クルディスタン自由の鷹が声明を出し、トルコ政府がYPGの関与を断定したアンカラでの自爆テロへの関与を認める(2016年2月19日)

クルディスタン自由の鷹(Teyrenbaze Azadiya Kurdistan、TAK)は、17日のアンカラでの自爆テロの犯行を認める声明を発表した。

インターネットを通じて発表された犯行声明において、クルディスタン自由の鷹は、「アンカラへの攻撃は、南東部ジズレ市の住民に対するトルコ軍の残酷な殺戮への報復」だと主張し、自爆テロがレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政策に対する報復と位置づけた。

またまた実行犯がヴァン市出身の26歳の若者でアブドュルバキ・ソンメズ氏であると発表した。

トルコ政府は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊メンバーが関与しているとの嫌疑をかけ、シリア北部出身のサーリフ・ナッジャール氏なる人物が実行犯だと喧伝していた。

TAKはクルディスタン労働者党(PKK)の分派とされる組織で、2004年から活動を本格化した。

米国、英国、EUは同組織をテロ組織に指定している。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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ロシアは、トルコのシリアに対する越境砲撃に対処するための安保理決議案を提出(2016年2月19日)

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、トルコ軍によるシリア領内(アレッポ県北西部)への越境砲撃と地上部隊派遣の意思表明への対応を協議するための国連安保理会合の開催を要請し、「シリアの主権侵害を侵害し、その統合を脅かす行為を停止」するための安保理決議案を回付した。

『ハヤート』(2月20日付)などが伝えた。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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ロシアのチュルキン国連大使「アサド大統領の発言はロシアが行っている外交努力に合致していない」(2016年2月19日)

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は『コメルサント』(2月19日付)のインタビューのなかで、2月12日のAFPのインタビューでのアサド大統領の発言に関して、個人的な見解だとしつつ「ロシアが行っている外交努力に合致していない」と批判した。

チュルキン国連大使はまず「トルコとサウジアラビアの支援を受ける非妥協的な反体制派は依然として、ダマスカスを破壊できると確信している。これが紛争が続く理由の一つだ。私は彼ら、そして彼らを支援する者たちが政治的解決が必要だと言うことを理解することを願っている。米国はすでにこのことを理解している」と述べた。

続いて、アサド政権の姿勢、とりわけ12日のアサド大統領の発言に関して、チュルキン国連大使は「ロシアは政治的、外交的、そして軍事的にこの紛争に極めて真摯に対処してきた。我々はこのことをアサド大統領に考慮して欲しい」としたうえで、「ロシアが行っている外交努力に合致していない…。彼ら(シリア政府)がいかなる停戦も不要で、完全勝利のための戦闘を必要だと考え続けるのであれば、この紛争は非常に長く続くことになる。そのことを考えただけて恐ろしくなる」と述べ、アサド大統領の発言を批判した。

しかし、チュルキン国連大使は「我々は(アサド大統領の)こうした発言を過度に重要視したり、ドラマチックに扱うべきではない…。我々は…彼が最終的に何をするかということから判断を下すべきだ…。シリア政府は、ミュンヘンでのISSG(国際しりあ支援グループ)諸国の合意がシリアにとって特筆すべき機会であることを理解している」と述べた。

アサド大統領は「我々にできるかできないかはともかく、これ(シリア全土の奪還)は、我々が躊躇せずにめざしている目標だ。一部を放棄するなどと言うこと自体非論理的だ…」と付言した。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kommersant, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表「2月25日のジュネーブ3会議再開は現実的に不可能」(2016年2月19日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は『スヴェンスカ・ダグブラデト』(2月19日付)のインタビューに応じ、そのなかで2月25日に再開が予定されているジュネーブ3会議に関して「2月25日にジュネーブで新たな交渉を呼びかけることは現実的に可能ではない」と述べた。

デミストゥラ特別代表はしかし、「我々は近くそれを実施するつもりだ…。我々は招聘状を準備し、送付するまであと10日必要だ…。交渉は人道支援が続けられ、停戦にいたるのであれば、成功するだろう…。我々の希望は全壊は失われた。だから今はよりプタグマティックな政策をとろうとしている」と付言した。

