワイラア地区に着弾し、人権監視団によると、11人が死亡、20人が負傷した(SANAによると住民4人が死亡、25人)が負傷した。

SANAによると、迫撃砲弾は、バーブ・トゥーマー区、カイマリーヤ地区、カッサーア地区、ハミーディーヤ地区にも着弾し、12人が負傷し、住居などが被害を受けた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市一帯で、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員が、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、地元武装集団と交戦、シリア軍兵士・国防隊隊員12人が死亡、またヌスラ戦線側も8人が死亡した。

またクッルナー・シュラカー(9月12日付)によると、イスラーム軍によるダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)、タッル・クルディー町農場地帯への進行を受け、多くの住民がダーヒヤト・アサド町方面に避難民として押し寄せた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アイン・ダナーニール村一帯で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

また、ラスタン市では、シリア軍検問所に向けた掘削した近トンネルにジハード主義武装集団が爆弾を仕掛けて爆破し、シリア軍兵士、国防隊隊員多数が死傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アイン・ズィクル村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団と、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーラト・イッザ市近郊のシャイフ・スライマーン村(第111連隊基地)にあるジハード主義武装集団本部で爆発が発生し、戦闘員2人を含む5人が死亡した。

これに関して、ARA News(9月12日付)は、シリア軍がダーラト・イッザ市のイスラーム・ムジャーヒディーン軍などジハード主義武装集団の拠点に対して空爆を行い、同組織の司令官3人を含む戦闘員10人あまりが死亡、数十人が負傷したと伝えた。

クッルナー・シュラカー(9月12日付)によると、シリア軍はまた、アレッポ市サイフ・ダウラ地区、サラーフッディーン地区に進攻し、同地の複数の建物群を制圧した。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ハサカ県、アレッポ県(安全保障地帯)で、有志連合、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)に攻勢(2015年9月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地近郊のジャヒーフ丘、アイヤーシュ村一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、ダーイシュやマヤーディーン市で拘束していたイスラーム教元ムフティーを釈放した。

この元ムフティーは、スーフィー教団指導者との疑いをかけられていた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がハサカ市南部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を行った。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合が、タブカ市郊外のカリーン村一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆、ダーイシュ戦闘員20人以上に加えて、住民12人が死亡した。

この住民は、ヒムス県のカルヤタイン市やタドムル市一帯から、地下トンネル建設のために連行された住民だという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内のハルバル村、ハワール・キリス村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団(シャーム戦線)が交戦した。

また、ARA News(9月12日付)によると、有志連合は、タラーリーン村、ハルバル村、ハルジャラ村、ダルハ村に通じるダーイシュの兵站路に対して集中的な空爆を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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オーストラリア空軍がシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する軍事作戦に初参加(2015年9月12日)

オーストラリア国防省は、12日(土曜日)夜から13日(日曜日)にかけて、同国空軍がシリア領空で最初となる任務を遂行し、中東地域内の基地に帰還した、と発表した。

この任務に使用されたのは、F-18Aホーネット戦闘機2機、KC30A1輸送機、A-7A哨戒機1機において、武器は使用しなかったという。

AFP(9月12日付)が伝えた。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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オバマ米大統領「ロシアにアサド政権支援は失敗すると伝え続ける」(2015年9月11日)

バラク・オバマ米大統領は、9・11事件の14周年に合わせて行われたメリーランド州のフォートミード陸軍基地での軍関係者との懇親会で、ロシア軍がシリア情勢への介入の動きを強めていることに関して、アサド大統領の現状に対する懸念を示すものであり、彼がロシア側に支援を要請したとの見方を示した。

オバマ大統領はまた「我々はロシアとともに、過激派との戦いと考えている…。ロシアが我々、そして60カ国からなる有志連合とともに行動する用意があるなら、シリアでの政治的移行に関する合意が成立する可能性も生じるだろう」と述べた。

そのうえで「ロシアはアサドが支援に値するとロシアは考え続けているが…、失敗が目に見える戦略を続けることはできない、とロシアに明確に伝えたい」と付言した。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市で交通警官(シリア政府)が西クルディスタン移行期民政局発効の運転免許証を没収・廃棄(2015年9月11日)

ハサカ県では、ハサカ市内の交通警察(シリア政府)が、西クルディスタン移行期民政局が発効した運転免許証を「非正規で認められない」として複数の運転手から没収、廃棄したと伝えた。

