アサド大統領はダマスカス県マッザ地区郊外のラーズィー農園跡地での第66建設計画定礎式に出席(2016年3月17日)

アサド大統領はダマスカス県マッザ区郊外のラーズィー農園跡地での第66建設計画定礎式に出席し、自ら礎石を設置した。

式典にはワーイル・ハルキー首相、ウマル・ガラーワンジー福祉問題担当副首相兼地方自治大臣副首相、ダマスカス県のバシャル・サッバーン知事も同席した。

SANA, March 17, 2016
SANA, March 17, 2016

AFP, March 17, 2016、AP, March 17, 2016、ARA News, March 17, 2016、Champress, March 17, 2016、al-Hayat, March 18, 2016、Iraqi News, March 17, 2016、Kull-na Shuraka’, March 17, 2016、al-Mada Press, March 17, 2016、Naharnet, March 17, 2016、NNA, March 17, 2016、Reuters, March 17, 2016、SANA, March 17, 2016、UPI, March 17, 2016などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領「必要となれば、数時間でシリア領内の駐留部隊を増派できる」(2016年3月17日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、シリア駐留ロシア空軍の主要部隊撤退命令を受け、ロシア領内に帰還した部隊の歓迎式典で、シリア政府への軍事、諜報両面での支援継続により「パワー・バランス」の維持をめざすと強調するとともに、「必要となれば、数時間でシリア領内の駐留部隊を増派できる」と付言した。

プーチン大統領は「シリア軍は戦略的なイニシアチブを回復し、進軍を続けている…。米国側のリストに記載されている武装集団が敵対行為停止合意に違反した場合、この組織は停戦リストから削除される」と述べた。

また「撤退後もシリアにおけるパワー・バランス」の維持に努めると強調、地対空ミサイル・システムS-400、近距離対空防御システムのパーンツィリ-S1のシリア領内の配備を継続すると述べた。

AFP, March 17, 2016、AP, March 17, 2016、ARA News, March 17, 2016、Champress, March 17, 2016、al-Hayat, March 18, 2016、Iraqi News, March 17, 2016、Kull-na Shuraka’, March 17, 2016、al-Mada Press, March 17, 2016、Naharnet, March 17, 2016、NNA, March 17, 2016、Reuters, March 17, 2016、SANA, March 17, 2016、UPI, March 17, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で2回の爆撃を実施(2016年3月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月16日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は2回で、フール町近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 17, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル県などでダーイシュと、アレッポ県でシャーム自由人イスラーム運動と交戦(2016年3月16日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月16日付)によると、シリア軍がタドムル市南部のティーム油田一帯、サルダ山一帯、パノラマ検問所一帯、ティーム運転学校一帯、ブガイリーヤ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクルでダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して集中攻撃を行うとともに、ダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル県工業地区、マカービル山でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(3月16日付)によると、人民防衛諸集団がダルアー県ラジャート高原からクーア・ハドル地区一帯に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

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ヒムス県では、SANA(3月16日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、タドムル市西部郊外のヒヤール山でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)アレッポ州広報局は、マンビジュ市郊外のアブー・キルキル町一帯の村落住民がアブー・バクル・バグダーディー氏に新たに忠誠を誓ったと発表、その写真を公開した。

ARA News, March 16, 2016
ARA News, March 16, 2016

 

一方、ARA News(3月16日付)によると、アレッポ市南部のフッス山一帯でシャーム自由人イスラーム運動がシリア軍と交戦した。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(3月18日付)によると、シリア軍・治安当局はバルザ区にいたるすべての主要幹線道路を封鎖した。

AFP, March 16, 2016、AP, March 16, 2016、ARA News, March 16, 2016、Champress, March 16, 2016、al-Hayat, March 17, 2016、Iraqi News, March 16, 2016、Kull-na Shuraka’, March 16, 2016、May 18, 2016、al-Mada Press, March 16, 2016、Naharnet, March 16, 2016、NNA, March 16, 2016、Reuters, March 16, 2016、SANA, March 16, 2016、UPI, March 16, 2016などをもとに作成。

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ハサカ県のカーミシュリー市で親政権の国防隊と西クルディスタン移行期民政局のアサーイシュが小競り合いとなり、30人以上が逮捕、アサーイシュがシリア当局の治安厳戒地区を封鎖(2016年3月16日)

ハサカ県では、ARA News(3月16日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が分割統治するトルコ国境の町カーミシュリー市で、アサーイシュが国防隊と小競り合いとなり、アサーイシュが市内タイイ地区への出入り口を封鎖、シリア政府支配下の治安厳戒地区への出入りを禁じた。

ARAが得た情報によると、小競り合いは、覆面をした国防隊メンバーが、ハラブジャ事件(1988年3月16日)の犠牲者に黙祷を捧げていた住民に対して手榴弾を投げ込もうとしたことがきっかけだったという。

