ヒズブッラーの武装部隊がシリア北部を除く都市・町・村から撤退か?(2018年8月26日)

クウェート日刊紙『ラアユ』(8月26日付)は、ヒズブッラーがシリア北部以外の都市・町・村に進駐する武装部隊に対して撤退命令を出したと伝えた。

しかし、レバノンの親シリア政府系の日刊紙『アフバール』紙(8月25日付)は、レバノンのヒズブッラーが、シリア政府から、シリア北部での戦闘終結後も一定期間シリア領内に武装部隊を残留させるよう正式に要請を受けたと伝えていた。

Naharnet, August 25, 2018

2018、al-Akhbar, August 25, 2018、ANHA, August 26, 2018、AP, August 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018、al-Hayat, August 27, 2018、al-Ra’y, August 26, 2018、Reuters, August 26, 2018、SANA, August 26, 2018、UPI, August 26, 2018などをもとに作成。

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レバノンのナスルッラー書記長「この地域の人民は、米国が自らの道具を裏切ってきたことを教訓とすべきだ」(2018年8月26日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、レバノン紛争(2006年)の戦勝記念日に合わせてテレビ演説を行い、「シリア軍が「テロとの戦い」で勝利しなければ、レバノンで何も達成されなかったろう」と強調した。

Naharnet, August 26, 2018

 

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「ベカーア県における第2の解放(レバノン紛争での勝利)、シャーム解放機構などの、そして南部における第1の解放(2000年のイスラエル軍のレバノン南部からの撤退)により、レバノンには、占領者の居場所はなくなり…、敵に未来はなくなった」。

「米国が介入し、無人地帯(ベカーア県バアルベック郡の対シリア国境地帯)でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘にレバノン軍が参加するのを阻止、戦闘に参加したら支援を中止すると脅迫した」。

「シリアとイラクでダーイシュを敗北させたのは、現地で戦った者であって、米国ではない…。シリア国内でダーイシュが包囲されたとき、米軍の航空機が彼らを救出するためにやって来た…。米国はシリアでダーイシュを延命させようとして活動したのであって、ダーイシュと戦っていたのではない…。ダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県のテロ集団は、ヨルダンのMOC(米CIA主導の軍事作戦司令室(Military Operations Command)が指揮し、米国とイスラエルがこれを支援していた」。

「シリア南部で起きたことは、米国が自らの道具を手放すことを知る教訓だ…。この世界に米国の同盟者など存在しない。米国はみなを道具として扱うからだ。誰も米国に賭けることなどできない。米国を動かしているのは、利権、覇権、石油、ガスなどだ。この地域の人民は、米国が自らの道具にどう対処してきたかという事実から教訓を学ぶべきだ」。

「(イドリブ県で化学兵器使用偽装工作の試みに関して)西側の目的は、シリアの国土解放を阻止するためにシリアを攻撃することだ。その一方、サウード家体制がイエメンの子供たちに対して行っている犯罪行為について、西側は沈黙したままだ」。

「もし、ダーイシュやヌスラ戦線、それに類する組織がシリアやイラクで勝っていたら、湾岸諸国、レバノンを含む地域の運命はいったいどうなっていただろう?… もし、ダーイシュやヌスラ(シャーム解放機構)の支配地域が、バアルベック、ヘルメル、ザフレ、シュトゥーラー、西ベカーなどレバノン各地に拡大していたら、人々の状況はどのようになっていただろう?」

「過去数年間にわたり、我々には動員のための演説を行う必要などなかった。今でもだ。我々が今日、シリアでより大きな作戦に参加すると決定したいのであれば、我々は士気の高い若者を見出すことができる…。これに対して敵(イスラエル)軍にとっての真の危機とは…マンパワー(の不足)にある…。昨年だけで4万4000人ものイスラエル兵士が精神科にかかっていることに…イスラエル軍司令部は悩んでいる」。

「組閣に関して、我々は国内での対話に賭けている。だが、時間がない。施政方針やシリアとの関係改善といった組閣にかかる問題を解消するための新たな誓約が必要だ」。

「レバノン特別法廷での決定は我々には何の関係もない。この法廷に賭けようとしている者に言いたい。火遊びは止めろ、と」。

AFP, August 26, 2018、ANHA, August 26, 2018、AP, August 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018、al-Hayat, August 27, 2018、Qanat al-Manar, August 26, 2018、Reuters, August 26, 2018、SANA, August 26, 2018、UPI, August 26, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県でダーイシュの細胞を摘発(2018年8月26日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(8月26日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊が、トルコ国境に近いダルクーシュ市、カフルヒンド村、アズマリーン村、タッル・アンマール村でダーイシュ(イスラーム国)の細胞の摘発を行い、ダーイシュ・メンバー多数を拘束した。

