ダイル・ザウル軍事飛行場に対してダーイシュ(イスラーム国)が連続自爆攻撃を仕掛け、シリア軍多数が死亡(2015年9月10日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(9月11日付)によると、アル=カーイダ系組織シャームの民のヌスラ戦線らによるイドリブ県アブー・ズフール航空基地の完全制圧に続いて、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル航空基地への攻勢を強めた。

シリア人権監視団によると、ダーイシュによるダイル・ザウル航空基地への攻勢は9日から強まり、これまでにシリア軍兵士36人が死亡したという。

これに関して、ダーイシュ・ハイル州広報局は9日、アブー・アイマン・シャーミー氏とアブー・ハンサー・フムスィー氏の2名の戦闘員が飛行場外壁に対して自爆攻撃を行い、基地内のシリア軍と交戦し、90人の兵士を殺害し、ミサイル大隊拠点と「白いビル」を制圧、大量の武器弾薬を捕獲したと発表した。

ARA News, September 10, 2015
ARA News, September 10, 2015

しかし、SANA(9月10日付)は、ダイル・ザウル航空基地に侵入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)をシリア軍が撃退し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと伝えた。

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アレッポ県では、ARA News(9月10日付)によると、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内に位置するタッル・リフアト市内で、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を仕掛けた車2台を相次いで爆発させ、住民数十人が死傷した。

ダーイシュはまた、アイン・アラブ市南部のクーラーン村を攻撃、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がラッカ市一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)司令官2人が死亡した。

司令官はシリア人とイラク人だという。

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ハサカ県では、ARA News(9月10日付)によると、有志連合がシャッダーディー市内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を行った。

有志連合はまた、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュと対峙しているアブドゥルアズィーズ山一帯に対しても空爆を行った。

ダーイシュはまた、カウカブ山近郊のシリア軍拠点に対しても攻撃を加えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(9月10日付)によると、タドムル市で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、AKI(9月9日付)は、タドムル市の活動家を名乗るアフマド・ダアース氏の話として、タドムル市の住民約40万人のうち、1,000~1,100人程度が、ダーイシュ(イスラーム)への恐怖心から、組織に忠誠を誓った、と伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤルダー市郊外農園地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が交戦した。

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スワイダー県では、SANA(9月10日付)によると、サアド丘一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 10, 2015、AKI、September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュ(西クルディスタン移行期民政局治安組織)司令官は西側諸国から教練を受けたことを明かす(2015年9月10日)

ロイター通信(9月10日付)は、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュのジュワーン・イブラーヒーム司令官の話として、複数の西側諸国によって、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける治安部隊(アサーイシュ)の教練が行われたことを明らかにした。

イブラーヒーム司令官によると、アサーイシュ隊員450人以上がシリア北部で教練を受けた、という。

教練内容は、爆弾が仕掛けられた車や建物への対処法などからなっていたという。

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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アラブ連盟はスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表を招いてシリア情勢について協議(2015年9月10日)

アラブ連盟のアフマド・ベン・ヒッリー事務副長は、カイロで13日に開催予定の第144回定例理事会と合わせて、外相会合を開き、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表を招聘して、シリア紛争の進捗や対応などについて協議すると発表した。

『ハヤート』(9月11日付)が伝えた。

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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ハッスーン共和国ムフティーとミス・ユニバースのロシア代表のツーショット写真拡散(2015年9月10日)

クッルナー・シュラカー(9月10日付)は、共和国ムフティーのアフマド・バトルッディーン・ハッスーン師が、サンパウロ精神的遺産教会の使節団としてシリアを訪問中のミス・ユニバースのロシア代表のマリナ・ナマロヴァさんとのツーショット写真がインターネット上などで拡散されていると伝え、その写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', September 10, 2015
Kull-na Shuraka’, September 10, 2015

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がノルウェー人、中国人人質釈放のため身代金支払いを要求(2015年9月10日)

ARA News(9月10日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が英語機関誌『ダービク』第11号(10日に公開)で、拘束中のノルウェー人および中国人人質「売り出し中」と銘打って、身代金の支払いを要求した、と伝えた。

ダーイシュが身代金支払いを求めているのは、ヨハン・グリムガード・オフシュタッド(Johan Grimsgaard-Ofstad)さん(オスロ生まれ)とファン・ジンフー(Fan Jinghui)さん(北京生まれ)の2人。

この身代金要求には、オレンジ色ではなく黄色の服を着せられた2人の上半身の写1点真、横、後ろ、斜めから撮された顔写真3点が掲載され、中央部分は「ノルウェー人囚人売り出し中」、「中国人囚人売り出し中」との見出し、その下には「彼を釈放するために身代金を支払いたいという人は誰でも、以下の電話番号に連絡せよ」と書かれている。

また顔写真の周りには、人質の経歴が記載されている。

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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ハモンド英外相、移行期間におけるアサド大統領の6ヶ月の残留を初めて提案、シリア情報大臣は「非合理且つ非論理的」と(2015年9月10日)

英国のフィリップ・ハモンド外務大臣は、シリアでの紛争和解に向け設置が目指されている移行期統治機関に関して、アサド大統領に6ヶ月間だけ移行期政府を指導することを認めることで、ロシア、イランの協力を得るべきだ発言した。

ハモンド外務大臣は下院外交委員会で、「アサドとその取り巻きがまず最初に対峙しなければならないとは言っているのではない。シリアの同盟国であるロシアとイランと協力するため、英国と西側諸国政府は、移行期において(アサド)大統領が権力の座にとどまることができる期間を6ヶ月までと定めて合意するべきだ」と発言した。

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マフムード・ズウビー情報大臣は、ハモンド外務大臣の発言に関して『ガーディアン』(9月10日付)に対して「非合理且つ非論理的」と一蹴、「英国の外務大臣が、シリア人に代わって、シリアの大統領がどのくらい権力の座に就くべきかといったことを決める権利などどこにあるのか?」と反論、拒否した。