小競り合いには双方合わせて100人以上が参加し、国防隊メンバーはアサーイシュの拠点をRPGロケット弾などで攻撃、国防隊メンバー30人以上がアサーイシュに拘束され、アサーイシュメンバー5人も国防隊メンバーに拘束されたという。

ジュネーブ3会議から排除された民主統一党などハサカ県、アレッポ県の反体制派が西クルディスタン移行期民政局支配地域(ロジャヴァ)での「連邦制」樹立に向けた準備会合を開催(2016年3月16日)

ハサカ県では、ARA News(3月16日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配地域における行政制度構築にかかる大会の準備委員会会合「共存と諸人民の友愛のもとでの民主的連邦制シリア」がルマイラーン町で開催された。

準備委員会は、西クルディスタン移行期民政局のアフリーン地区、コバネ、ジャズィーラ地区のクルド民族主義政党・政治組織(民主統一党、シリア民主評議会など)、アラブ人組織、キリスト教(アッシリア教、シリア正教、アルメニア教会)組織、チェルケス系住民、トルクメン系住民、民政局各地の代表、アレッポ市北部のシャフバー地区代表から構成されており、『ハヤート』(3月17日付)によると、会合にはこれらの代表者150人以上が参加し、ロジャヴァ(西クルディスタン移行期民政局支配地域)における「連邦制」樹立について協議するという。

なお、西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党は、いわゆる「ロシア・ファイル」に名を連ねている組織だが、リヤド最高交渉委員会やそれを後援するサウジアラビア、そしてトルコの反対もあり、ジュネーブ3会議から排除されている。

ARA News, March 16, 2016
ARA News, March 16, 2016

AFP, March 16, 2016、AP, March 16, 2016、ARA News, March 16, 2016、Champress, March 16, 2016、al-Hayat, March 17, 2016、Iraqi News, March 16, 2016、Kull-na Shuraka’, March 16, 2016、al-Mada Press, March 16, 2016、Naharnet, March 16, 2016、NNA, March 16, 2016、Reuters, March 16, 2016、SANA, March 16, 2016、UPI, March 16, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は15日の停戦違反件数を10件と発表、シリア駐留ロシア空軍航空機の撤退続く(2016年3月16日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月15日に10件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

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ロシア国防省は、フマイミーム航空基地に駐留していたシリア駐留ロシア空軍の航空機IL-76とSu-25複数機、航空機IL-76とSu-24M複数機が第2、3陣として同飛行場を離陸、ロシア領内に帰還したと発表した。

mil.ru, March 16, 2016
mil.ru, March 16, 2016


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シリア政府代表団はジュネーブ3会議でのリヤド最高交渉委員会との直接会談の可能性について「テロリストと席を共にすることを快しとしない」と拒否(2016年3月16日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はスイスの首都ジュネーブで、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府代表団と、ジュネーブ3会議の交渉再開以降2度目となる会談を行った。

ジャアファリー国連シリア代表は会談後の記者会見で「会合は建設的、有益で、外国の介入も、誰からの前提条件の提示もないシリア人どうしの対話成功への門戸を開くような実質的なステップを踏んだ」と述べた。

しかし、反体制派との直接交渉はあるかとの記者の問いに対しては「反体制派の一派がすべての反体制派を代表することはできない。我々は今、一つの反体制派ではなく、複数の反体制派に対処している」とした。

そのうえでリヤド最高交渉委員会との直接交渉の可否については「国連特別代表を通じて行われるのであって、メディアを通じて行われることはない。対話は…仲介者を通じて行われる…。我々シリア・アラブ共和国の代表団は直接交渉においてテロリストと席を共にすることを快しとしない。サウジ代表団(リヤド最高交渉委員会のこと)の交渉責任者は、(シリア国内の)各国大使館に砲撃を加え…、無実の人々を殺すテロ組織に所属するテロリストだ…。このテロリストが自らの発言を事態しない限りは直接交渉はないだろう」と述べた。

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一方、民主統一党が主導する西クルディスタン移行期民政局が「連邦制」樹立に向けた動きを本格化させようとしていることに関しては「シリア人どうしの間接交渉における主要な原則は、こうしたシナリオが生じることを回避している。我々がここで話し合っているのは、シリアの統合の維持、独立と平和の尊重、そして領土とシリア国民の統合の維持だ。だからここかしこでなされる一方的な発表にはコメントしない」と述べた。

SANA, March 16, 2016
SANA, March 16, 2016

 

AFP, March 16, 2016、AP, March 16, 2016、ARA News, March 16, 2016、Champress, March 16, 2016、al-Hayat, March 17, 2016、Iraqi News, March 16, 2016、Kull-na Shuraka’, March 16, 2016、al-Mada Press, March 16, 2016、Naharnet, March 16, 2016、NNA, March 16, 2016、Reuters, March 16, 2016、SANA, March 16, 2016、UPI, March 16, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で住民がヌスラ戦線に対する抗議デモを続けるなか、第13師団はメンバー17人が依然としてヌスラ戦線とジュンド・アクサー機構に拘束されていると発表(2016年3月16日)