また「我々は交渉のための交渉ではなくて、真の和平交渉を必要としている。米国とロシアは今こそ戦闘停止案に合意すべきだ」と強調した。

一方、トルコがアレッポ県北部での越境砲撃を激化させたことについては、「すべてを複雑にした」と批判、「紛争がシリア国境に拡大すれば、我々はそれを制御できなくなるかもしれない。我々はそのような事態を許してはならない」と述べた。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、Svenska Dagbladet, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で9回の爆撃を実施(2016年2月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月18日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回で、ブーカマール市近郊(1回)、ハサカ市近郊(4回)、フール町近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 19, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年2月18日)

ヒムス県では、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末、カルヤタイン市東部のマハッサ地区街道上の穀物粉砕工場地区一帯を制圧、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、タドムル市南西部のバスィーリー村でダーイシュの拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区、ヒサーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、外国人戦闘員ら70人以上を殲滅した。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がヌスラ戦線などとの交戦の末ラタキア県北東部の要衝キンサッバー町一帯を制圧(2016年2月18日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍士官の指揮下にあるシリア軍作戦司令室が、ロシア軍将兵、イラン・イスラーム革命防衛隊、シリア人およびアラブ系・アジア系の民兵とともに、県北東部で第1沿岸師団、シャーム自由人、アンサール・シャーム、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、キンサッバー町を制圧した。

キンサッバー町はイドリブ県とラタキア県北東部、そしてトルコ領内とを結ぶ戦略的要衝。

シリア軍はイドリブ県ジスル・シュグール市一帯、ハマー県ガーブ平原、そしてラタキア県北東部を結ぶ要衝のカッバーナ村に向けて進軍を続けているが、同地は依然として反体制武装集団の支配下にとどまっているという。

また、SANA(2月18日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北東部のシャラフ砦、キンサッバー町で反体制武装集団を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、キンサッバー町周辺のトゥーバール砦、バイヤーダート農地、カシュマル峰、カニーサ峰、シュマイス峰、第844地点、第722地点も合わせて制圧した。

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ヒムス県では、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がフーシュ・ザバーディー村一帯に侵攻しようとしてシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、これを撃退した。

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ハマー県では、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がカルクール村一帯に侵攻しようとしたファトフ軍と交戦し、これを撃退し、戦闘員20人を殲滅した。

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ダルアー県では、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がダルアー市バジャービジャ地区西部一帯、マンシヤ地区南部および南西部一帯、カラク地区、アッバースィーヤ地区、電力会社一帯、サナマイン市、イブタア町・シャイフ・サアド村街道、カフル・ナースィジュ村・アクラバー村街道でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県北西部での戦闘激化に乗じるかたちでダーイシュ(イスラーム国)は「穏健な反体制派」とシリア民主軍への攻撃を激化(2016年2月18日)

アレッポ県北西部でシリア軍、シリア民主軍、アル=カーイダ系組織、「穏健な反体制派」が混戦するなか、ARA News(2月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、アル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の中心都市アアザーズ市の東方に位置するマーリア市への侵攻を再開し、シャーム戦線と交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(2月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるトルコ国境のアイン・アラブ市(コバネ)および人民防衛隊主体のシリア民主軍の制圧下にあるティシュリーン・ダム一帯を砲撃、交戦状態となった。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市近郊のスィーン村でシリア軍とダーイシュが交戦した。

また、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がスィーン村、カッバースィーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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トルコ領からシリア人戦闘員500人がシリアのアレッポ県北部に位置するアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の中心拠点アアザーズ市に潜入する一方、駐トルコのシリア・クルド人武装集団はYPGを「独裁体制の手先」と非難(2016年2月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア人戦闘員約500人が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に抗戦するため、トルコ領内からシリアに潜入、アル=カーイダ系組織のシャームの民のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム戦線などの「穏健な反体制派」の中心拠点アアザーズ市に入った。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表がAFP(2月18日付)に伝えたところによると、この戦闘員はイドリブ県のアティマ村に近い軍用の国境通行所を経由して潜入、アアザーズ市に入って以降は、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を往来しているという。