ズウビー情報大臣はまた、ハモンド外務大臣の発言に対して、「キャメロンは3日以上権力の座にとどまるべきでなく、ハモンドは今日中に辞めねばならないと私が提案したらどう思う?」と不快感を露わにした。

また「我々は、シリアが過激派の国になることを許さないだろう…。サウジアラビアの二の舞にはならない」と付言した。

AFP, September 10, 2015、AP, September 10, 2015、ARA News, September 10, 2015、Champress, September 10, 2015、The Guardian, September 10, 2015、al-Hayat, September 11, 2015、Iraqi News, September 10, 2015、Kull-na Shuraka’, September 10, 2015、al-Mada Press, September 10, 2015、Naharnet, September 10, 2015、NNA, September 10, 2015、Reuters, September 10, 2015、SANA, September 10, 2015、UPI, September 10, 2015などをもとに作成。

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最新論考「シリアの化学兵器攻撃から2年、「穏健な反体制派」支援がもたらす混乱」(Yahoo Japan! News)

青山弘之「シリアの化学兵器攻撃から2年、「穏健な反体制派」支援がもたらす混乱」

Yahoo Japan! News、2015年9月9日

http://bylines.news.yahoo.co.jp/aoyamahiroyuki/20150909-00049307/

シリアの首都ダマスカス郊外で化学兵器が使用されたとの情報が世界を席巻してから8月で2年が経った。この騒動は、米英仏によるシリアへの軍事介入の試みが、英国議会での否決やロシアの巧みな外交によって頓挫したことで一応収束し、その後、シリア国内では、化学兵器禁止機関(OPCW)の監督のもと、シリア政府が保有していた化学物質や関連施設を全廃した。・・・

(http://bylines.news.yahoo.co.jp/aoyamahiroyuki/20150909-00049307/)

アル=カーイダ指導者のザワーヒリー師がダーイシュ(イスラーム国)に「十字軍、世俗主義者、ヌサイリー派(アラウィー派)、サファビー朝の者ども(イラン)との戦闘」での共闘を暗に呼びかける(2015年9月9日)

アル=カーイダ総司令部のアイマン・ザワーヒリー師は、サハーブ・ネットを通じて音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=ZkXQkkGuKrM)を発表、そのなかでダーイシュ(イスラーム国)が2014年6月末に宣言したカリフ制が無効だと改めて述べた。

しかし、ザワーヒリー師は、「十字軍、世俗主義者、ヌサイリー派(アラウィー派)、サファビー朝の者ども(イラン)との戦闘」での共闘をダーイシュに暗に呼びかけた。

45分におよぶこの音声声明で、ザワーヒリー師は「我々は(イスラーム国が宣言した)このカリフ制を承認しない。また我々はそれが、預言者の方法に基づいたカリフ制だとは考えていない。それは、シューラーを経ないで制圧されたに過ぎない国(イマーラ)であり、イスラーム教徒がこれに対して忠誠を誓う義務もない。我々は、アブー・バクル・バグダーディーがカリフだとは考えていない」と述べた。

また「バグダーディーおよび彼と共にいる者たちが行ったことは、ジハード主義を代表していない」としたうえで、アル=カーイダへの攻撃を停止するよう要請、またバグダーディー氏を「少数の無知な者たちが忠誠を誓った…反乱者」と非難した。

しかしザワーヒリー師は「我々は彼(バグダーディー)やその同胞たちの行いのすべてに反対しているという訳ではない。むろん、我々は彼らには多くの体系的な過ちがあるということにも異論を唱えない。しかし、私がもしイラク、あるいはシャーム(シリア)にいたとしたら、十字軍、世俗主義者、ヌサイリー派、サファヴィー朝の者どもと戦うために彼らと協力したことだろう。彼らの国家(イスラーム国)、さらには彼らが言うカリフ制の正統性を承認はしない。なぜなら、そうした問題は、私を越えたより大きな問題だからだ…。イスラーム共同体は十字軍の卑劣な攻撃に曝されており、ジハード主義者はこれと戦うために一体とならねばならない」と強調した。

ザワーヒリー師はそのうえで「十字軍の同盟に参加している西洋諸国に危害を与えることができるすべてのイスラーム教徒に対して、躊躇せず攻撃を加えるよう呼びかける。これらの国の心臓部、西洋の十字軍の都市、とりわけ米国に戦争を波及させることに集中しなければならない」と述べた。

なお、『ハヤート』(9月14日付)によると、サハーブ・ネットを通じて配信された音声声明は、アフガニスタンのターリバーンの指導者ムハンマド・ウマル師の死など最近の事件について言及されておらず、2015年6月30日以前に録音されたものと思われるという。

 

AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、September 14, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省は国連安保理議長に「アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動がイドリブ県でVXガスを使用としている」と報告(2015年9月9日)

シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、国連安保理議長に外務在外居住者省書簡を提出し、そのなかで、イドリブ県で活動する「武装テロ集団」のシャーム自由人イスラーム運動が、フーア市、カファルヤー町に対して有毒化学物質を使用しようとしていると報告した。

シャーム自由人イスラーム運動は、ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)でのシリア軍との戦闘に敗北し、シリア政府がザバダーニー市制圧を発表した場合、報復としてVXガスを使用としているという。

書簡は「テロ組織であるシャーム自由人イスラーム運動は、VXガスの生産に使用される化学物質の原材料を保有しており、シリア北部(イドリブ県)のトルコ国境地帯にあるナバティーヤ村のテロリストの基地でこのガスを生産しようとしている」と主張するとともに、「彼らはまた、トルコのヤイラダーイ市に容易にアクセスできる」と付言、トルコ政府が化学兵器の製造に関与していることを示唆した。