イドリブ県では、ARA News(3月16日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市の住民らが、シャームの民のヌスラ戦線による第13師団の掃討とメンバー逮捕に抗議し、市内各所で街頭デモを行った。

抗議デモは12日の事件発生以来、連日続いているという。

Kull-na Shuraka', March 16, 2016
Kull-na Shuraka’, March 16, 2016

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第13師団はSNSを通じて声明を出し、12日にイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市とヒーシュ村でシャームの民のヌスラ戦線とジュンド・アクサー機構に捕らえられたメンバーのうち、士官1人(イブラーヒーム・ハーリド大尉)とメンバー17人が依然として拘束されていると発表し、その氏名を公表した。

Kull-na Shuraka', March 16, 2016
Kull-na Shuraka’, March 16, 2016

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ムジャーヒディーン軍はSNSを通じて声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線に対して「1個人の過ちを組織全体の過ちとしない」よう呼びかけ、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で拘束した第13師団のメンバーの釈放と、独立司法裁判所での事件の審理を呼びかけた。

またシャームの民のウラマー連盟も声明を出し、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市でのシャームの民のヌスラ戦線と第13師団の対立に関して、独立司法委員会のもとで対立を解消するよう呼びかけた。


AFP, March 16, 2016、AP, March 16, 2016、ARA News, March 16, 2016、Champress, March 16, 2016、al-Hayat, March 17, 2016、Iraqi News, March 16, 2016、Kull-na Shuraka’, March 16, 2016、al-Mada Press, March 16, 2016、Naharnet, March 16, 2016、NNA, March 16, 2016、Reuters, March 16, 2016、SANA, March 16, 2016、UPI, March 16, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で2回の爆撃を実施(2016年3月15日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月15日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して11回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は2回で、フール町近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 16, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュの幹部司令官のシーシャーニー氏が死亡するなか、シリア軍はヒムス県のタドムル市に向けて進軍(2016年3月15日)

シリア人権監視団によると、米軍主導の有志連合の空爆によって重要を追っていたダーイシュ(イスラーム国)の幹部司令官のアブー・ウマル・シーシャーニー氏が搬送先のラッカ市内の医療施設で死亡した。

AP(3月15日付)によると、シーシャーニー氏の遺体はダイル・ザウル県内で埋葬されたという。

しかし、ダーイシュの通信部門アアマーク通信は、シーシャーニー氏が元気だと伝えた。

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ヒムス県では、ARA News(3月15日付)によると、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍および外国人戦闘員がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タドムル市西部郊外一帯に支配地域を拡大した。

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アレッポ県では、ARA News(3月15日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が「穏健な反体制派」によって制圧されたヤニ・ヤバーン村、ドゥーディヤーン村を攻撃したが、シャーム軍団、スルターン・ムラード旅団がこれを撃退した。

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ハサカ県では、ARA News(3月15日付)によると、シャッダーディー市一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍戦闘員5人がダーイシュ(イスラーム国)の敷設した地雷の爆発に巻き込まれ死亡した。

AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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反体制武装集団がハマー県南部の2カ村を制圧(2016年3月15日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(3月15日付)などによると、県南部のフナイファ村、ジャリーナ村で反体制武装集団がシリア軍と交戦し、両村を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(3月15日付)によると、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区に対してシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が砲撃を行い、子供4人、女性3人を含む9人が負傷した。

また、県南部のハーディル村一帯で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、山地の鷹旅団などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は14日の停戦違反件数を15件と発表(2016年3月15日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月14日に15件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反のうち6件はダマスカス郊外県、2件はアレッポ県、2件はイドリブ県、2件はハマー県、2件はヒムス県、1件はラタキア県。

このうち、アレッポ県での違反は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対するスルターン・ムラード旅団、シャーム自由人イスラーム運動の砲撃、ダマスカス郊外県の違反は、マルジュ・スルターン村一帯でのイスラーム軍によるシリア軍拠点への砲撃だという。

なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。


AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線幹部はシリア駐留ロシア空軍の主要部隊撤退を受け、48時間以内に攻撃を行うと主張(2016年3月15日)

シャームの民のヌスラ戦線の前線司令官の一人はAFP(3月15日付)に対し、シリア駐留ロシア空軍の主要部隊撤退を受け、48時間以内に攻撃を行うとの意思を表明した。

この前線司令官は「ロシアの敗北は明白だ。48時間以内にヌスラ戦線はシリア国内で攻撃を始める」と述べた。

また「ロシア人が撤退した理由はただ一つだ。シリア政府に愛想を尽かしたからだ。シリア政府は自らが支配する地域を維持できない…。ロシア軍戦闘機なければ、我々は今、ラタキアにいたはずだ」などと豪語した。

AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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イスラエルのヤアロン国防大臣「連邦制がシリアにおける解決策として妥当」(2016年3月15日)

イスラエルのモシェ・ヤアロン国防大臣は、シリア情勢に関して「連邦制がシリアにおける解決策」として妥当だと述べた。

ヤアロン国防大臣は「現状、すなわちシリアでの現下の分割状況を踏まえると…連邦制が危機の唯一の解決策だ」と述べた。

ARA News(3月15日付)が伝えた。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はリヤド最高交渉委員会の代表団と会談する一方、国連安保理にシリア情勢の進捗を報告(2016年3月15日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、14日のシリア政府代表団との会合に続いて、リヤド最高交渉委員会の代表団と会談した。

リヤド最高交渉委員会の代表団は会談で、移行期統治機関に関するヴィジョンをまとめた文書を提出したという。

なおデミストゥラ特別代表は今週中に、カイロ宣言グループ(第2回カイロ大会で「シリア国民憲章」採択を主導したジャマール・スライマーン、ハーリド・マハーミードら)、いわゆる「モスクワ・リスト」に名を連ねる変革解放人民戦線代表のカドリー・ジャミール前副首相ら、リヤド最高交渉委員会以外の反体制派の代表者らと会談を行う予定だという。

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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、米ニューヨークで開催された国連安保理の非公式会合にテレビ会議システムで参加し、14日に再開されたジュネーブ3会議の進捗などを報告した。

『ハヤート』(3月16日付)によると、この会合で、デミストゥラ特別代表は、「シリアでの和平をすべての当事者にとってより魅力的なものとするための行動が必要だとしたうえで、政治的移行の進展がない限りは敵対行為禁止合意を継続強化できない」との見解を示し、敵対行為禁止合意の履行維持と人道支援物資支援継続のために、政治移行プロセスを進展させることが最優先事項だと説明したという。

またデミストゥラ特別代表は、2月27日の敵対行為禁止合意発効以降、約100の勢力がロシアの当事者和解調整センターに対して合意受諾を通告したことを報告した。

このうち42団体が反体制武装組織、44が自治体で、自治体は地元の名士らを通じて合意受諾を通告してきたという。

なお、アンマンに設置されている米国の当事者和解調整センターへの停戦受諾の通告については言及されなかったものと思われる。

さらに、デミストゥラ特別代表は、シリア政府から「樽爆弾」使用停止の約束をとりつけたとの報告した。


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米国はシリア駐留ロシア空軍撤退への評価に伸張な態度を示す一方、イランはロシア、シリア、ヒズブッラーの協力関係に変化はないと強調(2016年3月15日)

米ホワイト・ハウスは声明を出し、バラク・オバマ米大統領がロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、シリア駐留ロシア空軍の「部分撤退」宣言や敵対行為停止合意の継続・強化策について意見を交わしたと発表した。

電話会談で、オバマ大統領は、2月27日の停戦発効後、散発的な違反はあるもの、暴力行為は減少したとしたうえで、シリア軍の攻撃継続が敵対行為停止や政治プロセスの進展を脅かしかねないと述べたという。

また人道支援物資搬入に関しても進展があったとしつつ、ダーライヤー市などへの物資搬入をシリア政府に認めさせるべきだと述べたという。

なお、ホワイトハウスは、シリア駐留ロシア軍の「部分撤退」宣言そのものについては、「現段階においてその影響がどの程度のものかを特定するのは時期尚早」だと発表した。

『ハヤート』(3月16日付)によると、米ロシアの電話首脳会談は、プーチン大統領とシリアのアサド大統領の電話会談後に行われた。

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欧州連合(EU)の外務・安全保障政策上級代表付報道官は、ロシア駐留シリア空軍の主要部隊の撤退宣言に関して「シリア国内の暴力減少の実現と敵対行為の長期的停止に資するいかなる措置も和平プロセスにおいて極めて重要なことだ」と高く評価した。

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フランス外務省報道官は、ロシア駐留シリア空軍の主要部隊の撤退宣言に関して「現実に反映されるのであれば、良い進展」と評価した。

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イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、シリア駐留ロシア空軍の主要部隊の撤退に関して「停戦維持のために力を行使する必要がない」との判断に基づいているとして、これを歓迎した。

ザリーフ外務大臣は「シリアで停戦がほぼ維持されているという事実は歓迎すべきことであり、我々は2年半、あるいは3年以上前から求めてきたものだ…。ロシアが駐留部隊の部分撤退を開始すると発表したことは、停戦を維持するのに力に訴える必要がないと見ていることを示すものだ」と述べた。