ARA News(9月12日付)によると、これに対して、近くに駐在していた西クルディスタン移行期民政局の交通警察は、免許証を没収された運転手の一人に、シリア政府支配地域には立ち入らないよう忠告したという。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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ロイター通信はロシア空軍がシリア沖で大規模訓練を行ったと報道(2015年9月11日)

ロイター通信(9月11日付)は、ロシア海軍がシリア沖で8月に大規模な実弾訓練を行い、また今後の引き続き同様の訓練の実施を準備している、と伝えた。

ロシア海軍に近い消息筋によると、訓練には、誘導ミサイルを装備した艦艇5隻が参加、短距離ミサイルを実際に発射するなどして、訓練を行ったという。

AFP, September 11, 2015、AP, September 11, 2015、ARA News, September 11, 2015、Champress, September 11, 2015、al-Hayat, September 12, 2015、Iraqi News, September 11, 2015、Kull-na Shuraka’, September 11, 2015、al-Mada Press, September 11, 2015、Naharnet, September 11, 2015、NNA, September 11, 2015、Reuters, September 11, 2015、SANA, September 11, 2015、UPI, September 11, 2015などをもとに作成。

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国連ESCWA(ベイルート)が「シリアの未来のための国民アジェンダ」計画検討大会を開催し、紛争下のシリアにおける平和構築、復興事業について議論(2015年9月11日)

『ハヤート』(9月12日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、レバノンの首都ベイルートに本部を置く国連ESCWA(西アジア経済社会委員会)で、「シリアの未来のための国民アジェンダ」計画検討大会が開かれ、紛争下のシリアにおける平和構築、復興事業について意見が交わされた。

「シリアの未来のための国民アジェンダ」(http://www.escwa.un.org/sites/ESAR/project.asp?ProjectTitle=The%20National%20Agenda%20for%20the%20Future%20of%20Syria)プログラムは、シリア人専門家ら約300人が参加して進められている紛争和解・復興に向けたプロジェクトで、2014年9月にも「The Conflict in the Syrian Arab Republic: The Impact at the Macroeconomic Level and the Obstacles on the Way to the Millennium Development Goals」と銘打たれた報告会が行われていた。

シリアの元副首相のアブドゥッラー・ダルダリー氏を事務次長とするESCWAが主催したこの大会では、以下のような議題をめぐってさまざまな議論が交わされたという。

政治的移行を確実なものとし、紛争後の移行プロセスを確固たるものとすること。
治安部門の改革についての関心を高め、政治的な党派主義を廃した共和制に基づく治安態勢の原則を構築すること。
紛争の平和的解決、司法の独立、司法における決定を尊重し、復讐を抑止すること。
3年後の「平和実現」(peacemaking)の達成と、その後7年での「平和構築」(peacebuilding)。

こうした議題が議論されるなかで、以下のような諸提案が参加者から行われたという。

ダマスカス郊外県グータ地方、とりわけイスラーム軍の拠点であるドゥーマー市一帯での政府によるアンズ生産農業再生計画の策定と実施。
製糸業育成プロジェクト
収監者の社会復帰と、生産プロジェクトへの参与を促す教練を施すことで「自分たちが人間だ」と感じ取れるような意識の醸成。
羊など家畜の保護
畜産業、農業の伝統の維持、農地改革の実行、砂漠化対策
女性が主体となる手工業、裁縫、編み物などの育成・支援

大会ではまた、治安と安全が保障されなければ、開発・復興事業は開始できないとの認識のもと、治安と安全を確保したうえで、平和構築を開始すべきだとの点が強調された。

また、避難民約500万人が、国外であれ、国外であれ、シリア政府の支配地域外にとどまり続けているという現実を踏まえ、シリア人の帰還権の保障する必要があるとしつつ、この権利を義務として科すことにも慎重であるべきとの提言もされた。

一方、治安機関の改革をめぐっては、法律違反者が処罰されない法・制度の廃止、法律のもとで治安機関を祖国防衛と国家の大改革に従事させるべきとの提案がなされた。

また、「移行期統治機関」や、憲政上の真空をもたらさないような政治的移行プロセスのシナリオについての意見が交わされるとともに、「移行期政府」と「移行期統治機関」の違いが、国内の法的仕組み、国際社会における義務などを踏まえて、議論された。

