米主導の有志連合が不法占拠を続けるタンフ国境通行所北部で、ダーイシュがシリア軍拠点を攻撃(2018年1月7日)

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)によると、米主導の有志連合が不法占拠を続けるタンフ国境通行所北部で、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍の拠点複数カ所を攻撃、シリア軍兵士多数が死傷した。

これを受け、シリア軍はヒムス県東部のマハッサ地区一帯を爆撃した。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がユーフラテス川右岸のブーカマール市近郊のラマーディー村近郊のシリア軍拠点を砲撃し、シリア軍兵士複数人が死傷した。

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構はジャウラーニー指導者らが軍事評議会の緊急会合でイドリブ県の戦況への対応を協議(2018年1月7日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構は、テレグラムを通じて、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者を議長とする軍事評議会が緊急会合を開き、イドリブ県南部の戦況への対応について協議したと発表し、会合の写真数点を公開した。

会合の結果、会合開始日などについては明らかにされなかった。

al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018

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シャーム解放機構は、声明を出し、ハマー県北部とイドリブ県南部の支配地域をシリア政府に引き渡したとの一部批判に反論、自由シリア軍諸派とともに、シリア軍や、ロシア軍を筆頭とするその同盟勢力による進攻に90日以上も持ちこたえていると主張、メディアにそのことを伝えるよう求めた。

ハマー県北部とイドリブ県南部でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の劣勢に関しては、6日にイスラーム軍幹部のムハンマド・アッルーシュ氏らが、シリア政府に譲渡したとの疑義を呈していた。

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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スプートニク・ニュース:トルコ軍はロジャヴァ支配下のアフリーン市一帯への軍事作戦を準備、1万5000以上の兵力を結集(2018年1月7日)

スプートニク・ニュース(1月7日付)は、ロシアの複数のメディア筋の話として、トルコがシリア北部を支配する西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊を主体とするシリア民主軍に対する軍事作戦を準備している、と伝えた。

al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018

同消息筋によると、この軍事作戦は、イドリブ県とアレッポ県アフリーン市の間に位置する地域に対するもので、アレッポ県アアザーズ市北部の国境に面するキリス県には、トルコ軍1万5,000人以上が集結している。

また、ハタイ県クムル市一帯には野戦病院などがすでに設置され、厳戒態勢が敷かれているという。

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、Sputnik News, January 7, 2017、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動はハマー県北東部とイドリブ県南部でのシリア軍の進攻に対抗するため総動員を発令(2018年1月7日)

シャーム自由人イスラーム運動は、ハマー県北東部とイドリブ県南部でのシリア軍の進攻に対抗するため総動員を発令し、ムジャーヒディーンを増員し、革命諸派と連携すると発表した。

al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018
al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018

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ダルアー県で活動するハウラーン連合のアブー・マフムード・ハウラーニー報道官はツイッターで、ダマスカス郊外県東グータ地方とイドリブ県南部に対するシリア軍の攻勢を弱化させるため、自由シリア軍南部戦線に対して、シリア南部で新たな戦端を開くよう呼びかけた。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)が伝えた。

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部でダーイシュが無人航空機、重火器でYPG主体のシリア民主軍拠点を攻撃(2018年1月7日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(1月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のバフラ村にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を攻撃した。

この攻撃で、ダーイシュは無人航空機複数基や重火器を用いたが、シリア民主軍は無人航空機3機を撃墜、砲台3基を破壊し、撃退に成功した。

al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装集団の拠点イドリブ市で爆弾が爆発し、15人が死亡(2018年1月7日)

イドリブ県では、ANHA(1月7日付)によると、シャーム解放機構などからなる武装集団の支配下にあるイドリブ市中心街の30通りで車に仕掛けられた爆弾が、爆発し、子供複数を含む15人が死亡した(ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)によると、この爆発で25人以上が死亡、数十人が負傷)。

『ハヤート』(1月8日付)によると、「イスラーム主義武装集団の本部」が標的となったという。

al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構や「自由シリア軍」諸派が退去したダマスカス郊外県バイト・ジン村で投降した戦闘員の免罪手続きが行われる(2018年1月7日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月7日付)によると、シャーム解放機構や「自由シリア軍」諸派が退去し、シリア政府の支配下に復帰した県南西部のバイト・ジン村で、武器を引き渡し投降した戦闘員に対する免罪手続きが関係当局によって行われた。

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県南部のスィンジャール町一帯を制圧、シャーム解放機構の一大拠点であるアブー・ズフール航空基地から15キロの距離まで接近(2018年1月7日)

イドリブ県では、SANA(1月7日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県南部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦し、スィンジャール町、ムタワッスィタ村、ヒヤーラ村、カファルヤー村、マアッラト・スライア村、ラムラ村、ジャディーダ村、ナッバーズ・カバリー村、スィラーア村を制圧した。

これにより、シリ軍はシャーム解放機構の一大拠点であるアブー・ズフール航空基地から15キロの距離まで接近した。

シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍はまた、カフルナブル市、ジャルジャナーズ町、マアッラト・ヌウマーン市、ガドファ村、タッル・ディブス村、タッル・カルシヤーン村を爆撃、少なくとも2人が死亡した。

しかし、シャーム自由人イスラーム運動は、スィンジャール町西部に位置するタッルダム村およびその近郊の丘陵地帯をシリア軍から奪還した、と発表した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動などからなる武装集団が県南部のブルジュ・サブナ村に進攻したシリア軍と交戦し、これを撃退した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動が指導する「彼らが不正を働いた」作戦司令室に所属する武装集団は、東グータ地方ハラスター市近郊の車輌管理局の解囲をめざすシリア軍部隊と交戦、撃退した。

一方、SANA(1月7日付)によると、反体制武装集団がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを砲撃し、2人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(1月7日付)によると、シャーム解放機構がバアス市ウンマーリーヤ地区の住宅街を砲撃した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月7日付)によると、ダルアー市で、シャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室に所属する自由シリア軍第18師団のラッダード・トゥウマ・アブー・ナッブート氏が何者かによって撃たれて死亡した。

AFP, January 7, 2018、ANHA, January 7, 2018、AP, January 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 7, 2018、al-Hayat, January 8, 2018、Reuters, January 7, 2018、SANA, January 7, 2018、UPI, January 7, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2018年1月7日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(1月7日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(イドリブ県1件、アレッポ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ラタキア県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,323市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 7, 2018をもとに作成。

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