一方、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者顧問は、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣との会談後、イラン、ロシア、シリア、ヒズブッラーなどの諸勢力の協力関係に変化はないと強調した。

『ハヤート』(3月16日付)が伝えた。

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AFP(3月15日付)によると、シリア駐留ロシア空軍の主要部隊の撤退宣言に関して、デミストゥラ特別代表は声明を出し、「重要な進展」だと高く評価した。

なお声明を読み上げたアフマド・ファウズィー報道官によると、デミストゥラ特別代表は14日晩に、安保理の非公式会合直前に、ロシア側とのテレビ会議でこの撤退について知らされていたという。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、シリア駐留ロシア空軍の主要部隊撤退に関して「ロシア軍撤退という突然のニュースは、我々にとってはサプライズではない…。ロシアは国際社会の諸勢力との合意のもと、政治的な計画と交渉を成功させるために覇権を駆使するだろう」と評価した。

AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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シリア駐留ロシア空軍の第一陣がロシアに向けて出発、クレムリンは撤退がアサド政権への圧力を意図したものでないと強調(2016年3月15日)

ロシア国防省は、ヴラジミール・プーチン大統領に命令を受け、セルゲイ・ショイグ国防大臣はシリア駐留ロシア空軍の主要部隊の撤退を命令したと発表した。

これを受け、フマイミーム航空基地の技術要員が同地に配備されている航空機のロシア領内への帰還に向けた準備を開始し、Tu-154とSu-34複数機からなる第一陣が同飛行場を離陸した。

mil.ru, March 15, 2016
mil.ru, March 15, 2016
mil.ru, March 15, 2016
mil.ru, March 15, 2016

 

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、シリア駐留ロシア空軍の主要部隊の撤退宣言が、ジュネーブ3会議への対応をめぐるシリア政府とロシア政府の対立を反映したものだとの一部の見方に反論し、撤退がアサド政権に圧力をかけることを狙ったものでは決してなく、また撤退に先立って関係当事国との協議は一切行わなかったと述べた。

ペスコフ報道官は、国連安保理決議第2254号で定められた移行プロセスに対するアサド大統領の消極的な姿勢へのヴラジミール・プーチン大統領の不快感が撤退の背景にあるのではとの問いに対して「そんなことはない」と否定、「大統領は、ロシア連邦武装部隊最高司令官として、シリアでのロシア軍の成果を踏まえて決定を下した。基本的な任務が遂行されたとの結論に達したうえでの決定だ」と述べた。

また「外国首脳との会談では議論されず、大統領自身が決定した」と強調した。

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アレクサンドル・ボルトニコフ連邦保安庁長官は、シリア駐留ロシア空軍の主要部隊撤退に関して「テロとの戦いを弱めることを意味せず…テロとの戦いそのものは継続し、同時に友好国との協力のもとこの戦いを強めていく」と述べた。

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一方、セルゲイ・イワノフ大統領府長官はシリア駐留ロシア空軍の主要部隊撤退に合わせて、S-400システムも撤収するかとの質問に対して、残留するロシア軍の「安全を保障するため、我々には最新鋭の防空手段が必要だ」と述べた。

AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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リヤド最高交渉委員会に参加するシャーム自由人イスラーム運動がヌスラ戦線と新たな軍事組織を結成か?(2016年3月15日)

ダマスカス郊外県東グータ地方で活動するアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ウンマの曉旅団は共同声明を出し、「フスタート軍」の結成、完全統合したと宣言していた。

Kull-na Shuraka', March 15, 2016
Kull-na Shuraka’, March 15, 2016

しかし、シャーム自由人イスラーム運動東グータ地区司令部は声明を出し、「フスタート軍」結成の声明が事実無根だとし、同組織への参加を否定した。

Kull-na Shuraka', March 15, 2016
Kull-na Shuraka’, March 15, 2016

なお、シャーム自由人イスラーム運動は、東グータ地方のマルジュ・スルターン村一帯では、ヌスラ戦線、イスラーム軍とともに合同作戦司令室を設置している。

AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線は第13師団メンバー30人を釈放する一方、アレッポ県の「穏健な反体制派」は両者の和解を呼びかける(2016年3月15日)

シャームの民のヌスラ戦線はSNSを通じて、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で逮捕していた第13師団のメンバー全員を釈放したと発表した。

複数の活動家によると、釈放されたのはアリー・サマーヒー大佐(特殊任務旅団司令官)、ハーリド・カイターズ氏、シャリーフ・ザイン氏ら30人以上。

一方、第13師団の司令官アフマド・スウード中佐はツイッターを通じて、メンバー5人(ザーヒル・アフマド氏ら)が依然として身柄を拘束されていると発表した。

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アレッポ県などで活動する「穏健な反体制派」8組織は14日付で共同声明を出し、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市でのシャームの民のヌスラ戦線と第16師団の対立に関して、ヌスラ戦線に対して対立を解消するため、拘束中の第16師団メンバーの身柄を独立司法裁判所に引き渡し、和解するよう呼びかけた。