一方、紛争解決プロセスに中東地域を統合していくための方途や、国際関係についても意見が交わされ、そこでは、アラブ諸国だけでなく、シリアにより大きな影響力を行使し得るトルコやイランといった中東諸国との関係を考慮し、シリアの未来を構築することを考慮するべきだとの意見があった。

また、諸外国との関係を考慮する以前に、「シリア人の見解、国益がまず、シリアの未来のアジェンダには反映されるべき」との意見も聞かれた。

統治の正統性や諸外国との関係については、これまでシリア政府がイラン、ロシアとの間で締結した諸合意が、どの程度遵守されるべきかなどが議論された。

これに関して、出席者のなかからは、国家の正統性は、政府から政府に継承されるものではなく、シリア・アラブ共和国そのものが、国際社会において国家として承認された政体で、主権と統治が保障されているとの意見が示された。

また、シリア革命反体制勢力国民連立やその傘下の暫定内閣については、国際社会における承認を得ておらず、また領土を支配していないため、法的な承認を得ていないとの見解も示された。

AFP, September 12, 2015、AP, September 12, 2015、ARA News, September 12, 2015、Champress, September 12, 2015、al-Hayat, September 13, 2015、Iraqi News, September 12, 2015、Kull-na Shuraka’, September 12, 2015、al-Mada Press, September 12, 2015、Naharnet, September 12, 2015、NNA, September 12, 2015、Reuters, September 12, 2015、SANA, September 12, 2015、UPI, September 12, 2015などをもとに作成。

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米高官「ダーイシュ(イスラーム国)はシリアとイラクでマスタード・ガスを製造、使用している)(2015年9月11日)

BBC(9月11日付)は、米高官などの話として、ダーイシュ(イスラーム国)が化学兵器を製造し、シリアとイラクにおいて使用していると伝えた。

この高官によると、米国はダーイシュがシリア、イラク領内で少なくとも4回、マスタード・ガスを使用しており、また化学兵器製造を専門とするダーイシュの細胞が存在することを確認しているという。


BBC, September 11, 2015などをもとに作成。

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フランスのファビウス外相「紛争への介入を目的としたロシアの地上部隊派遣は受け入れられない」(2015年9月11日)

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、ロシア軍がシリア国内での戦闘に参加したとのロイター通信などの報道に関して、フランスのBFM TV(9月11日付)で、「この問題が武器供与について言っているのであれば、ロシアは従来からシリア軍に武器を供与してきた。だが、地上部隊について言っているのであれば、彼らが駐留している理由を知らしめるべきだ…。タルトゥース基地の防衛がその目的だというのであれば、それは違う。かといって、紛争への介入が目的だというのであれば、それこそ受け入れられない」と述べた。

また、「フランスは、正当な自衛権に基づき、シリア領内に部隊は派遣しない。シリア領空での偵察作戦を2度実施した。なぜなら、ダーイシュ(イスラーム国)はシリア領からフランスに脅威を与えているからだ…。フランスは偵察作戦の結果を踏まえた上で適切な措置を講じるだろう」と述べた。

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一方、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモンゴル外相と会談後の共同記者会見で、シリア情勢に触れ、そのなかで「我々は改めて有志連合に、シリア政府およびシリア軍と協力するよう呼びかける…。ダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおいてもっとも強力で効果的な戦闘を行っているのはシリア軍だ」と述べた。

ラブロフ外務大臣はしかし、過激派への対応が「国際法の基準に沿った集団的行為」であるべきだと述べ、米国とのチャンネルの再活性化が必要だとの見方を示し、「こうしたことは予期せぬ事態の発生を回避するために重要なことだ」と付言した。

そのうえで、「ロシアは引き続き、シリア政府に必要な設備を供与し、テロの脅威に対して自衛可能なようにする」と協調した。

 

AFP, September 11, 2015、AP, September 11, 2015、ARA News, September 11, 2015、Champress, September 11, 2015、al-Hayat, September 12, 2015、Iraqi News, September 11, 2015、Kull-na Shuraka’, September 11, 2015、al-Mada Press, September 11, 2015、Naharnet, September 11, 2015、NNA, September 11, 2015、Reuters, September 11, 2015、SANA, September 11, 2015、UPI, September 11, 2015などをもとに作成。

