ダマスカス郊外県バイト・サフム市でトルコ占領下のシリア北部から帰村したばかりのシャーム自由人イスラーム運動元司令官が逮捕(2019年9月22日)

サウト・アースィマ(9月22日付)は、軍事情報局パレスチナ課がダマスカス郊外県バイト・サフム市で、シャーム自由人イスラーム運動の元司令官のアブー・ムハンマド・ガーリブ氏を逮捕したと伝えた。

ガーリブ氏は、ダマスカス郊外県がシリア政府の支配下に復帰する直前に、政府との和解を拒否してトルコ占領下のシリア北部に退去していたが、数日前に帰村した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、Sawt al-‘Asima, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ県内の北・東シリア自治局支配地域で、シリア政府支配地域に原油を運ぼうとしていたタンクローリーの車列が襲撃される(2019年9月22日)

ラッカ県では、ジュルフ・ニュース(9月22日付)によると、正体不明の武装集団が、北・東シリア自治局の支配下にある県西部の街道で、シリア政府支配地域に原油を運ぼうとしていたタンクローリーの車列を襲撃し、多数が破壊された。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月22日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県西部のラサーファ砂漠でシリア軍と交戦、兵士2人が死亡、3人が負傷した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Jurf News, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍の貨物車輌175台がYPG主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んでイラクからシリアへ(2019年9月22日)

ハサカ県では、SANA(9月22日付)によると、有志連合を主導する米軍の貨物車輌175台が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んで、イラクからスィーマルカー国境通行所を経由して、シリア領内に入った。

**

アレッポ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦(いずれもシャッラー村一帯)を砲撃した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は首都ダマスカスでイタリアの議員使節団と会談(2019年9月22日)

アサド大統領は首都ダマスカスで、シリアを訪問中のイタリアの議員使節団と会談した。

議員使節団はパオロ・ロマーニ元老院(上院)議員を団長とし、会談では、危機解決に向けた政治プロセス、復興などシリア情勢の進捗について意見が交わされた。

アサド大統領は会談で、シリア情勢に対するほとんどの欧州諸国の対応は当初から現実に即しておらず、それを今も続けている、と批判した。

これに対して、使節団は、現実に即さない西側メディアの報道は欧州世論において次第に影響力を失っており、欧州諸国政府は、これまでと違う現実に即した政策手法をとる必要があると答えた。

使節団はまた、ハムーダ・サッバーグ人民議会議長とも個別に会談した。

SANA(9月22日付)が伝えた。

**

なお、SANA(9月23日付)によると、イタリアの使節団は23日にイマード・ハミース首相と会談した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、September 23, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市近郊でシリア軍と反体制武装集団が激しい砲撃戦(2019年9月22日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから22日目(爆撃を激化させてから143日目)を迎えた9月22日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より2人?(民間人0人、シリア軍兵士1人?、反体制武装集団戦闘員0人)多い4,147人となった。

内訳は、民間人1,065人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,409人、反体制武装集団戦闘員1,673人。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフル・ウワイド村、カフルサジュナ村、マアッルズィーター村、ハーッス村、マアッラト・ハルマ村、ラカーヤー村、アブー・ズフール町一帯を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はマダーヤー村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

**

アレッポ県では、ANHA(9月22日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、サビール地区、ラームーサ地区、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、カフルハムラ村を砲撃した。

シリア軍がサビール地区に部隊を派遣し、イドリブ県のカフル・ウワイド村への砲撃を開始したのを受けた反撃だという。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルハムラ村を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がフワイズ村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はカルカート村一帯でシリア軍士官(少尉)1人を狙撃し、殺害した。

**

スワイダー県では、HFL(9月22日付)によると、ダーラ村とサカーカー村を結ぶ街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、第52機械化旅団の車輌が巻き込まれ、複数の兵士が死傷した。

**

ダルアー県では、HFL(9月23日付)によると、ブスル・ハリール市とイズラア市を結ぶ街道では、第5師団所属の大佐が乗った車が即席爆弾の爆発に巻き込まれ、この大佐を含む2人が負傷した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、HFL, September 22, 2019、September 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.