YPG主体のシリア民主軍はダーイシュの戦略拠点タブカ航空基地を完全制圧(2017年3月26日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が声明を出し、タブカ市南部のダーイシュ(イスラーム国)の戦略拠点タブカ航空基地を完全制圧したと発表した。

Syria.liveuamap.com, March 26, 2017

 

AFP, March 27, 2017、AP, March 27, 2017、ARA News, March 27, 2017、Champress, March 27, 2017、al-Hayat, March 28, 2017、Iraqi News, March 27, 2017、Kull-na Shuraka’, March 27, 2017、al-Mada Press, March 27, 2017、Naharnet, March 27, 2017、NNA, March 27, 2017、Reuters, March 27, 2017、SANA, March 27, 2017、UPI, March 27, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県北西部アフリーン市郊外への越境砲撃を再開、YPG戦闘員4人が死亡(2017年3月26日)

アレッポ県では、ARA News(3月26日付)によると、トルコ軍が、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外一帯への砲撃を再開し、人民防衛隊と交戦した。

この戦闘で、人民防衛隊の戦闘員4人が死亡したという。

ARA News, March 26, 2017

 

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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米軍の支援を受けるYPG主体のシリア民主軍と親アサド政権の「ラッカの鷹」がダーイシュの戦略拠点タブカ航空基地に突入し、50%を制圧(2017年3月26日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官が、タブカ市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の戦略拠点の一つタブカ航空基地を攻略し、その50%を制圧したと発表した。

戦闘は基地内で続いているという。

これに関して、クッルナー・シュラカー(3月26日付)は親政権系サイトの情報として、親政権民兵組織の「ラッカの鷹」がタブカ航空基地に突入した、と伝えた。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍とシリア・エリート部隊はラッカ市東部のカラーマ村をダーイシュから奪取し制圧したと発表(2017年3月26日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、「ユーフラテスの怒り」の戦いにおいて同組織と連携するシリア・エリート部隊(アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏が率いるシリア・ガド潮流の民兵組織)は、それぞれ声明を出し、ラッカ市東部に位置する要衝のカラーマ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取、制圧したと発表した。

Youtube, March 26, 2017

また、ARA News(3月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タブカ市西方の東アジャル村、西アジャル村を新たに制圧した。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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米軍の爆撃でアサド湖東のタブカ・ダムが利用不能、決壊の危機が高まるなかダーイシュは住民に避難呼びかけ(2017年3月26日)

ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(3月26日付)は、ダーイシュの福祉局(ディーワーン)消息筋の話として、米軍の空爆・砲撃によって、ユーフラテス・ダム(タブカ・ダム)が利用不能となり、すべての水門が水没したと伝えた。

これに関連して、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(3月26日付)は、ダム決壊の危険が高まっており、ダーイシュのヒスバ(宗教警察)がタブカ市住民の避難を呼びかけていると伝えた。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Raqqa-sl, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでシャーム解放機構とダーイシュが交戦(2017年3月26日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでシャーム解放機構などからなる反体制武装集団とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の激戦が続くハマー県北部でロシア軍の誤爆相次ぐ(2017年3月26日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、ロシア軍戦闘機がシリア政府支配下のムハルダ市を誤爆し、多数の住民が死傷した。

また親政権系の複数のサイトによると、25、26日にロシア軍による誤爆が相次ぎ、シリア軍兵士10人が死亡、多数が負傷したという。

Twitter, March 26, 2017
Twitter, March 26, 2017
Twitter, March 26, 2017
Twitter, March 26, 2017

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラファーヤー市、ラターミナ町、スーラーン市、マアルダス村、ハッターブ村、マジュダル村、ハジャーマ村、カフルヌブーダ町、タッル・フワーシュ村、ザカート村など県北部一帯を空爆、カムハーナ村、マアッルザーフ町、アルザ村一帯でシャーム解放機構、ナスル軍、イッザ軍、イドリブ自由軍、ウズベク人、トゥルキスタン人、コーカサス人戦闘員と交戦した。

これに対して、反体制武装集団はマアーン村、ムガイル村、ブライディージュ村のシリア軍拠点などを砲撃した。

他方、SANA(3月26日付)によると、シリア軍が県北部のタイバト・イマーム市、ハラファーヤー市、ラターミナ町、スーラーン市北部一帯、タッル・ウスマーン村、タッル・フワーシュ村、ムーリク市でシャーム解放機構の拠点を空爆した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機が、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が拠点とするジャウバル区各所、カーブーン区を空爆・砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村を空爆、フーシュ・サーリヒーヤ村、タッル・ファルザート村、ジスリーン町を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍がダルアー市ダム街道地区、郵便局西部一帯、カラク地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍がマスハラ村でシャーム解放機構の拠点を攻撃した。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市とラッカ市を結ぶ街道上のマスカナ市に向け進軍、ダーイシュから4カ村を新たに制圧(2017年3月26日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市南東部でダーイシュ(イスラーム国)と戦闘を続け、ウンム・ティーナ村、ラスム・ジャイスィー村、タッル・アブー・マクバラ村、ジャフィーラト・ガザール村を制圧し、アレッポ市とラッカ市を結ぶ街道に位置するダーイシュの拠点都市マスカナ市に向けて進軍を続けた。

SANa, March 26, 2017

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーイル油田一帯を「樽爆弾」で空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市南部墓地地区、第137連隊基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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スワイダー県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍が県東部のアシュハイブ丘、ディヤーサ採水場地区一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハマー県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍が県東部のウカイリバート町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を」空爆した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍がビイル・カサブ地区でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会代表団はジュネーブでシリア軍による爆撃・攻撃、強制移住を非難(2017年3月26日)

最高交渉委員会の代表団がスイスのジュネーブでスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

会談後、団長を務めるナスル・ハリーリー氏は「アサド政権と宗派主義的民兵、イラン・イスラーム革命防衛隊、アル=カーイダ、ダーイシュ(イスラーム国)のテロがシリアのテロを典型」としたうえで、シリア軍による空爆・攻撃、強制移住(反体制武装集団戦闘員の退去)を非難し、「真の停戦が伴われない限り、政治プロセスが意味や信頼を得ることはない」と主張した。

『ハヤート』(3月27日付)が伝えた。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は3月24~25日の2日間でラッカ市、タブカ市を重点的に爆撃(2017年3月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月24~25日の2日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

3月24日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して14回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(4回)、タブカ市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

3月25日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して30回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は18回で、ブーカマール市近郊(2回)、ラッカ市近郊(4回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、タブカ市近郊(9回)に対して攻撃が行われた。

AFP, March 26, 2017、AP, March 26, 2017、ARA News, March 26, 2017、Champress, March 26, 2017、al-Hayat, March 27, 2017、Iraqi News, March 26, 2017、Kull-na Shuraka’, March 26, 2017、al-Mada Press, March 26, 2017、Naharnet, March 26, 2017、NNA, March 26, 2017、Reuters, March 26, 2017、SANA, March 26, 2017、UPI, March 26, 2017などをもとに作成。

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