米軍がダイル・ザウル県、ラッカ県で住民や国内避難民を次々と拘束(2019年9月7日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月6日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、有志連合を主導する米軍が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、ブサイラ市近郊のカッサール村で一家4人を拘束、連行した。

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ラッカ県では、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(9月7日付)によると、有志連合を主導する米軍ヘリコプター部隊が6日深夜から7日未明にかけて、タブカ市近郊の西ジャアバル村で空挺作戦を敢行し、ハマー県から逃れてきたという国内避難民(IDPs)2人を拘束、連行した。

拘束の理由は不明。

AFP, September 7, 2019、ANHA, September 7, 2019、AP, September 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2019、Raqqa-sl, September 7, 2019、Reuters, September 7, 2019、SANA, September 7, 2019、SOHR, September 7, 2019、UPI, September 7, 2019などをもとに作成。

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デンマーク首相は有志連合を主導する米国を支援するためシリア北東部に部隊を派遣すると発表(2019年9月7日)

デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、イェッペ・コフォズ外務大臣、トリネ・ブラムセン国防大臣との共同記者会見の席上で、シリア北東部に部隊を派遣すると発表した。

フレデリクセン首相は、デンマークが国際レベルで軍事活動を強化するとしたうえで、14人の医師からなる医療部隊を、米軍主導の有志連合を支援するためにシリア北東部に派遣すると述べた。

フレデリクセン首相はまた、米海軍を支援するため、フリゲート艦、戦艦、戦闘機4機、一個大隊を併せて派遣すると付言した。

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トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を激しく砲撃(2019年9月7日)

アレッポ県では、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、ハルバル村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、マーリキーヤ村を激しく砲撃した。

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ロシアのRBCはシリアでロシア軍兵士3人が死亡したと伝える(2019年9月7日)

ロシアのRBCチャンネル(9月7日付)は、シリア国内での戦闘で、ロシア軍兵士3人が死亡したと伝えた。

同チャンネルによると、8人からなるロシア軍部隊は9月3日に、シリア軍拠点(正確な場所は明らかにされず)の近くで2班に分かれて偵察活動をしていたが、1班が地雷原に入り込み、地雷が爆発、2班が救援に向かったものの、地雷に触れ、3人が死亡、2人が負傷したという。

AFP, September 7, 2019、ANHA, September 7, 2019、AP, September 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2019、RBC, September 7, 2019、Reuters, September 7, 2019、SANA, September 7, 2019、SOHR, September 7, 2019、UPI, September 7, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍がイドリブ県北部の国内避難民収容キャンプに向けて発砲し、女性1人死亡(2019年9月7日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月7日付)、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍憲兵隊が領内から国境に近い県北部のダルクーシュ町にある国内避難民(IDPs)収容キャンプ(アレッポ・キャンプ)に向けて発砲し、女性1人が死亡した。

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トルコの支援を受ける国民軍はシリア北西部に「イランの民兵」増援部隊が派遣されたと主張、YPGとの同盟関係が確認されたと批判(2019年9月7日)

トルコの支援を受ける国民軍は声明を出し、「イランの民兵」の増援部隊が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市に近い県北西部のマンナグ航空基地に到着した証拠を得たと発表した。

声明では「増援部隊は、イラン、そしてトルコに敵対する(人民)防衛部隊(YPG)が同盟関係にあることを示すもので…、イラン政府はあたかもトルコの国家安全保障に抵触する地域で、トルコ政府に圧力をかけているかのようだ」と主張している。

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シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから8日目、両軍の爆撃は記録されず、戦闘も小康状態に(2019年9月7日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから8日目(爆撃を激化させてから129日目)を迎えた9月7日、シリア・ロシア軍の爆撃は記録されなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より2人(民間人1人、シリア軍兵士は0人、反体制武装集団戦闘員1人)増えて4,126人となった。

内訳は、民間人1,049人(うち女性186人、子供261人)、シリア軍兵士1,406人、反体制武装集団戦闘員1,671人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がヒーシュ村、タッフ村、シャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ハルマ村、ラカーヤー村、カフルサジュナ村、ムアスラーン村、ナキール村を砲撃した。

またマアッラト・ヌウマーン市での10日前の爆撃で負傷していた民間人1人が死亡した。

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