AFP, August 26, 2018、ANHA, August 26, 2018、AP, August 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018、al-Hayat, August 27, 2018、Reuters, August 26, 2018、SANA, August 26, 2018、UPI, August 26, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, August 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは13件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年8月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を13件(ラタキア県3件、ハマー県1件、アレッポ県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 26, 2018をもとに作成。

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ロシア国防省報道官「複数の外国人専門家が、塩素ガスを用いて化学兵器攻撃を自作自演するため、イドリブ県に到着、医療行為を演じ、捏造された現場を撮影するためのシリア人の一団もハマー県北部で待機」(2018年8月26日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、報道向け声明を出し、複数の外国人専門家が、塩素ガスを装填した砲弾を用いて「化学兵器攻撃」を自作自演するため、イドリブ県に到着したと発表した。

イドリブ県の住民によると、英語を話す外国人専門家が過去2日間にわたり、「自作自演劇」を準備しているという。

また、ハマー県カフルズィーター市には、この「自作自演劇」に救援部隊として参加し、医療行為を演じ、捏造された現場を撮影するため、シリア人の一団(ホワイト・ヘルメット)がシリア北部から派遣され、待機しているという。

al-Hayat, August 27, 2018

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これに対して、カフルズィーター地元評議会のウマル・ハリール議長は、ドゥラル・シャーミーヤ(8月26日付)の取材に応じ、「ホワイト・ヘルメットが化学兵器攻撃を準備しているとロシアが主張し、政権が同様の嫌疑を強めるなか、カフルズィーターの住民は、政権とロシアが化学兵器攻撃を準備していると確信している」と述べた。

AFP, August 26, 2018、ANHA, August 26, 2018、AP, August 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018、al-Hayat, August 27, 2018、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 26, 2018、Reuters, August 26, 2018、SANA, August 26, 2018、UPI, August 26, 2018などをもとに作成。

アル=カーイダ系組織を含むイドリブ県の武装集団が「ファトフ軍作戦司令室」を結成し糾合(2018年8月26日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月26日付)は、シャーム解放機構と、トルコの支援を受ける国民解放戦線が、「ファトフ軍作戦司令室」を結成した、と伝えた。

同司令室の軍事消息筋によると、シャーム解放機構と国民解放戦線は、シリア軍による攻撃に対処するべく、過去数日にわたって合同作戦司令室設置に向けた会合を重ねてきたという。

ファトフ軍作戦司令室設置を受け、参加している武装集団は、ラタキア県北東部からイドリブ県、ハマー県北部を経て、アレッポ県西部に至る反体制派支配地域境界線一帯の拠点の強化にかかる任務を開始したという。

ファトフ軍作戦司令室はまた、防衛任務に加えて、シリア軍、「イランの民兵」の拠点などに対する攻撃も任務としているという。

シャーム解放機構は、シリアのアル=カーイダと目される組織で、イラク・イスラーム国に起源を持ち、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム・ファトフ戦線と名称変更を繰り返してきた。

国民解放戦線は6月に結成された連合体で、トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団、アル=カーイダの系譜を汲むシャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構に一時参加したこともある「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動、同じく「穏健な反体制派」でシャーム解放機構と共闘を続けてきた自由イドリブ軍、ナスル軍などからなる。

Aljazeera.net, February 26, 2017
al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018

AFP, August 26, 2018、ANHA, August 26, 2018、AP, August 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2018、al-Hayat, August 27, 2018、Reuters, August 26, 2018、SANA, August 26, 2018、UPI, August 26, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でヒズブッラーが国防隊員1人を殺害、シリア人民兵と「イランの民兵」の緊張高まる(2018年8月25日)

ユーフラテス・ポスト(8月25日付)は、ダイル・ザウル県ブーカマール市で数日前に発生したヒズブッラー、ファーティミーユーン旅団、イラク人民動員隊からなるいわゆる「イランの民兵」と、国防隊と「軍事治安の盾」を名乗る地元民兵組織との戦闘の煽りを受け、アシャーラ市で緊張が高まり、住民が外出できない状態にあると伝えた。