なお、ロイター通信(2月17日付)によると、この1週間で戦闘員約2,000人がトルコ領内からシリア北部に潜入したという。

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トルコ領内で活動するクルド人武装集団のサラーフッディーン末裔旅団は声明を出し、「民主統一党の軍事部門であるいわゆる人民防衛隊は独裁体制の手先であり、アレッポ県北部で自由シリア軍の拠点と民間人の命を狙った猛攻撃を開始した」と非難した。

サラーフッディーン末裔旅団はまた、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるアレッポ県バーブ市や同県東部のアアザーズ市一帯の「クルド人の村々を解放」するために活動するだろうと予告した。

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一方、ARA News(2月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下に入った県北西部のタッル・リフアト市近郊のイフラス村の武装集団がシリア民主軍に合流した。

シリア民主軍に合流した戦闘員はいずれもクルド人だという。

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アレッポ県では、ARA News(2月18日付)によると、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびカースティールー街道、シュカイイフ地区一帯、アシュラフィーヤ地区で人民防衛隊主体のシリア民主軍が第16師団、第1中隊、第101中隊、ヌールッディーン・ザンキー運動などからなる武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がバルクーム村、マアーッラト・アルティーク村、ヤーキド・アダス村、アレッポ市ハラク地区、シュカイイフ地区で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(2月18日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などどからなるジハード主義武装集団が、アレッポ市カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区でシリア軍と交戦した。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北東部を越境砲撃し、住民1人が死亡(2016年2月18日)

アレッポ県では、ARA News(2月19日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市アフリーン市とジンディールス町を砲撃し、住民1人が死亡、複数人が負傷した。

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ハサカ県では、ARA News(2月18日付)によると、トルコ国境警備隊がシリア・トルコ国境に面するバータルザーン村に向けて集中砲火を浴びせ、住民1人が負傷した。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がハサカ県でダーイシュ(イスラーム国)掃討戦を再開、有志連合の爆撃で民間人40人弱が死亡(2016年2月18日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍総司令部は、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つシャッダーディー市一帯(ハサカ県南東部)でのダーイシュ掃討に向けた「ハーブールの怒り」作戦を開始したと発表した。

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ARA News(2月18日付)によると、シリア民主軍はまた、ハサカ市南部でも攻勢を激化、有志連合の航空支援を受け、ダイラーン村、スィーマールカー村、バッルーナ村、ダブシー村、ガイファーラー村、ウンム・バウジャ村、ムシャイリファ村、ウンム・タナク村、ハルバ村、マシュタル村、ミシュワール村を制圧した。

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シリア人権監視団は、有志連合が16~17日にかけてハサカ県シャッダーディー市一帯で行った空爆により、民間人38人が死亡したと発表した。

ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるシャッダーディー市一帯での空爆は17日に実施され、市内のパン販売所が被弾、子供3人を含む15人が死亡した。

これに先だって、有志連合は16日に、シャッダーディー市で、17日にハサカ市南西部アブドゥルアズィーズ山に近いジャーイル村で空爆を実施し、20人以上が死亡したという。

なおシャッダーディー市一帯での空爆では、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員9人も死亡したという。

一方、クッルナー・シュラカー(2月18日付)は、マスアブ・ハーミディーを名乗る活動家の話として、ジャーイル村への空爆はロシア軍が行ったと伝えた。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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国連のエーゲラン人道問題担当事務次長はロシア軍に続いて、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲を受けるダイル・ザウル市への人道支援物資投下を意思表明(2016年2月18日)

国連人道問題担当事務次長兼人道援助調整官のヤン・エーゲラン氏は、スイスの首都ジュネーブでISSG(国際シリア支援グループ)諸国の代表と会談後、世界食糧計画(WFP)など国連傘下の人道支援関連機関が、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲を受けるシリア政府支配下のダイル・ザウル市に対して人道支援物資の投下を行うことを決定したことを明らかにした。

エーゲラン氏によると、WFPには「現在具体的な計画がある」としたうえで、人道支援物資を投下するには、シリア領内で空爆を行っているロシア軍と米軍の支援が必要だと付言した。

エーゲラン氏はまた「ダーイシュの支配を受けるダイル・ザウル市内で支援を必要としている人々への物資の配給は…空から投下する以外の方法では不可能だ…。それは複雑なプロセスであり、さまざまな面で初の試みとなる」と述べた。