また「VXガス製造は、化学博士を取得したアフガン人女性の監督のもとに行われており、彼女はパキスタンやアフガニスタンでアル=カーイダとともに活動していた」と主張した。

他方、書簡は、「シリアのブーカマール区(ダイル・ザウル県)のあるイラク人が、有毒サリン・ガスを500万米ドルで密売している…。シリアのテロリストがこれを購入しようとしている」と付言した。

『ハヤート』(9月9日付)が伝えた。

AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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アスマー・アフラス大統領夫人がダマスカス大学講堂で行われた国民優秀生センター修了式に出席(2015年9月9日)

SANA(9月9日付)は、国民優秀生センター(http://www.ncd.sy/)2015年度第4期修了式がダマスカス大学付属の講堂で執り行われ、アスマー・アフラス大統領夫人が出席し、祝辞を述べた。

アスマー夫人は祝辞で、知識と志向を活用して、自らが定めた目的の実現をめざすとともに、あらゆる困難に立ち向かうよう激励した。

SANA, September 9, 2015
SANA, September 9, 2015


AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線がイドリブ県におけるアブー・ズフール軍事飛行場を完全制圧、シリア軍は最後の軍事拠点を喪失(2015年9月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義集団が、県内におけるシリア軍の最後の軍事拠点だったアブー・ズフール航空基地を完全制圧した。

アブー・ズフール空軍基地はイドリブ県最大の航空基地だったが、2年以上にわたりヌスラ戦線らの包囲を受けており、同基地から作戦を遂行するための戦闘機などは残っていなかったという。

Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015

これに関して、マサール・プレス(9月9日付)は、「革命家」たちがシリア軍兵士多数を殺害、捕捉したとしつつ、基地内の武器弾薬などは、シリア軍が撤退する際にほとんど破壊、焼却されていた、と伝えた。

アブー・ズフール航空基地の制圧により、シリア政府支配下に残っているイドリブ県内の要衝は、フーア市、カファルヤー町を残すのみとなった。

フーア市、カファルヤー町は、シーア派住民が多く、住民から構成される国防隊、人民防衛隊(いわゆる人民防衛諸組織)がヒズブッラーの指導のもと、同地周辺一帯でファトフ軍との戦闘を続けている。

シリア人権監視団によると、アブー・ズフール航空基地を放棄したシリア軍守備隊とヌスラ戦線などが交戦を続けているという。

なお、シリア人権監視団によると、アブー・ズフール航空基地の最終攻防戦では、シリア軍兵士120人以上が死傷、捕捉されたのに対し、ヌスラ戦線側の犠牲者は数十人だったという(シリア人権監視団はその後(10日)、アブー・ズフール航空基地攻防戦で、シリア軍兵士56人が死亡、40人あまりが捕捉され、また数十人が行方不明になっていると発表した)。

一方、SANA(9月9日付)も、シリア軍アブー・ズフール航空基地守備隊が、「テロ集団」との熾烈な戦闘の末、基地内の拠点を放棄し、基地外の拠点に最集結したと報じ、同基地放棄を認めた。

SANAによると、反体制武装集団は、折から続く悪天候(砂嵐)で視界が悪い状況に乗じて、基地内に潜入、これを受け守備隊は9日早朝に基地を放棄したという。

守備隊が放棄した基地内には、3年間におよぶ戦闘で使用できる武器弾薬は放置されていないという。

SANAによると、シリア軍はしかし、マウザラ村一帯を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアルカバ村一帯で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、反体制武装集団が同村を制圧した。

一方、SANA(9月9日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が、ザバダーニー市でジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、ザバダーニー市に隣接するマダーヤー町を空爆した。

一方、SANA(9月9日付)によると、シリア軍とレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)が、ザバダーニー市で反体制武装集団の掃討作戦を継続し、ナーブーア地区内の複数の建物群を新たに制圧した。

シリア軍はまた、タッル・クルディー町農場地帯、リーハーン農場に潜入しようとしたイスラーム軍を撃退した。

クッルナー・シュラカー(9月9日付)などは、イスラーム軍がダマスカス中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)一帯に進攻し、その一部を制圧したと報じたが、SANAはこれを否定した。

他方、東グータ地方で活動するラフマーン軍団とイスラーム軍は共同声明を出し、合同作戦司令室を設置すると発表した。

クッルナー・シュラカー(9月9日付)が伝えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」にある反体制武装集団の拠点都市マーリア市一帯、ハルバル村、タラーリーン村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と反体制武装集団の交戦が続く一方、有志連合がマーリア市一帯のダーイシュ拠点に対して3回にわたり空爆を行った。

一方、SANA(9月9日付)によると、アレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区、ラームーサ地区、アシュラフィーヤ地区、ラーシディーン地区、ルトフィー地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、アーミリーヤ地区、シャイフ・アフマド地区、シャイフ・ハドル地区、ラドワーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月9日付)によると、西ガーリヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、September 11, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Masar Press Agency, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ヒムス県中部のジャズル・ガス田を制圧か?(2015年9月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯では、同地一帯の拠点を奪還したシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦した。

一方、SANA(9月9日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ジャズル・ガス採掘所を制圧した。

ダーイシュは折からの悪天候(砂嵐)に乗じて、ジャズル・ガス採掘所一帯に進攻していたが、シリア軍は激しい戦闘の末、これを撃退したのだという。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ブサイナ丘一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(9月9日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ブサイナ丘に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

またスワイダー市郊外の草地で、ダーイシュ・メンバーと思われる17人を逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジハード主義武装集団の拠点を襲撃した。

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アレッポ県では、SANA(9月9日付)によると、アルバイド村、航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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フランスがシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)爆撃に向け偵察飛行開始、オーストラリアもシリア領内での爆撃を決定:難民流入の主因に対処する姿勢を誇示(2015年9月9日)