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自由シリア軍南部戦線やヌスラ戦線などからなる「南部の嵐の戦い」作戦司令室報道官は、作戦が住民の不満を高めたとしたうえで、ダルアー市制圧を断念、司令室を解体したことを認める(2015年9月11日)

ダルアー市制圧をめざし、戦闘を続けてきた自由シリア軍南部戦線やアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなる「南部の嵐の戦い」作戦司令室のアドハム・カッラード氏は、クッルナー・シュラカー(9月11日付)のインタビューに応じ、司令室が解体され、作戦遂行がもはや行われていないことを明らかにした。

カッラード氏は「作戦は完全に終わった…。ダルアー市一帯の各部門に存在していた各司令室は分解され、部分的なつながりを持つ状態に戻った…。南部の嵐の戦いの作戦司令室はいかなる会合も開いていない」としたうえで、作戦がダルアー住民の不満を高め、また武装集団内でも、厭戦ムード、対立、組織改編を求める声が上がっていたという。

Kull-na Shuraka', September 11, 2015
Kull-na Shuraka’, September 11, 2015


AFP, September 11, 2015、AP, September 11, 2015、ARA News, September 11, 2015、Champress, September 11, 2015、al-Hayat, September 12, 2015、Iraqi News, September 11, 2015、Kull-na Shuraka’, September 11, 2015、al-Mada Press, September 11, 2015、Naharnet, September 11, 2015、NNA, September 11, 2015、Reuters, September 11, 2015、SANA, September 11, 2015、UPI, September 11, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル軍事飛行場の攻防戦でダーイシュ(イスラーム国)に対して毒ガスを使用か?(2015年9月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地でシリア軍、国防隊が攻勢を強めるダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ダイル・ザウル市の複数の活動家によると、ダーイシュは同市工業地区、ラサーファ地区といったほぼすべての地区、さらには周辺の村々の戦闘員を動員し、基地に対して攻勢をかけているという。

ダーイシュはまた、ダイル・ザウル航空基地に近い村々のすべてのインターネット・カフェを閉鎖し、情報統制を行っているという。

これに関して、ARA News(9月11日付)は、サラーイッディーンを名乗る現地の活動家の話として、シリア軍がダイル・ザウル航空基地への突入を図るダーイシュ戦闘員に対して、毒ガスを使用し対抗、ダーイシュ戦闘員を撤退させ、シリア軍が再展開したと伝えた。

ARA News, September 11, 2015
ARA News, September 11, 2015

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月11日付)によると、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内に位置するアアザーズ市入り口、タッル・リフアト市南部入り口で、爆弾を積んだ車による自爆テロが相次いで発生し、子供1人が死亡した。

一方、SANA(9月11日付)によると、航空士官学校一帯、アルバイド村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(9月11日付)によると、アイン・イーサー町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員4人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(9月11日付)によると、タドムル市、アイン・ダナーニール村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ラッフーム村、ウンク・ハワー村方面からマクサル・ヒサーン村、ジュッブー・ジャッラーフ村方面に侵入しようとしたダーイシュを撃退した。

AFP, September 11, 2015、AP, September 11, 2015、ARA News, September 11, 2015、Champress, September 11, 2015、al-Hayat, September 12, 2015、Iraqi News, September 11, 2015、Kull-na Shuraka’, September 11, 2015、al-Mada Press, September 11, 2015、Naharnet, September 11, 2015、NNA, September 11, 2015、Reuters, September 11, 2015、SANA, September 11, 2015、UPI, September 11, 2015などをもとに作成。

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イスラーム軍がダマスカス郊外県のサイドナーヤー刑務所(ダマスカス中央刑務所)内の一部と隣接するタッル・クルディー町農場地帯を制圧か?(2015年9月11日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月11日付)によると、イスラーム軍が、サイドナーヤー刑務所(ダマスカス中央刑務所)内の女性棟の一部に突入、その後タッル・クルディー町一帯でシリア軍と交戦し、シリア軍兵士数十人を殲滅、同町を制圧したと発表した。