支援物資の投下が実施されれば、ロシア軍が1月半ばから開始した「人道作戦」に次ぐ動きとなる。

『ハヤート』(2月19日付)によると、ダイル・ザウル市内には約20万人が現在居住している。

シリアのダマスカスに滞在中のスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、これに関して「ダイル・ザウルに空から支援物資を投下するという発想は極めて明解な提案だ…。我々はそれに従いたいと思っている…。ダイル・ザウルだけでなく…アレッポ県東部、さらにはダマスカス郊外県のダーライヤー市、東グータ地方、さらにはカファルヤー町、フーア市といった場所でもだ」と述べた。

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SANA(2月18日付)によると、17日にダマスカス郊外県マダーヤー町、ムウダミーヤト・シャーム市、ザバダーニー市、イドリブ県フーア市、カファルヤー町に人道支援物資が搬入されたのに続いて、ダマスカス郊外県タッル市に国連とシリア赤新月社のチームが人道支援物資を搬入した。

物資は貨物車輌9台分で、穀物などの食糧品、医薬品などからなるという。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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国境なき医師団のリュー会長「医師団が運営・支援する医療センターに関する情報をシリアとロシアに開示することについては意見が分かれている」(2016年2月18日)

国境なき医師団のジョアン・リュー会長は『ハヤート』(2月19日付)の電話取材に応じ、国境なき医師団が支援するイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市内の病院に対する空爆(15日)が「意図的」に行われたとの見方を示した。

リュー会長は「シリア国内での民間人殺害が日常化」することを拒否すると述べるとともに、「敵側の医師は敵ではない」と強調した。

また「(マアッラト・ヌウマーン市の病院スタッフの話によると、2分ほどの攻撃でミサイル4発が病院を襲った。それから40分後、救急医療チームが現場に到着すると、現場は再び攻撃を受けた。意図的だったとしか考えられない。おそらくはシリア政府軍が主導する同盟によるものだろう」と述べた。

またシリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表が、国境なき医師団をフランス諜報機関の出先だと批判したことに関しては「民間人や病院が攻撃を受けているという問題から注意をそらそうとするものだろう」と述べ、これを否定した。

リュー会長によると、国境なき医師団はロシア側に事件の調査を目的とする独立委員会の設置を求めているが、ロシア側からの回答はないという。

リュー会長はさらに、シリア政府やロシア政府が、国境なき医師団が支援する病院に関するデータの提供を求めているとしたうえで、「我々の側は、我々が運営する病院のデータを完全に提供してきた。しかし、我々が運営、あるいは支援しているその他の医療センターのデータ提供をめぐっては意見が分かれている。活動家たちはデータを提供すれば標的になるのではと恐れている」と述べた。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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サウジアラビアのジュバイル外務大臣「サウジ特殊部隊はシリア領内で単独行動は行わない」(2016年2月18日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は「サウジアラビアは有志連合の枠内でシリアに特殊部隊を派遣する意思を表明した。その目的はダーイシュ(イスラーム国)の殲滅であり、それが任務であり、責任である」と述べた。

ジュバイル外務大臣はまた、サウジアラビア軍の作戦任務がアサド政権打倒へと拡大するかとの問いに対して「特殊部隊が有志連合の枠内でシリアに入った場合、ダーイシュとの戦いが任務となる。個別行動はないだろう」と応えた。

ジュバイル外務大臣はしかし、「バッシャール・アサドは、シリアの未来において居場所はない」と改めて、その存在を否定した。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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民主統一党のムスリム党首、YPG主体のシリア民主軍総司令部はアンカラでの自爆テロへの関与を否定し、国際社会にテロ撲滅を呼びかける(2016年2月18日)

西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、17日にトルコの首都アンカラで発生した爆弾テロに関して、「人民防衛隊が直接関与していることが明白になった」とアフメト・ダウトオール首相と発言したことに対し、「トルコ領内ではいかなる攻撃も行っていない」と否定するとともに、「こうした嫌疑は明らかにシリア介入への試みとつながりがある」と述べ、トルコ政府を非難した。