フランス軍は声明を出し、「ダーイシュ(イスラーム国)に関する情報収集」のため9日にシリア領空で偵察活動を行ったと発表した。

偵察活動にはラファール戦闘機を使用されたという。

AFP(9月9日付)が伝えた。

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オーストラリアのトニー・アボット内閣は、有志連合の枠内で同国が行っているダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆の範囲をシリア領内にも拡大することを発表した。

オーストラリアでは8日、国家安全保障委員会において、シリア領内での軍事作戦に関する計画が合意されていた。

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欧米諸国、オーストラリアは、2日にトルコの海岸で遺体で発見されたシリア人幼児(アイラーン・クルディーくん)の画像が公開されたことを受け、シリアなどからの難民への関心がにわかに高まっており、英独がそれぞれ約2万人、フランス、カナダ、オーストリアが約1万人、米国が約3万人と難民受け入れを表明しているが、その一方、難民発生の主因であるシリア国内の混乱に対しては、シリア領内でのダーイシュへの空爆という方針を打ち出し、事態に対処しようとしている。

その一方で、ロシアによるシリア政府への軍事支援強化に対しては、とりわけ米国が警戒感を示している。

『ガーディアン』(9月9日付)が伝えた。

AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、The Guardian, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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ロシア外務省は「シリア軍にロシア製の新たな装備の教練を行うために軍事顧問複数名を派遣した」と認める一方、ロイター通信はロシア軍がシリア軍の作戦に参加したと伝える(2015年9月9日)

『ハヤート』(9月10日付)によると、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣は、「シリアへのロシア軍の専門家の駐在は、ロシア製装備の使用について教練を行う必要があることが理由で、これらの装備は、ロシア・シリア間の軍事技術協力の枠組みのなかで締結された契約に基づいて輸出される」と述べた。

また、この発言の直後、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、シリア国内でのシリア政府による「テロとの戦い」に必要な武器や装備を増強し続けると表明した。

ザハロフ報道官は、シリア軍との作戦面での協調が、ダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた域内同盟の結成を主唱するヴラジミール・プーチン大統領のイニシアチブを推し進め、「テロとの戦い」における努力を統合するうえで重視すべきだと述べたうえで、「テロとの戦いの支援を強化するうえで必要なのであれば、国際法や国内法に従い、さらなる措置を検討する用意がある」と付言した。

また、シリア駐留ロシア軍の増強を行ったとの質問に対して、ザハロフ報道官は「シリア軍にロシア製の新たな装備の教練するための軍事顧問複数名を派遣した」と認めた。

新たな装備の内容については明らかにしなかった。

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一方、ロイター通信(9月9日付)は、シリアの政治軍事情勢に精通したレバノンの複数の消息筋の話として、ロシア軍がシリア軍を支援するかたちで作戦に参加していると伝えた。

この消息筋は匿名を条件に、ロシア軍がシリア軍の作戦に参加したとしたうえで、参加したロシア人の数は今のところ少ない、と述べたという。

ロシア軍が具体的にどのように作戦に参加したのかは不明。

AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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ギリシャは米国の要請を事実上拒否し、シリアに向かうロシア機の領空通過を許可、ブルガリアもロシア機の臨検を条件に通過を認める意思を表明(2015年9月9日)

タス通信(9月9日付)は、在アテネ・ロシア大使館高官からの情報として、ギリシャ政府が8月31日に、人道目的でシリアを往来するロシア機の領空通過を認めたと伝えた。

領空通過の許可機関は9月1日から24日で、この期間は、米国がギリシャ政府に対してロシア機の領空通過を禁じるよう要請した期間と一致しており、米国の要請を事実上拒否したかたちとなった。

またインテルファクス通信(9月9日付)は、イラン政府が、人道支援物資搬送のためにシリアを往来するロシア機の領空通過を求めるロシア側の要請に全面的に応じたと伝えた。

一方、ロシア機の領空通過を禁止したブルガリアでは、ダニエル・ミトフ外務大臣が記者団に対して、「ロシアの友人が、ブルガリアの空港でのロシア機に対する臨検を認めるのであれば、彼らに(領空通過)の許可を与えたい」と述べた。

他方、AFP(9月9日付)は、米国の複数の高官の話として、過去数日の間に、ロシアの軍用機少なくとも3機がシリア領内に着陸した、と伝えた。

複数の高官は匿名を条件に、3機のロシア機のうちの2機が貨物機、1機が人員輸送機だったことを明らかにしたうえで、いずれもラタキアの空港に着陸したと述べた。

AFP(9月9日付)が伝えた。

AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、Interfax, September 9, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、TASS, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県フール町のダーイシュ(イスラーム国)武器庫が爆発(2015年9月8日)

ハサカ県では、SANA(9月9日付)が、複数の住民からの情報として、フール町で、ダーイシュ(イスラーム国)が武器庫として使用していたバラーイム幼稚園が爆発し、ダーイシュ戦闘員が死亡した、と伝えた。

SANAによると、多数の遺体や負傷者をダーイシュが車で野戦病院に搬送する様子が目撃されたという。

またこの爆発で、隣接する民間などが被害を受けたという。

フール町は、2003年のイラク戦争によりイラクからシリア領内に避難したパレスチナ難民の避難民キャンプが設営されている。

なお、有志連合は9日、フール町などシリア領内3カ所を空爆したと発表している。

AFP, September 9, 2015、AP, September 9, 2015、ARA News, September 9, 2015、Champress, September 9, 2015、al-Hayat, September 10, 2015、Iraqi News, September 9, 2015、Kull-na Shuraka’, September 9, 2015、al-Mada Press, September 9, 2015、Naharnet, September 9, 2015、NNA, September 9, 2015、Reuters, September 9, 2015、SANA, September 9, 2015、UPI, September 9, 2015などをもとに作成。