共同声明を出したのは、スルターン・ムラード旅団、シャーム戦線、第16師団、イスラーム覚醒大隊、第1連隊、ヌールッディーン・ザンキー運動、ムジャーヒディーン軍、シャーム軍団。

Kull-na Shuraka', March 15, 2016
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AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、May 16, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で3回の爆撃を実施(2016年3月14日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月14日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回で、フール町近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 15, 2016などをもとに作成。

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YPGはハサカ県アームーダー市近郊でトルコ軍からの越境攻撃を受けたと発表(2016年3月14日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の総司令部は、トルコ軍がハサカ県アームーダー市近郊の人民防衛隊の拠点に対して越境攻撃を行ったと発表した。

ARA News(3月15日付)が伝えた。

AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。

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プーチン大統領とアサド大統領はシリア駐留ロシア空軍の主要部隊の撤退に合意(2016年3月14日)

シリア大統領府は声明を出し、アサド大統領とロシアのヴラジミール・プーチン大統領が電話会談を行い、シリア駐留ロシア軍の兵力を削減することに合意したと発表した。

声明は「シリア・アラブ軍がロシア空軍との協力により「テロとの戦い」において成功を達成し、シリア各地で治安と安定を回復したことを受け…、シリア・ロシア両国は、アサド、プーチン両大統領の電話会談で、現下の戦況に応じるかたちでシリア駐留ロシア軍の兵力を削減するとともに、敵対行為停止を継続、さらに「テロとの戦い」におけるロシアのシリア支援を継続することに合意した」という。

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ロシア大統領府(クレムリン)も同様の声明を発表、「両国首脳は、ロシア空軍の活動によってテロとの戦いの戦況に劇的な変化がもたらされ、テロリストのインフラを解体、彼らに甚大な損害を与えたことに注目した…。これを鑑み、ロシア大統領は、シリア駐留ロシア空軍に与えられていた主な任務は完了したと言明した。ロシア空軍の主要部隊を撤退させることが合意された」と表明した。

また「アサド大統領は、作戦に参加したロシア空軍士官らのプロフェッショナリズム、勇気、英雄的姿勢に言及し、ロシアに深い謝意を示した…。シリアの指導部は、シリアにおける政治プロセスの早急な構築の用意があると強調した。

プーチン大統領は、セルゲイ・ショイグ外務大臣、セルゲイ・ラブロフ外務大臣との会談で、駐留ロシア空軍の撤退を15日から開始すると述べた。

なお、ショイグ国防大臣がプーチン大統領に提出した戦果報告によると、9月末以降のロシア軍による空爆は、出撃回数が約9,000回に達し、戦闘員2,000人(うち前線司令官17人)を殲滅、石油関連施設209棟、車輌約3,000輌などを破壊、シリア政府が400の市町村・住宅地、1万平方キロを奪還するのに寄与したほか、トルコからの主要な兵站路の遮断に成功したという。

AFP, March 14, 2016、AP, March 14, 2016、ARA News, March 14, 2016、Champress, March 14, 2016、al-Hayat, March 15, 2016、Iraqi News, March 14, 2016、Kull-na Shuraka’, March 14, 2016、al-Mada Press, March 14, 2016、Naharnet, March 14, 2016、NNA, March 14, 2016、Reuters, March 14, 2016、SANA, March 14, 2016、UPI, March 14, 2016などをもとに作成。

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ジュネーブ3会議再開:シリア代表団「この対話により多くの反体制派が参加することを願っている」、デミストゥラ国連共同特別代表「すべての問題の起点は政治移行だ」(2016年3月14日)

バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府代表団は、スイスのジュネーブでスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談、ジュネーブ3会議における反体制派との間接協議を開始した。

ジャアファリー国連シリア代表は会談後、記者団に対して、デミストゥラ国連特別代表との会談が「前向き、建設的」だと高く評価、「我々と共同特別代表との間で、交渉の枠組みの形式に関してどのような相互理解、合意、コンセンサスを行うかについて充分な準備とヴィジョンの確立が重要だという点で相互理解に達した」ことを明らかにした。

ジャアファリー国連シリア代表は「形式的側面という場合、我々が意図しているのは、ジュネーブに参加、ないしは招聘される代表団が誰からなっているか…、(反体制派の)合同名簿とはどのようなものか、すべての代表団が平等に扱われているか、とうことだ…。我々は他のすべての代表団が、国連安保理決議、ウィーンでの諸合意、ミュンヘンでの宣言に従って参集し、この対話により多くの反体制派が参加することを願っている」と述べた。