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人民防衛隊主体のシリア民主軍総司令部もタラール・サッルー報道官が声明を出し、アンカラでの自爆テロを「非人道的行為」と非難し関与を否定、国際社会に対して「テロ根絶への努力を強化」するよう呼びかけた。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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トルコのダウトオール首相、エルドアン大統領は17日のアンカラでの自爆テロを「YPGが直接関与」と喧伝(2016年2月18日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は17日にトルコの首都アンカラで発生した自爆テロに関して、民主統一党が主導する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が「直接関与していることが明白になった」と述べた。

ダウトオール首相は記者団に対して「この攻撃が、シリアから潜入した人民防衛隊メンバー1人の協力のもと、トルコのテロ組織のメンバー複数名によって実行されたことが明白になった」と述べた。

ダウトオール首相によると実行犯は「サーリフ・ナッジャール」というシリア北部出身のシリア人で、人民防衛隊のメンバーだという。

首相はまた「我々は、シリア政府に対してあらゆる措置を行使する権利を留保する」と述べ、アンカラでのテロの責任がシリア政府にもあると主張、さらにロシアに対しても「こうしたテロ行為が続けば、モスクワはその責任を負うことになるだろう」と脅迫した。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、17日にトルコの首都アンカラで発生した爆弾テロに関して「内務省と諜報機関の情報は、民主統一党が犯行に関与していることを示している」と述べた。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

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バアス党シリア地域指導部が2016年4月に予定されている人民議会選挙の準備を開始(2016年2月18日)

『ハヤート』(2月18日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者は、シリアの最大与党バアス党のシリア地域指導部(執行部)のヒラール・ヒラール副書記長、ユースフ・アフマド地域組織局長、アンマール・サーアーティー青年局長が、2016年4月に予定されている第11期人民議会(現行憲法のもとでは第2期人民議会)選挙に向けた準備を開始したと伝えた。

なお、第10期人民議会に関しては「第10期(第1期)シリア人民議会選挙(2012年5月) 」(http://www.ac.auone-net.jp/~alsham/syria_parliament_2012.html)、「第10期(第1期)シリア人民議会補欠選挙・欠員補充 」(http://www.ac.auone-net.jp/~alsham/syria_parliament_2012_sup.html)、「第10期シリア人民議会選挙の政党別議席数(2015年5月現在)」(https://syriaarabspring.info/?page_id=21457)を参照のこと。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2016年2月17日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月17日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回で、ハサカ市近郊(4回)、フール町近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 19, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はハサカ県、ラッカ県で、シリア軍はヒムス県、ダイル・ザウル県などでダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年2月17日)

ハサカ県では、ARA News(2月17日付)によると、ハサカ市西部郊外のナースィリー村近くを走行中の車を所属不明の戦闘機が空爆し、乗っていた1家12人全員が死亡した。

一方、ラアス・アイン市では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の検問所に対して、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、人民防衛隊隊員1人が死亡した。

これに対し西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ダーイシュの支配下にあるフール町近郊のマシュタル村とミシュワール村を制圧した。

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ラッカ県では、ARA News(2月17日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、スルーク町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がスード丘、ルマイリー丘などカルヤタイン市一帯、タール山、ワーディー・アブヤド・ダムなどタドムル市西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市、ジュッブ・ガブシャ村、アブアド村、タッル・アラム村、ダイル・カーク村、サルジャ村、ザアラーナ村を空爆し、テロリスト70人を殲滅した。

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ハマー県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がラフジャーン村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が県北東部のファーラ丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ジャフラ村、ブガイリーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、クッルナー・シュラカー(2月18日付)によると、ダイル・ザウル市内アルディー地区で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点が覆面をした武装集団の襲撃を受け、ダーイシュ・メンバー8人が死亡した。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、February 18, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はアレッポ県北部で、シリア軍はアレッポ県南部でアル=カーイダ系組織、「穏健な反体制派」との戦闘を続ける(2016年2月17日)

アレッポ県では、ARA News(2月17日付)によると、県北部のタッル・リフアト市内の工業地区一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アレッポ・ファトフ作戦司令室参加組織と交戦した。

一方、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍および外国人戦闘員は、アレッポ市南部のハーン・トゥーマーン村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム軍、アレッポ・ファトフ作戦司令室参加組織と交戦した。