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4日の暴動で破壊されたスワイダー市のハーフィズ・アサド前大統領の立像の映像が初公開(2015年9月8日)

シリア・ネット(9月8日付)は、スワイダー市で4日に発生した連続自爆テロ後の暴動で破壊されたハーフィズ・アサド前大統領の立像の映像(http://all4syria.info/wp-content/uploads/2015/09/video-1441754906.mp4.mp4?_=1)を初めて公開した。

Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015

Alsouria.net, September 8, 2015などをもとに作成。

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ブルガリアが米国の要請を受け、シリアに向かうロシア機の領空通過を禁止(2015年9月8日)

ブルガリア外務省報道官はロイター通信(9月8日付)に対し、ブルガリア政府がシリアに向かうロシア軍貨物機の領空通過を認めない方針を決定したことを明らかにした。

『ハヤート』(9月9日付)は、これに関して、米国が、ロシアによるシリア政府への軍備増強を阻止するため、シリア周辺諸国にロシアの航空機の領空通過を拒否するよう要請していると伝えた。

なお、7日には、ギリシャ政府が米国からこうした要請を受けており、対応を検討していると発表している。

一方、インテルファクス通信(9月8日付)によると、これに対して、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が、ブルガリア、ギリシャ両国政府に対して、こうした措置についての「釈明」を求めたという。

ロシアは2012年にトルコ領空を通過中の旅客機をトルコ軍に拿捕されて以降、トルコ領空の通過を控えており、ブルガリアなど東欧諸国がロシアの航空機の領空通過を拒否した場合は、イラン、イラク、アルメニア、アゼルバイジャン方面を経由して航空機を往来させることになるという。

AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Interfax, September 8, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。

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イラン訪問中のスペイン外相「アサド大統領と交渉すべきだ。和平は敵どうしが行うのが常だ」(2015年9月8日)

スペインのホセ・マヌエル・ガルシア=マルガージョ外務大臣は訪問先のイランで、シリア情勢に言及し、シリア政府と交渉すべきだと表明した。

ガルシア=マルガージョ外務大臣はカデナ・セル放送(Cadena SER)に対して、「部分的な停戦を実現するためにシリアの大統領と交渉すべきであり、まずはアレッポから始め、最終的に全面的な発砲停止にいたるべきだ」と述べた。

また「当事者の一つがアサド政権だ。私は彼を個人的に評価はしないが…、和平は敵どうしが行うのが常だ。発砲停止に向けて交渉しなければならない」と強調した。

AFP(9月8日付)が伝えた。

AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。

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イランのロウハーニー大統領「シリアとイラクのテロを根絶したいのなら、国際社会が一致団結してテロ根絶をめざし、そのうえで中央政府を承認し、民主化を追求するべき」(2015年9月8日)

イランのホセイン・ロウハーニー大統領は、シリア・イラク情勢に関して、両国におけるテロを根絶し、安定を回復したいのであれば、国際社会が一致団結してテロ根絶をめざし、そのうえで中央政府を承認し、民主化を追求するべきだと主張した。

IRNA通信(9月8日付)によると、ロウハーニー大統領は、テヘランでのオーストリアのハインツ・フィッシャー大統領との会談後の記者会見で、「シリアで民主主義について議論することが優先事項なのか? 反体制派と政府、あるいはシリアの憲法の改編について話すことが優先事項なのか?」と自問し、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとするテロリストへの対応に努力を集中すべきだとの姿勢を改めて示した。

また「テロと暴力をどこかの地域に温存させてはならない。これらとの戦いを包括的に行い、全世界、とりわけ欧州で、これらの(テロ)組織によるリクルートの基盤を根絶すべきだ」と述べたと伝えた。

ロウハーニー大統領はさらに「誰が、ダーイシュというテロリストから石油を買い、資金を援助し、武器を供与することで支援しているのか? 第1段階として、テロリストに資金、武器が届かないようにすべきだ…。シリアとイラクの国民の未来は両国民のみが決めねばならない。イランはEUとこの点で協力する用意がある…。流血を止め、テロを包括的に抑え、避難民を帰還させ、民主主義の基礎を構築し、すべての集団、エスニック集団が参加する政府を樹立するのは、中央政府を承認したうえで考慮されねばならない次の段階だ」と付言した。

そのうえで「テロは1カ所にはとどまらず、ほかの地域にも拡散する。だから、すべての国が手に手を携えて、テロと過激派の根絶を行わねばならない…。テロ集団との戦いがイラクとシリアに安定をもたらす最優先事項だ」と強調した。

これに対し、フィッシャー大統領は「アサドが犯した罪をわすれるべきではないが、我々がこの戦い(テロとの戦い)の戦線に身を置いている事実を直視することも忘れるべきでない」と述べたという。

AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、IRNA, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュ(イスラーム国)からジャズル・ガス田を死守、「穏健な反体制派」は「安全保障地帯」のハルジャラ村奪還に失敗(2015年9月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が完全制圧したとされるジャズル村一帯で、シリア軍とダーイシュが交戦した。

『ハヤート』(9月8日付)などは、7日にシリア政府がジャズル・ガス採掘所一帯を放棄し、技術者、職員を撤収したと伝えたが、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表も「シリア軍は(ガス採掘所の)複合施設内へのダーイシュの侵入を阻止している」と述べ、ガス採掘所を含む一帯を制圧したとするダーイシュ・ヒムス州の声明(6日)の内容を否定した。

また『ワタン』(9月8日付)によると、ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事も、「ダーイシュは土曜日(5日)にジャズル村一帯の拠点5カ所を制圧したが、シリア軍はその後、これらの拠点を奪還した」と述べ、ガス採掘所放棄に関する報道を否定した。