また「我々はシリア人として、シリア指導部として、外国の干渉や前提条件なしに協議を行いたい」と強調した。

SANA, March 14, 2016
SANA, March 14, 2016

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一方、デミストゥラ共同特別代表も「会合は有益で実り多いものだった」とシリア政府代表団との交渉を高く評価、「多くの論点を明確にすることができた」と述べた。

また「Bプランは戦争への逆戻りを意味する。おそらく今よりももっと悪い戦争へとだ…」と警鐘を鳴らした。

なお、デミストゥラ共同特別代表は会談に先立って記者会見を開き、「政治移行こそがすべての問題の起点だ」と述べていた。

AFP, March 14, 2016、AP, March 14, 2016、ARA News, March 14, 2016、Champress, March 14, 2016、al-Hayat, March 15, 2016、Iraqi News, March 14, 2016、Kull-na Shuraka’, March 14, 2016、al-Mada Press, March 14, 2016、Naharnet, March 14, 2016、NNA, March 14, 2016、Reuters, March 14, 2016、SANA, March 14, 2016、UPI, March 14, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線と第13師団は和解に向けて独立司法裁判所の設置で合意するも、マアッラト・ヌウマーン市住民はヌスラ戦線本部を焼き討ちに(2016年3月14日)

イドリブ県では、SNN(3月15日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市では日中、シャームの民のヌスラ戦線による第13師団の全拠点制圧、メンバー逮捕への住民の不満が高まり、市内各所で抗議デモが発生した。

Youtube, March 14, 2016
Youtube, March 14, 2016

Youtube, March 14, 2016
Youtube, March 14, 2016
Youtube, March 14, 2016
Youtube, March 14, 2016

デモ参加者は「シリア革命期」(委任統治領シリアの国旗)、第13師団の旗を掲げ、メンバーの逮捕停止や逮捕者釈放が要求された。

クッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、デモ参加者の一部はマアッラト・ヌウマーン市内にあるヌスラ戦線の本部に突入し、拘束されていた4人を解放したのち、本部を焼き討ちにした。

デモ参加者が突入した際、ヌスラ戦線のメンバーは一人もいなかったという。

なおSNNによると、ヌスラ戦線は市内に検問所を設置せず、拠点を市外に移転し衝突を回避しようとしたが、夜になると、第13師団メンバーの追跡捜査を再開し、複数のメンバーを逮捕したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月15日付)によると、ヌスラ戦線の追跡捜査はメンバーの自宅などが対象となり、第13師団特殊部隊司令官のアリー・サマーフ離反大佐も逮捕されたという。

 

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一方、ヌスラ戦線は13日深夜に声明を出し、第13師団との対立解消と和解に向けて独立司法裁判所の設置を呼びかけた。

ヌスラ戦線はまたこの裁判所のメンバーとして、アブドゥッラッザーク・マフディー氏、アブー・ハーリス・ミスリー氏(エジプト人)、アブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ファトフ軍を指導するサウジアラビア人説教師)の3人を推薦した。

これに対して、第13師団も13日付で声明を出し、「善意のもとに(ヌスラ戦線が制圧した第13師団の)すべての本部、物資が、(法的)判断が下されるまで、法務委員会によって管理され、事態が回復し、逮捕者が帰宅、検問所が撤去されることを提案する」と発表し、独立司法裁判所に審理を求め、ヌスラ戦線の提案に応じる姿勢を示した。

Kull-na Shuraka', March 14, 2016
Kull-na Shuraka’, March 14, 2016

クッルナー・シュラカー(3月14日付)によると、これを受け、ムスリフ・ウルヤーニー氏、アブー・ナースィル・クワイティー氏、アブー・アースィム氏、アブー・カターダ氏の4人が独立司法委員会のメンバーに任命されたという。

AFP, March 14, 2016、AP, March 14, 2016、ARA News, March 14, 2016、Champress, March 14, 2016、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2016、al-Hayat, March 15, 2016、Iraqi News, March 14, 2016、Kull-na Shuraka’, March 14, 2016、al-Mada Press, March 14, 2016、Naharnet, March 14, 2016、NNA, March 14, 2016、Reuters, March 14, 2016、SANA, March 14, 2016、SNN, March 14, 2016、UPI, March 14, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県での戦闘を受け、同県およびダマスカス郊外県の包囲下の都市への人道支援物資搬入作業が中断(2016年3月14日)

AFP(3月15日付)は、赤十字国際委員会のパウエル・クリジシエク(Pawel Krzysiek)報道官の話として、ダマスカス郊外県のマダーヤー町、ザバダーニー市、イドリブ県フーア市、カファルヤー町で予定されていた人道支援物資搬入作業が現地での戦闘、とりわけヒムス県カルアト・マディーク町でのシリア軍と反体制武装集団の戦闘によって延期となったと伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ハッダーダ村・ジュッブ・アフマル村・カッバーナ村回廊など県北西部一帯で、第1沿岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム、第2沿岸師団、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマルジュ・スルターン村一帯でシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、アイン・マニーン村内で強制捜査を実施した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、サカン・シャバービー地区で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員1人が死亡した。