また、SANA(2月17日付)によると、シリア軍はアレッポ市ラーシディーン地区、ラームーサ地区、サーフール地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北部のシャラフ砦、シール・カブーア、アムーリー山、第422地点、マルジュ・ザーウィヤ村、アイドゥー・カスタル村で反体制武装集団を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ヒムス県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がタルビーサ市、ティールマアッラ村、ガントゥー市、キースィーン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がカフルバトナー町でイスラーム旅団、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ジュッブ・ライヤーン村、カフルヌブーダ町でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がハーミディーヤ村、アブー・ズフール町、ハーン・シャイフーン市でファトフ軍の拠点を空爆し、戦闘員10人を殲滅した。

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ダルアー県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区南東部一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ムウダミーヤト・シャーム市、マダーヤー町、イドリブ県フーア市に人道支援物資が搬入(2016年2月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月17日付)によると、シリア軍が包囲するムウダミーヤト・シャーム市にとどまる住民約5万人強を対象とする人道支援物資が搬入された。

人道支援物資は食糧、医療員、燃料など貨物車輌35輌分で、国連とシリア赤新月社の支援チームが市内への搬入を行った。

搬入作業はまた、ヒズブッラー戦闘員やシリア軍の包囲が続くマダーヤー町、ザバダーニー市に対しても行われ、88輌の貨物車輌が同地に入った。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍に所属する武装集団の包囲が続くフーア市およびカファルヤー町に、国連とシリア赤新月社の支援チームが食糧、医療員、燃料など貨物車輌18輌分の人道支援物資を搬入した。

SANA, February 17, 2016
SANA, February 17, 2016

 

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領は国内外に逃亡した兵役忌避者への恩赦を決定(2016年2月17日)

アサド大統領は、2016年政令第8号を施行、国内逃亡罪(軍事刑法第100条)、国外逃亡罪(同101条)、および兵役法が定める犯罪に対する恩赦の実施を決定した。

恩赦の対象は2016年2月17日以前の犯罪を対象とし、国内逃亡罪については本政令施行から30日以内に、国外逃亡罪については60日以内に当局への出頭をもって適用されるという。

SANA(2月17日付)が伝えた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ロシア外務次官は、シリア政府と国連安保理の同意なしにシリア北部に「飛行禁止空域」を設置することは許されないと反論(2016年2月17日)

ロシア外務省のゲンナージー・ガティロフ外務次官は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相やトルコのヤルチュン・アクドーアン副首相がアレッポ県北部に飛行禁止空域(安全地帯)を設定する必要があると述べたことに関して、「飛行禁止空域にかかる決定は、シリア政府と国連安保理の同意なしには許され得ない」と述べた。

インテルファクス通信(2月17日付)が伝えた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はシリアへの越境砲撃継続の意思を表明する一方、アクドーアン副首相はアレッポ県北部での「安全保障地帯」設置の必要を強調(2016年2月17日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はテレビ演説を行い、アレッポ県北部への越境砲撃を継続する意思を示すとともに、米国に対して、トルコとクルド人勢力のいずれを支援するかを決断するよう求めた。

エルドアン大統領は、「我々は南部国境地帯にもう一つのキンディール山地が作り出されることを許さない」としたうえで、「有志連合は我々に対して民主統一党と人民防衛隊への砲撃停止を求めている。しかし残念ながら、我々はこれを停止することはない」述べ、アレッポ県北部にあるアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の中心都市であるアアザーズ市に向けて進軍を続ける西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対する砲撃を継続する決意を表明した。

エルドアン大統領はまた「正しいテロリスト、悪いテロリストなどいない」と述べ、トルコ政府がテロ組織に認定するクルディスタン労働者党(PKK)とつながりがある民主統一党、そして同党が主導する西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊、さらには同部隊を中心とするシリア民主軍を後援する米国の政策を批判した。

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一方、ヤルチュン・アクドーアン副首相は、ハベル・チャンネル(2月17日付)のインタビューに応じ、そのなかで「我々は、アアザーズ市を含むシリア領内10キロの地点に安全地帯を設置したい」と述べ、シリア民主軍の進軍を阻止する意思を示した。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ジャアファリー・シリア国連代表「シリア北部での勝利はシリア軍とクルド人の合同勝利」(2016年2月17日)

シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は、アレッポ県北部での西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の攻勢に関して「シリア北部で達成されている勝利は、シリア軍とクルド人の合同勝利とみなすことができる」と述べた。

ジャアファリー国連代表は、「利害対立は起こり得る。米国政府から支援を受けているこのクルド人勢力は同時にシリア政府の支援も受けている。それゆえ、シリア北部で達成されている勝利は、シリア軍とクルド人の合同勝利とみなすことができる」と述べた。

ARA News(2月17日付)が伝えた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で8回の爆撃を実施(2016年2月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月18日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は8回で、ハサカ市近郊(4回)、フール町近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 19, 2016などをもとに作成。

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オバマ米大統領「反体制派はロシア軍に対抗できない」(2016年2月16日)

バラク・オバマ米大統領は、ASEAN首脳会議に出席するため滞在している米カリフォルニア州サニーランズでの記者会見で、シリア情勢に関して「反体制武装集団はロシア軍に対抗できない」と述べた。

オバマ大統領は、ロシアによるシリアへの軍事介入、とりわけアサド政権への支援に関して、「ロシアは自ら泥沼にはまることになる」と指摘する一方、ロシア軍とアサド政権の最近の優勢にもかかわらず「国土の4分の3が依然として「民の支配下」にあるなかで、戦闘はすぐには終わらない」と述べた。

また、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領との関係に関しては「私とプーチン氏との間に対立はない」と強調しつつも、「プーチン氏はロシア軍によってシリアを恒久的に占領するために投資しようと準備しているが、これは多額を要する…。それはおそらくロシアにとって最善の措置ではないだろう」と付言、「米国など国際社会の当事者とともに行動し、何らかの政治的移行を調停使用とする方がより賢い」と述べた。

しかし、オバマ大統領は「もちろん、ロシアは大きな軍事力を持っている。反乱軍が、世界第2位の強力な軍隊と対峙することなどできない。そうすることで、シリアを実際に安定化させるという問題が解決することもない。唯一の方法は、何らかのかたちの政治的移行だ」と述べた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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ドイツのメルケル首相はシリア北部に「飛行禁止空域」を設定することが有効と述べる(2016年2月16日)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は『シュツットガルト·ツァイトゥング』(2月15日付)のインタビューに応じ、そのなかでアレッポ県北部の混戦状態に関して、国境地帯に「何らかの飛行禁止空域」を設定する必要があると述べた。

メルケル首相は「現状において、いかなる当事者も空爆が許されない地域、つまりある種の飛行禁止空域のような空域があれば、有効かもしれない」と述べた。

AFP, February 17, 2016、AP, February 17, 2016、ARA News, February 17, 2016、Champress, February 17, 2016、al-Hayat, February 18, 2016、Iraqi News, February 17, 2016、Kull-na Shuraka’, February 17, 2016、al-Mada Press, February 17, 2016、Naharnet, February 17, 2016、NNA, February 17, 2016、Reuters, February 17, 2016、SANA, February 17, 2016、Stuttgarter Zeitung, February 15, 2016、UPI, February 17, 2016などをもとに作成。

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米軍主導はダーイシュ(イスラーム国)支配下のダイル・ザウル県内にビラを散布し、住民に退避を呼びかける(2016年2月16日)

ARA News(2月16日付)によると、米軍主導の有志連合はダイル・ザウル県内のダーイシュ(イスラーム国)支配地域にビラを散布し、住民に対してダーイシュの拠点などからに近づかないよう呼びかけた。

ARA News, February 16, 2016
ARA News, February 16, 2016

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市とクワイリス航空基地を結ぶ火力発電所をダーイシュ(イスラーム国)から奪還(2016年2月16日)

アレッポ県では、ARA News(2月16日付)によると、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍が、アレッポ市東部の火力発電所を、ダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末に制圧した。

火力発電所はアレッポ市とクワイリス航空基地のほぼ中間に位置する。

ARA News, February 16, 2016
ARA News, February 16, 2016

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月16日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市近郊のスード丘、ルマイリー山、ラジャム・カスル村、西ヒブラ村、ウンク・ハワー村、タドムル市郊外採石所一帯などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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