シリア政府高官もロイター通信(9月8日付)に対し、「彼ら(ダーイシュ)は複数の拠点を制圧しようとしたが、攻撃は失敗した」と答えた。

シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯以外にも、シリア軍とダーイシュは、シャーイル・ガス採掘所一帯、タドムル市西部郊外の柑橘農園一帯でも激しく交戦し、ダーイシュ戦闘員8人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」にある反体制武装集団の拠点都市マーリア市近郊のハルジャラ村で、反体制武装集団が攻勢をかけたが、ダーイシュ(イスラーム国)がこれを撃退した。

反体制武装集団はハルジャラ村奪還を試みていたが、この戦闘で戦闘員14人以上を失った。 一方、SANA(9月8日付)によると、アレッポ県東部のアルバイド村、航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マーリキーヤ市で大きな爆発が発生した。 この爆発に関して、ダーイシュ(イスラーム国)バラカ州がツイッターを通じて声明を出し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の武器庫を爆破したと発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は、9月8日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回におよび、フール町近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線が2年以上にわたり包囲を続けたアブー・ズフール軍事飛行場(イドリブ県)を制圧か?(2015年9月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団が包囲を続けるアブー・ズフール航空基地一帯で、シリア軍とヌスラ戦線らが激しく交戦した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(9月9日付)によると、シャーム戦線アブー・ズフール地区広報センターは、ヌスラ戦線がアブー・ズフール航空基地敷地内に突入し、その大部分を制圧したと発表、基地内で捕獲したと思われる戦闘機やミサイルを背にして立つ戦闘員の写真などを公開した。

一方、SANA(9月8日付)は、シリア軍が、アブー・ズフール軍事基地に潜入しようとしたファトフ軍を同基地周辺で撃退したと伝えた。

Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
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Kull-na Shuraka', September 8, 2015
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が、ザバダーニー市内でジハード主義武装集団、地元武装集団との交戦、進軍を続けた。

またシリア軍は、ジスリーン町農場地帯、アーリヤ農場を砲撃した。

一方、SANA(9月8日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)とともに、ザバダーニー市での掃討作戦を継続し、市内中心に位置するジスル地区とアーラ地区の間に位置するマース地区を制圧した。

シリア軍とレバノンのレジスタンスはまた、市内ザフラ地区東部とジスル交差点北部にある複数の建物群を制圧した。

このほか、クッルナー・シュラカー(9月9日付)は、ダマスカス郊外県で活動するラフマーン軍がイスラーム軍に統合されたと伝えた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラジャート高原で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が、反体制武装集団の車輌を襲撃、シャームの民のヌスラ戦線などからなる武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、スライヒーン町近郊で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

これに関連して、クッルナー・シュラカー(9月9日付)は、ヌスラ戦線がマアルカバ村を制圧したと伝えた。

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スワイダー県では、SANA(9月8日付)によると、シリア軍がザルファア丘一帯に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

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ラタキア県では、SANA(9月8日付)によると、シリア軍がカビール村を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線、海岸自由人旅団、スルターン・アブドゥルハミード旅団など反体制武装集団戦闘員24人(ほとんどがトルクメン人などの外国人)を殺害、36人を負傷させた。

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ヒムス県では、SANA(9月8日付)によると、ダブール丘、ガジャル村、キースィーン村東部、フーシュ・ハッジュー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(9月8日付)によると、カフルハムラ村、アレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区、ラーシディーン地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、ラームーサ地区、サーリヒーン地区、ハラク地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、September 9, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。

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シリアの国連代表大使「民間人保護を口実とした過剰な人道主義に基づく主権侵害は国際法違反」(2015年9月8日)

シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、安保理の非公式会合で、「民間人保護に関わる問題を政治化し、過剰に人道主義に訴えて対処し、主権侵害を正当化するために彼らの被害に乗じようとする姿勢は、国連憲章や国連における諸決議に反している」と主張した。

SANA(9月8日付)が伝えた。

AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。

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アターリブ市(アレッポ県)で、アル=カーイダ系組織ヌスラ戦線の退去を求めるデモ発生(2015年9月7日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月8日付)によると、アターリブ市で、住民がシャームの民のヌスラ戦線の退去を求めるデモを行い、トルコ国境のバーブ・ハワー国境通行所にいたる街道などを道路封鎖し、抗議行動を行った。

デモに参加した住民は「アターリブは自由、自由。(ヌスラ)戦線は出て行け」、「戦線の連中ども聞け、聞け。アターリブは屈しない」といったシュプレヒコールを挙げ、抗議の意を示したという。

アリー・アフマドを名乗る地元活動家は、ARA News(9月8日付)に対し、デモには周辺の村々からも住民が集まり、数百人がデモを行ったと述べた。

また、ARA News(9月8日付)は、匿名の目撃者の話として、ヌスラ戦線のメンバーと住民の一人がアターリブ市内で口論となり、ヌスラ戦線メンバーが発砲、またヌスラ戦線の車輌が市内に展開し、検問所を設置したことに対し、住民らが退去を求め、デモに発展したと伝えた。

しかし、ヌスラ戦線の高官は「月曜日(7日)に起きたことは、マフムード・ディーブーを名乗る人物が…ヌスラ戦線のメンバーを罵倒し、殺害すると脅迫し、暴行を加えようとした」と主張し、アターリブ市への展開を正当化した。

ARA News, September 8, 2015
ARA News, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015
Kull-na Shuraka', September 8, 2015
Kull-na Shuraka’, September 8, 2015

 

AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。

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レバノンの軍・治安当局がダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線のメンバーを逮捕(2015年9月7日)