ジハード主義武装集団はまた、県北西部のタッル・リフアト市、アイン・ダクナ村のシリア民主軍拠点を砲撃した。

一方、ARA News(3月14日付)によると、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動、「穏健な反体制派」と目されるヌールッディーン・ザンキー運動がヌブル市近郊のバーシャムラ村(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍制圧下)を砲撃した。

また、アレッポ市ラーシディーン地区一帯、ハイヤーン町一帯では、シリア軍は外国人戦闘員(イラク人、アフガン人民兵)らとともにアレッポ・ファトフ軍作戦司令室、「命じられるがまま進め」連合などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、ARA News(3月14日付)によると、シリア軍は外国人戦闘員(イラク人、アフガン人民兵)とともに、反体制武装集団に占拠されていた県北部のカフルヌブーダ穀物サイロ一帯、サフル村、カフルヌブーダ町周辺の検問所を奪還した。

一方、SANA(3月14日付)によると、イーマーン旅団を名乗る武装集団が、ウンム・ハーラタイン村・ザアタル丘・マアーン村回廊一帯で停戦に違反し、シリア軍拠点に対して攻撃を行った。

シリア軍はこれに応戦し、戦闘員6人を殲滅した。

AFP, March 14, 2016、AP, March 14, 2016、ARA News, March 14, 2016、Champress, March 14, 2016、al-Hayat, March 15, 2016、Iraqi News, March 14, 2016、Kull-na Shuraka’, March 14, 2016、al-Mada Press, March 14, 2016、Naharnet, March 14, 2016、NNA, March 14, 2016、Reuters, March 14, 2016、SANA, March 14, 2016、UPI, March 14, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がヒムス県タドムル市一帯でダーイシュと交戦(2016年3月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市一帯、ヒヤーン山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シリア軍が同地一帯を激しく空爆・砲撃した。

一方、SANA(3月14日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のヒヤール山およびタール山近郊の第853地点、第600地点を制圧した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北西部でムウタスィム・ビッラー旅団、ハムザ旅団、スルターン・ムラード旅団、山地の鷹旅団、シャーム軍団などからなる反体制武装集団がガズル村一帯などで、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ARA
News(3月14日付)によると、ジャカー村(トルクメン人の村)を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダイル・ザウル航空基地一帯のダーイシュ(イスラーム国)を空爆した。

AFP, March 14, 2016、AP, March 14, 2016、ARA News, March 14, 2016、Champress, March 14, 2016、al-Hayat, March 15, 2016、Iraqi News, March 14, 2016、Kull-na Shuraka’, March 14, 2016、al-Mada Press, March 14, 2016、Naharnet, March 14, 2016、NNA, March 14, 2016、Reuters, March 14, 2016、SANA, March 14, 2016、UPI, March 14, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は13日の停戦違反件数を14件と発表(2016年3月14日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月13日に14件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反のうち5件はラタキア県、5件はダルアー県、2件はアレッポ県、1件はダマスカス郊外県、1件はハマー県。

なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。

AFP, March 14, 2016、AP, March 14, 2016、ARA News, March 14, 2016、Champress, March 14, 2016、al-Hayat, March 15, 2016、Iraqi News, March 14, 2016、Kull-na Shuraka’, March 14, 2016、al-Mada Press, March 14, 2016、Naharnet, March 14, 2016、NNA, March 14, 2016、Reuters, March 14, 2016、SANA, March 14, 2016、UPI, March 14, 2016などをもとに作成。

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米国主導の有志連合はシリア領内で4回の爆撃を実施(2016年3月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月13日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して15回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回で、マンビジュ市近郊(1回)、マーリア市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 14, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線はアレッポ市西部郊外の「穏健な反体制派」支配地域に進攻し、第46連隊の拠点を制圧、武器を捕獲(2016年3月13日)

アレッポ県では、ARA News(3月13日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線は、敵対行為停止合意に乗じるかたちで「穏健な反体制派」が優勢なアレッポ市西部郊外一帯に侵攻、アターリブ市に隣接するムハンディスィーン地区にある第46連隊などの拠点を制圧、武器・弾薬を捕獲した。

AFP, March 13, 2016、AP, March 13, 2016、ARA News, March 13, 2016、Champress, March 13, 2016、al-Hayat, March 14, 2016、Iraqi News, March 13, 2016、Kull-na Shuraka’, March 13, 2016、al-Mada Press, March 13, 2016、Naharnet, March 13, 2016、NNA, March 13, 2016、Reuters, March 13, 2016、SANA, March 13, 2016、UPI, March 13, 2016などをもとに作成。

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