ハンムーYPG司令官「ロジャヴァは非公式にソチでのシリア国民対話大会に招待される」(2018年1月2日)

『シャルク・アウサト』(1月2日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の司令官の一人サッバーン・ハンムー氏の話として、「クルド自治政府(ロジャヴァ)は、漸進的な連邦制樹立に向けて開催されるソチでの大会(シリア国民対話大会)に招かれるだろう」と伝えた。

ハンムー氏は、最近になってロシアの首都モスクワを訪問し、ロシア軍高官と会談した。

同氏によると、「ロシア人はソチ大会を成功させるため、トルコと戦略的に協力している。それゆえ、彼らはYPGやPYDに正式な招待状を送らないだろう。だが、彼らは自治政府を招聘する」という。

AFP, January 2, 2018、ANHA, January 2, 2018、AP, January 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018、al-Hayat, January 3, 2018、Reuters, January 2, 2018、SANA, January 2, 2018、al-Sharq al-Awsat, January 2, 2018、UPI, January 2, 2018などをもとに作成。

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北シリア民主連邦アフリーン地域シャフバー地区ファーフィーン区議会共同議長選出(2018年1月2日)

北シリア民主連邦執行委員会は、アレッポ県ファーフィーン村で、アフリーン地域シャフバー地区ファーフィーン区議会の共同議長を選出するための会合を招集した。

会合には、執行委員会メンバー、ファーフィーン区議会メンバーのほか、アフリーン地区内の各区の議会メンバーらが出席し、投票の結果、ヌーリー・アブドゥッラザーク氏、ヤースミーン・クライシャールー氏がファーフィーン区議会共同議長に、ワリード・アッルー氏、アズィーザ・カッリー氏が共同副議長に選出された。

ANHA(1月2日付)が伝えた。

ANHA, January 2, 2018

AFP, January 2, 2018、ANHA, January 2, 2018、AP, January 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018、al-Hayat, January 3, 2018、Reuters, January 2, 2018、SANA, January 2, 2018、UPI, January 2, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領はアイユーブ国防大臣ら新閣僚と会談(2018年1月2日)

2018年政令第1号(1月1日)により閣僚に任命されたアリー・アブドゥッラー・アイユーブ国防大臣、ムハンマド・マーズィン・アリー工業大臣、イマード・アブドゥッラー・サーラ情報大臣が、アサド大統領の前で就任宣誓を行い、その後大統領と会談した。

SANA(1月2日付)が伝えた。

SANA, January 2, 2018

AFP, January 2, 2018、ANHA, January 2, 2018、AP, January 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018、al-Hayat, January 3, 2018、Reuters, January 2, 2018、SANA, January 2, 2018、UPI, January 2, 2018などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省はイランでの反体制抗議デモへの米国、イスラエルの姿勢を非難、イラン政府との連帯を表明(2018年1月2日)

シリアの外務在外居住者省公式筋は、2017年末からイラン各地で発生している反体制抗議行動に関して、米国や「シオニスト政体」(イスラエル)らの姿勢を「この地域を支配し、その愛国的な能力や選択肢を奪い、抵抗枢軸を弱体化させるべく、治安と安定を揺るがそうと破壊的な役割」を担っているとして、「厳しく非難し、完全拒否する」と非難する一方、「イラン・イスラーム共和国と完全に連帯し、その主権を尊重、内政に干渉しない…。イランがこの陰謀を頓挫させ得ると信頼している」と表明した。

SANA(1月2日付)が伝えた。

AFP, January 2, 2018、ANHA, January 2, 2018、AP, January 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018、al-Hayat, January 3, 2018、Reuters, January 2, 2018、SANA, January 2, 2018、UPI, January 2, 2018などをもとに作成。

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サウジ人説教師のムハイスィー氏はシャーム解放機構を軸とする合同作戦司令室設置を称賛(2018年1月2日)

シャーム解放機構幹部メンバーの一人でサウジアラビア人説教師のアウドゥッラー・ムハイスィニー氏は自身のテレグラムのアカウントを通じてビデオ声明(https://youtu.be/NxB9pvhEmBI)を出し、「シャームの民にとっての5つの吉報」を発表した。