NNA(9月7日付)によると、内務治安軍総局は北部県でダーイシュ(イスラーム国)メンバーのレバノン人男性1人を逮捕した、と発表した。

逮捕されたのは、アブドゥッラフマーン・アリー・マアラバーニー容疑者、1991年生まれ、トリポリ市バーブ・タッバーナ地区出身だという。

またナハールネット(9月7日付)によると、これに先立ち、総合情報部が同日、シャームの民のヌスラ戦線メンバーのシリア人男性を逮捕した、と発表していた。

AFP, September 7, 2015、AP, September 7, 2015、ARA News, September 7, 2015、Champress, September 7, 2015、al-Hayat, September 8, 2015、Iraqi News, September 7, 2015、Kull-na Shuraka’, September 7, 2015、al-Mada Press, September 7, 2015、Naharnet, September 7, 2015、NNA, September 7, 2015、Reuters, September 7, 2015、SANA, September 7, 2015、UPI, September 7, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、ヒズブッラーがザバダーニー市(ダマスカス郊外県)内のシリア商業銀行一帯を制圧(2015年9月7日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がザバダーニー市内で進軍を続け、ジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦するなか、シリア軍が同地一帯に「樽爆弾」14発を投下した。

シリア軍はまた、アルバイン市など東グータ地方一帯を空爆し、アジュナード・シャーム・イスラーム連合司令官1人を含む3人が死亡した。

一方、SANA(9月7日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともにザバダーニー市内でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、戦闘員24人を殲滅、市内マハッタ地区にあるシリア商業銀行ほか複数の建物群を制圧し、市内東部に向けて進軍を続けた。

シリア軍はまた、ダイル・アサーフィール市農場地帯、ハラスター市、アーリヤ農場、ジスリーン町農場地帯、ダーライヤー市、バラダー渓谷、バイト・ジン村で反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アブー・ズフール航空基地一帯で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍が地対地ミサイルでヌスラ戦線の拠点などを攻撃するなか、ヌスラ戦線は基地の外壁内で爆弾を積んだ車を爆破するなどして攻勢を続けたという。

一方、SANA(9月7日付)によると、シリア軍がマウザラ村、アルナバ村、バルユーン村、マアッラーター村、アブー・ズフール航空基地一帯を空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、アリーハー市内中心部のシャーミー病院近くのファトフ軍拠点に対して攻撃を行い、戦闘員40人を殲滅した。

他方、ARA News(9月7日付)は、シャームの民のヌスラ戦線の前線司令官の一人だというアブー・アドハム氏からの情報だとして、ヌスラ戦線がフーア市、カファルヤー町制圧に向けたファトフ軍の攻撃に本格参加した、と伝えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市北部郊外でシリア軍が進軍を試み、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(9月7日付)によると、シリア軍がラターミナ町、アトシャーン村を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市内のシリア政府支配地区に対してジハード主義武装集団が砲撃を行った。

またアレッポ市北部のブライジュ村一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団(パレスチナ人)がムハージリーン・ワ・アンサール軍(チェチェン人)などからなるアンサールッディーン戦線と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサルマー町一帯、クルド山一帯を空爆した。

一方、SANA(9月7日付)によると、シリア軍がワーディー・バースール村を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月7日付)によると、ズィムリーン村、ダルアー市セノビア学校一帯、
シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 7, 2015、AP, September 7, 2015、ARA News, September 7, 2015、Champress, September 7, 2015、al-Hayat, September 8, 2015、Iraqi News, September 7, 2015、Kull-na Shuraka’, September 7, 2015、al-Mada Press, September 7, 2015、Naharnet, September 7, 2015、NNA, September 7, 2015、Reuters, September 7, 2015、SANA, September 7, 2015、UPI, September 7, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)によるジャズル村(ヒムス県)完全制圧を受け、シリア政府は「最後の大規模油田」ジャズル・ガス田を放棄(2015年9月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、6日にダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州がジャズル村一帯を完全制圧したのを受け、ジャズル・ガス採掘所の技術者、就労者らが設備、機器を破壊・焼却して撤収、シリア政府は「2,500バレル/日の生産量を誇っていた最後の大規模油田」を放棄・喪失した。

シリアは「アラブの春」が波及した2011年には38万バレル/日の石油を生産していたが、2014年には9,329バレル/日にまで生産量が落ち込んでいた。

同監視団によると、ヒムス県東部では、ジャズル・ガス採掘所一帯などで、シリア軍とダーイシュが散発的な戦闘を続ける一方、柑橘農園一帯でも戦闘が続いた。

一方、SANA(9月7日付)によると、タドムル市西部校外、柑橘農園一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市北部および西部各所に対して有志連合が空爆を行い、ダーイシュ(イスラーム国)メンバー16人以上が死亡した。

地元活動家によると、死亡した16人のうち5人が外国人(ウズベク人、エジプト人、チュニジア人、モロッコ人)、11人がシリア人だという。

また、ARA News(9月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室が、ラッカ市北部のヒーシャ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内の反体制武装集団の拠点都市マーリア市一帯、ハルジャラ村一帯、ダフラ村一帯、ハルバル村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団の戦闘が続いた。

これに関して、ARA News(9月7日付)は、アレッポ・ファトフ作戦司令室がダーイシュとの戦闘の末、ハルジャラ村の大部分を制圧したと伝えた。

アレッポ・ファトフ作戦司令室は、2015年3月にイドリブ県のほぼ全域を制圧したファトフ軍に倣って、アレッポ県で活動する武装集団が2015年5月に結成した連合組織。

ヌールッディーン・ザンキー運動、ムジャーヒディーン軍、スンナ軍、アブー・アマーラ大隊、第101歩兵師団、第16師団、第13師団、ファトフ旅団、スルターン・ムラード旅団、フルサーン・ハック旅団、山地の鷹旅団、ハック旅団、フルカーン旅団、バヤーリク・イスラーム運動からなる。
一方、SANA(9月7日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(9月7日付)によると、サアド村一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(9月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・ブラーク町近郊の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊拠点を攻撃した。