なお、イスラーム軍によると、この戦闘で、イスラーム軍元報道官のアブドゥッラフマーン・シャーミー大尉(アブー・ムハンマド・ハマウィー)が戦死した。

Kull-na Shuraka', September 11, 2015
Kull-na Shuraka’, September 11, 2015
Kull-na Shuraka', September 11, 2015
Kull-na Shuraka’, September 11, 2015

 

シリア人権監視団、マサール・プレス(9月11日付)などもイスラーム軍が、サイドナーヤー刑務所に隣接するタッル・クルディー町一帯と国際幹線道路一帯に進攻し、これを制圧したと発表・報道した。

同監視団によると、イスラーム軍はサイドナーヤー刑務所内の女性棟2棟を制圧したが、シリア軍の空爆が激化し撤退したとの情報も流れているという(シリア人権監視団はその後(13日)、タッル・クルディー町農場地帯、ダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)一帯でのイスラーム軍の侵攻により、シリア軍兵士・国防隊隊員12人が死亡したと発表した)。

しかし、SANA(9月11日付)は、シリア軍が、アドラー刑務所(ダマスカス中央刑務所)一帯および隣接するタッル・クルディー町農場地帯に潜入しようとしたイスラーム軍と交戦、これを撃退したと伝えた。

現地で取材を続けるSANA特派員らは、ハラスター市のハラスター病院やタッル・クルディー町農場地帯をイスラーム軍が制圧するとした一部報道が「事実無根」であることを確認したという。

一方、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団は、ハラスター市のハラスター軍事病院、ダーヒヤト・アサド橋一帯でもシリア軍と交戦しているという。

また、マサール・プレス(9月11日付)によると、反体制武装集団はザバダーニー市近郊のブルーダーン村にあるシリア軍検問所2カ所を攻撃し、シリア軍兵士20人以上を殲滅した。

これに対して、シリア軍はマダーヤー町を砲撃、またザダバーニー市内では、第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がジハード主義武装集団、地元武装集団との戦闘を続けたという。

また、ARA News(9月11日付)は、シャームの民のヌスラ戦線が、自由シリア軍の複数の部隊とともに、ザバダーニー市周辺のシリア軍、ヒズブッラーの拠点を砲撃し、シリア軍兵士18人、ヒズブッラー戦闘員7人を殺害したと伝えた。

これに対して、SANAは、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)とともにザバダーニー市で掃討作戦を続け、ナーブーア地区・アーラ地区間の複数の建物群を制圧したと伝えた。

他方、クッルナー・シュラカー(9月11日付)は、10日にダマスカス郊外県東グータ地方で発生したジハード主義武装集団どうしの交戦に関して、シャーム解放軍(フィラース・ビータール大尉が指導)が、イスラーム軍によってルハイバ市の拠点を襲撃され、メンバーを殺害されたとする声明を出した、と伝えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアブー・ズフール航空基地内のシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍所属組織の拠点複数カ所を空爆した。

これに対して、シャーム自由人イスラーム運動、ヌスラ戦線らは、フーア市、カファルヤー町に対して砲撃を続けた。

また、クッルナー・シュラカー(9月11日付)によると、サルキーン市入り口で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、10人以上が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、カウカブ・ダム一帯で交戦した。

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ラタキア県では、SANA(9月11日付)によると、シリア軍がカビール村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

戦闘員16人(シャームの民のヌスラ戦線、海岸自由人旅団、スルターン・アブドゥルハミード旅団など)

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クナイトラ県では、SANA(9月11日付)によると、ジュャバーター・ハシャブ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月11日付)によると、カフルナーハー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(9月11日付)によると、アレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、ザフラー地区、シャイフ・サイード地区、カフルハムラ村、アフタリーン市、ハルダトニーン村、アターリブ市、アウラム・スグラー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月11日付)によると、UNESCO世界文化遺産を擁するブスラー・シャーム市西部地区、アトマーン村西部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 11, 2015、AP, September 11, 2015、ARA News, September 11, 2015、Champress, September 11, 2015、al-Hayat, September 12, 2015、September 13, 2015、Iraqi News, September 11, 2015、Kull-na Shuraka’, September 11, 2015、al-Mada Press, September 11, 2015、Masar Press Agency, September 11, 2015、Naharnet, September 11, 2015、NNA, September 11, 2015、Reuters, September 11, 2015、SANA, September 11, 2015、UPI, September 11, 2015などをもとに作成。