ムハイスィニー氏によると、5つの吉報とは、①シリア北部での反体制武装集団の合意(合同作戦司令室設置)、②ダマスカス郊外県ハラスター市郊外での反体制武装集団の善戦、③ロシア軍ヘリコプターの墜落、④ソチでのシリア国民対話大会の失敗、⑤イランでの反体制デモ。

al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018

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シャーム自由人イスラーム運動のムハンマド・アブー・ザイド報道官は、アル=カーイダ系のシャーム解放機構や、「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動、ナスル軍、イッザ軍、自由イドリブ軍などが設置した合同作戦司令室に参加し、ハマー県北東部とイドリブ県南部へのシリア軍の進軍を阻止するための戦闘に加わっていることを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月2日付)が伝えた。

AFP, January 2, 2018、ANHA, January 2, 2018、AP, January 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018、al-Hayat, January 3, 2018、Reuters, January 2, 2018、SANA, January 2, 2018、UPI, January 2, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はクナイトラ県ハムル丘一帯に進駐し、ダマスカス郊外県南西部での反体制派との戦いを終える(2018年1月2日)

クナイトラ県では、SANA(1月2日付)によると、シリア軍が、バイト・ジン村一帯からのシャーム解放機構や「自由シリア軍」諸派の戦闘員の退去にかかる合意の一環として、ハドル村東部に位置する戦略的要衝のハムル丘に進駐した。

SANA, January 2, 2018
SANA, January 2, 2018

SANAは、これにより「テロとの戦いにおけるもっとも難解な問題」であるダマスカス郊外県西グータ地方での反体制武装集団との戦いを終えたと伝えた。

syria.liveuamap.com, January 2, 2018
syria.liveuamap.com, December 27, 2017

AFP, January 2, 2018、ANHA, January 2, 2018、AP, January 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018、al-Hayat, January 3, 2018、Reuters, January 2, 2018、SANA, January 2, 2018、UPI, January 2, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構などからなる武装集団との戦闘の末、イドリブ県南部の複数カ村を制圧(2018年1月2日)

イドリブ県では、SANA(1月2日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにハマー県に隣接する県北部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦し、(大)フワイン村、ニーハ村、ザルズール村、ラスム・シャンム・ハワー村、マシュラフ村、クライアート・トゥワイビーヤ村を制圧した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はこのほかにも、ウンム・ハラーヒール村を制圧したという。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(1月2日付)によると、ロシア軍戦闘機が県南部のハーン・スブル村、タッフ村、サラーキブ市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッルシューリーン村、タッル・マルディーフ村、カフルサジュナ村、タマーニア町を爆撃し、少なくとも9人が死亡した。

シリア軍も、ジスル・シュグール市を砲撃し、24人が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018

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ヒムス県では、イバー通信(1月2日付)によると、シャーム解放機構の砲兵中隊が、マシュラファ村、ガースィビーヤト・ナイーム村にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月2日付)によると、反体制武装集団がハラスター市郊外の住宅街を砲撃し、1人が死亡した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(1月3日付)によると、反体制武装集団はシリア軍との戦闘の末、ハラスター市近郊(車輌管理局一帯)の複数拠点を制圧した。

一方、『ハヤート』(1月3日付)などによると、シリア軍第4師団、共和国護衛隊、カラムーンの盾部隊はハラスター市近郊の車輌管理局一帯を包囲するシャーム自由人イスラーム運動、ラフマーン軍団、シャーム解放機構などからなる武装集団を排除するため、増援部隊を派遣した。

AFP, January 2, 2018、ANHA, January 2, 2018、AP, January 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2018、January 3, 2018、al-Hayat, January 3, 2018、Reuters, January 2, 2018、SANA, January 2, 2018、UPI, January 2, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, January 2, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2018年1月2日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(1月2日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(アレッポ県3件、ラタキア県5件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも6件(アレッポ県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2018をもとに作成。

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