また、クッルナー・シュラカー(9月7日付)によると、カーミシュリー市でサナーディード軍を構成する部隊の隊員(ズィーブ・ウワイナーン大隊の隊員とフサイニーヤ大隊の隊員)が口論の末に撃ち合いとなり、負傷した。

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米中央軍(CENTCOM)は、9月7日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は5回におよび、フール町(ハサカ県)近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、マーリア市近郊(3回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, September 7, 2015、Alarabia.net, May 7, 2015、AP, September 7, 2015、ARA News, September 7, 2015、Champress, September 7, 2015、al-Hayat, September 8, 2015、Iraqi News, September 7, 2015、Kull-na Shuraka’, September 7, 2015、al-Mada Press, September 7, 2015、Naharnet, September 7, 2015、NNA, September 7, 2015、Reuters, September 7, 2015、SANA, September 7, 2015、UPI, September 7, 2015などをもとに作成。

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ヨルダンを拠点とする反体制派は、ダーイシュ(イスラーム国)に勝てないとの理由でダルアー県で活動する反体制武装集団への支援を停止(2015年9月7日)

マサール・プレス(9月7日付)は、ヨルダン国内に作戦司令室を置くシリアの反体制派がダルアー県で活動する反体制武装集団への物的支援、兵站支援を停止したと伝えた。

ヨルダン国内で活動する反体制派が、「ダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおいて勝利できず、またダーイシュの細胞と戦う能力がない」というのが理由だという。

ダルアー県では、バイト・サフム村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団(かつては自由シリア軍に所属)と、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線および自由シリア軍南部戦線を構成する武装集団が対立を続けている。

AFP, September 7, 2015、AP, September 7, 2015、ARA News, September 7, 2015、Champress, September 7, 2015、al-Hayat, September 8, 2015、Iraqi News, September 7, 2015、Kull-na Shuraka’, September 7, 2015、al-Mada Press, September 7, 2015、Masar Press Agency, September 7, 2015、Naharnet, September 7, 2015、NNA, September 7, 2015、Reuters, September 7, 2015、SANA, September 7, 2015、UPI, September 7, 2015などをもとに作成。

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4日に爆殺された反体制組織「カラーマの男たち」指導者のワヒード・バルウース師葬儀に数千人が参列、一部が暴徒化するも、「カラーマの男たち」指導者が自制を呼びかけ、事態は収束(2015年9月7日)

スワイダー県では、『ハヤート』(9月8日付)などによると、4日の連続爆破テロで死亡された反体制組織「カラーマの男たち」の指導者ワヒード・バルウース師の葬儀がスワイダー市内の県立競技場で執り行われた。

クッルナー・シュラカー(9月7日付)によると、葬儀には数千人の住民が参列し、ドゥルーズ派の旗、シリア国旗などを掲げ(反体制派が使用するフランス委任統治領シリアの国旗(いわゆる革命旗)は映像などでは確認されず)弔意を示したが、シリア政府関係者の参列は見られなかった。

これに関して、ARA News(9月7日付)は、「カラーマの男たち」の支持者らがフェイスブックなどを通じて、シリア政府関係者の参列を阻止するよう呼びかけた、と伝えた。

クッルナー・シュラカーによると、葬儀後、参列者500人以上が、スワイダー県庁舎前でデモを行い、舎内に突入を試みたが、「カラーマの男たち」の指導者の一人が、デモ参加者に対して、突入を止め、「バルウーニー師の埋葬が終わるまで行動を控えるよう」呼びかけた。

この呼びかけに対して、参列者の一人が空砲を撃ち、怒りを露わにしつつも、この指導者の言葉に従い、デモ参加者の多くは、バルウース師の故郷であるマズラア町での葬儀に参列するため、同町に帰着したという。

Kull-na Shuraka', September 6, 2015
Kull-na Shuraka’, September 6, 2015

 

AFP, September 7, 2015、AP, September 7, 2015、ARA News, September 7, 2015、Champress, September 7, 2015、al-Hayat, September 8, 2015、Iraqi News, September 7, 2015、Kull-na Shuraka’, September 7, 2015、al-Mada Press, September 7, 2015、Naharnet, September 7, 2015、NNA, September 7, 2015、Reuters, September 7, 2015、SANA, September 7, 2015、UPI, September 7, 2015などをもとに作成。

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ロシア外務省報道官「ロシアは、テロと戦うシリア当局に軍備を供与していることを隠したことなどない」(2015年9月7日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、5日に行われたセルゲイ・ラブロフ外務大臣とジョン・ケリー米国務長官の電話会談に関して、「ロシア側は、これまでに1日たりとも、テロと戦うシリア当局に軍備を供与していることを隠したことなどない…。引き続きこうした支援を行う」と述べた。

ザハロワ報道官はまた「シリア軍こそが、ダーイシュ(イスラーム国)などのテロリストに対してもっとも有効に戦っている軍だ」と強調した。

そのうえで、「ロシアは外国の元首の任命や退任に関与することはない…。これはシリア、そして中東地域の他の国自体に関わる問題で、これらの国の国民は自分たちの国の運命を決めることができる」と述べ、アサド政権の退陣を要求する欧米諸国には同調しないとの姿勢を改めて示した。

AFP, September 7, 2015、AP, September 7, 2015、ARA News, September 7, 2015、Champress, September 7, 2015、al-Hayat, September 8, 2015、Iraqi News, September 7, 2015、Kull-na Shuraka’, September 7, 2015、al-Mada Press, September 7, 2015、Naharnet, September 7, 2015、NNA, September 7, 2015、Reuters, September 7, 2015、SANA, September 7, 2015、UPI, September 7, 2015などをもとに作成。

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