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有志連合(米軍)戦闘機がUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市を初めて爆撃(2015年9月10日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月9日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して28回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は10回におよび、ブーカマール市近郊(1回)、ハサカ市近郊(3回)、フール町近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)、タドムル市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

なお、有志連合がヒムス県タドムル市近郊を空爆したと発表したのは今回が初めて。

CENTCOM, September 1, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員4,000人がシリア難民などに紛れて欧州に潜入か?(2015年9月10日)

シリア国内で活動しているというダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員は、英日刊紙『デイリー・エクスプレス』(9月10日付)に対して、ダーイシュ戦闘員約4,000人がトルコなどから欧州に押し寄せているシリア人らの難民に紛れて欧州に潜入したと述べた(” target=”_blank”>http://www.express.co.uk/news/world/555434/Islamic-State-ISIS-Smuggler-THOUSANDS-Extremists-into-Europe-Refugees)。

The Daily Express, September 12, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)は『ダービク』で欧州へのシリア人ら難民の避難を「大罪」と非難する一方、難民の多くはシリア政府、西クルディスタン移行期民政局支配地域からの避難民だと断じる(2015年9月10日)

ダーイシュ(イスラーム国)の英語機関誌『ダービク』第11号は、シリア人避難民の欧州への流入に関して、「自らの土地を去る者は大罪を犯している」と批判した。

『ダービク』において、ダーイシュは、「イスラームの家から背教の家に去ることは大罪である。なぜならそれは、背教へと通じる道、我々の子孫がイスラームを棄て、キリスト教、無神論、ないしはリベラリズムを信じる扉へと道だからである」と主張した。

なお、『ダービク』によると、「欧州に逃げた家族のほとんどは、イスラーム国と戦うシリア政府軍の支配地域ないしはクルド人地区から避難した人々だ」なのだという。

『ダービク』第11号は10日にインターネット上で公開された。

AFP, September 11, 2015、AP, September 11, 2015、ARA News, September 11, 2015、Champress, September 11, 2015、al-Hayat, September 12, 2015、Iraqi News, September 11, 2015、Kull-na Shuraka’, September 11, 2015、al-Mada Press, September 11, 2015、Naharnet, September 11, 2015、NNA, September 11, 2015、Reuters, September 11, 2015、SANA, September 11, 2015、UPI, September 11, 2015などをもとに作成。

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ロシアのラブロフ外務大臣は、シリア駐留ロシア軍の増強に関する追加措置は講じていない、と述べ、ロシア軍がシリアでの軍事作戦に参加したとの一部報道を否定(2015年9月10日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ロシア軍がシリア国内での軍事作戦に参加しているとするロイター通信(9月10日付)などの報道を否定した。

ラブロフ外務大臣は南スーダン外務大臣との共同記者会見で、シリア情勢について触れ、そのなかで「ロシアの軍事技術者がシリアで活動はしている。彼らはシリア軍に我が国の兵器の使用方法を教練する支援活動をしている…。ロシアは(シリア駐留ロシア軍の増強に関する)追加措置は講じていない」と述べた。

また「事態がそうしたこと(シリア駐留ロシア軍の増強)の実施を必要とするのであれば、我が国の法律、そして国際法を合意、遵守し、なおかつシリア政府や地域諸国の合意を得て、はじめて行われるだろう」と付言した。

しかし、ラブロフ外務大臣は「ロシアがシリアに派遣している航空機は、(シリア政府との間で締結された)既存の契約に従って、軍備品と人道物資を搬送している」と述べた。

ロシアによるシリアへの軍事支援増強への懸念を繰り返し表明しているジョン・ケリー米国務長官の姿勢に関しては、「(5日の電話会談で)ケリー氏は非常に変なことを言った。彼は、テロリストと戦うアサドを支援すると、ダーイシュ(イスラーム国)の立場が強まる、と言うのだ…。しかし、これはまったく論理的ではない…。米国が主導する有志連合はシリアに協力を要請しないことで体系的な過ちを犯してしまっている…。シリア軍こそがテロの脅威にもっとも効果的に立ち向かっている勢力だ」と異議を唱えた。

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一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、レバノン消息筋の情報をもとにロシア軍がシリア国内での軍事作戦に参加しているとするロイター通信(9月10日付)の報道について、「ダーイシュ(イスラーム国)に代表される脅威は明白だ…。これに抵抗できる唯一の軍事勢力はシリア軍だ」と述べたうえで、ヴラジミール・プーチン大統領が国連総会での演説、シリア情勢やダーイシュへの対応について言及する予定であることを明らかにした。

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ロシア日刊紙『コメルサント』(9月10日付)は、武器輸出部門の複数の消息筋の情報として、ロシア政府がシリア軍に対して供与している武器・装備に関して、軽火器、手榴弾、兵員輸送用装甲車(BTR82A)、軍用トレーラーが含まれていると伝えた。

同紙によると、シリア政府はロシア側にS-300防空システムの購入代金の一部を支払ったが、ロシア側は引き渡しの延期を決定したという。

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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トルコ当局がアル=カーイダ系組織支配地域に面したジルヴェギョズ国境通行所を閉鎖(2015年9月10日)

クッルナー・シュラカー(9月10日付)によると、トルコ当局はイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所に面するジルヴェギョズ国境通行所(ハタイ県)を完全閉鎖した。

同国境通行所に隣接するレインハル市郊外で、シリア領からの発砲によってトルコ軍兵士が死亡したことを受けた措置である。

イドリブ県は、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などからなるファトフ軍が支配下に置いている。

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師がアブー・ズフール軍事飛行場で捕らえられたシリア軍兵士を「背教者」と非難(2015年9月10日)

シャームの民のヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)が、ヌスラ戦線らによって9日までに完全制圧されたイドリブ県アブー・ズフール航空基地と思われる場所で、シリア軍捕虜の処遇について発言する映像(https://www.youtube.com/watch?v=9eXncU1DNX0)がインターネットなどを通じて公開された。

映像のなかで、ムハイスィニー氏は、戦闘員に銃を突きつけられ、後ろでに縛られ、目隠しされたシリア軍兵士と思われる男性の横にたち、「彼らは自分たちがスンナ派だと言っている…。しかし、彼らは、ヌサイリー政権を支持して、軍に入ったがゆえに、背教者だ」と述べた。

そのうえで「スンナ派の兵士の母たちに告ぐ」として、「彼ら(兵士ら)の離反させてやらなければ…、イドリブの空港の捕虜と同じような運命を辿ることになろう」と脅迫した。

また「シリア軍の拠点に対する攻撃の第2段階を数日中に開始する」と付言した。

Kull-na Shuraka', September 10, 2015
Kull-na Shuraka’, September 10, 2015

 

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また、ヌスラ戦線の砂漠(バーディヤ)特派員はインターネットを通じて、アブー・ズフール航空基地で捕捉したと思われるシリア軍兵士の写真を公開した。

Kull-na Shuraka', September 10, 2015
Kull-na Shuraka’, September 10, 2015
Kull-na Shuraka', September 10, 2015
Kull-na Shuraka’, September 10, 2015

 

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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ザバダーニー市でシリア軍、ヒズブッラーが掃討作戦を継続し、進軍を続ける(2015年9月10日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がザバダーニー市で、ジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。

一方、ルハイバ市一帯で、ジハード主義武装集団どうしが交戦し、双方合わせて3人の戦闘員が死亡した。

他方、SANA(9月10日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンスとともにザバダーニー市一帯での作戦を継続し、スィルガーヤー町にいたるザバダーニー渓谷のすべての建物群の制圧を完了、またザバダーニー市内ナーブーア地区で、市中心部に向けて進軍を続けた。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(9月10日付)によると、ハマー市西部のハマー航空基地の武器庫で爆発が起きた。

ARA News(9月10日付)は、爆発したのが移送中の「樽爆弾」だったと伝えているが、爆発の原因は不明。

一方、シャームの民のヌスラ戦線は、スライヒーン町近郊にあるシリア軍第47師団基地に対して特殊作戦を行い、その一部を制圧、T72戦車2両を破壊し、武器・弾薬を捕獲したと発表した。

ヌスラ戦線によると、この基地はイラン人民兵が駐留する基地だという。

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ラタキア県では、SANA(9月10日付)によると、シリア軍が人民防衛諸組織とともに、アティーラ村、カビーラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月10日付)によると、UNESCO世界文化遺産を擁するブスラー・シャーム市の西部地区一帯で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月10日付)によると、マリーミーン村一帯、タッルドゥー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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