同サイトによると、23日にヒズブッラーがブーカマール市にある国防隊の検問所を襲撃、隊員の1人ウマル・アウワード氏を射殺、その葬儀が25日にアシャーラ市で行われた。

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、Euphrates Post, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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首都ダマスカスの遊園地で国防隊のメンバーどうしが口論となり、1人が持っていた手榴弾を爆発させ、58人が負傷(2018年8月25日)

ダマスカス県では、ディマシュク・アーン(8月25日付)によると、イード・アドハー(犠牲祭)に合わせて県南部のダッフ・シューク地区に設置された仮設遊園地で、国防隊のメンバーどうしが口論となり、1人が持っていた手榴弾などの武器を爆発させ、少なくとも58人が負傷した。

負傷者のほとんどは子供だという。

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、Dimashq al-An, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配地域を訪問中のロバック元駐バーレーン米国大使「ダーイシュを完全に敗北させるまでシリアに長期的に留まり、イランを撤退させるための作戦に注力する」(2018年8月25日)

米主導の有志連合顧問を務めるウィリアム・ロバック(William Roebuck)元駐バーレーン米国大使は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)が実効支配するハサカ県シャッダーディー市を訪問し、同地の自治評議会(シャッダーディー市自治評議会)代表と会談した。

ロバック氏は、会談後に記者会見を開き、同地が直面する諸問題、衛生、教育、電力などのインフラ・福祉復旧などについて意見を交わしたことを明らかにしたうえで、同地の治安と生活が改善するまで、住民を支援するとの意向を示した。

ロバック氏はまた、「我々は、ドナルド・トランプ米大統領が明言した通り、ダーイシュ(イスラーム国)が最終的に敗北したことを確認するまで、シリアに長期的に留まる準備をしている。我々はまた、イランの部隊やその同盟者たちを撤退させるための作戦に注力し続ける」と強調した。

ANHA, August 25, 2018

https://youtu.be/OlzIgpC4FXc

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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国民解放戦線がイドリブ県のシリア軍拠点を砲撃(2018年8月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が、県東部のニーハ村を砲撃し、シリア軍兵士複数が死傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月25日付)によると、砲撃を行ったのは国民解放戦線。

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ダマスカス郊外県では、SANA(8月25日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県との県境に位置するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、カブル・シャイフ・フサイン地区、ウンム・マルザフ地区一帯地域を新たに制圧した。

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省報道官「シリアのアル=カーイダが英国民間軍事会社とともにイドリブ県で化学兵器攻撃を準備をしており、米国はこれを攻撃にシリアをミサイル攻撃しようとしている」(2018年8月25日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は声明を出し、複数の消息筋から得た情報として、塩素が入った樽8本が、ラタキア県に近いイドリブ県から7キロの地点に位置する村に搬入され、中国新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党とシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構による「化学兵器攻撃」に使用されようとしていると発表した。

この攻撃には英国の諜報機関も参加し、米英仏がシリアに対する敵対行為を正当化する口実にしようとしているという。

ロシア国防省が得た情報によると、英国の民間軍事会社オリーヴ・グループで教練を受けた「テロ集団」(ホワイト・ヘルメット)が、化学兵器攻撃の犠牲者を救出する「演技」をするために、ジスル・シュグール市に到着したという。

コナシェンコフ報道官はまた、シリアをミサイル攻撃するため、トマホーク巡航ミサイル56発を搭載した米海軍のミサイル駆逐艦USSザ・サリヴァンズがアラビア湾に展開、またAGM-158 JASSMミサイル24発を搭載した米空軍のB-1B戦略爆撃機がカタールのウデイド航空基地に配備されたと主張、米国がシリアへの攻撃を画策していると批判した。

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これを受け、ロシア海軍は、最新鋭フリゲート艦のアドミラル・グリゴロヴィチとアドミラル・エッセンをシリア沖に展開させることを決定したと発表した。
AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。
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シリア政府と和解した旧反体制派がイドリブ県での戦闘に向けて動員(2018年8月25日)

『ハヤート』(8月26日付)は、複数の反体制派系サイトの情報をもとに、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構やトルコが後援する国民解放戦線の支配下にあるイドリブ県に対する軍事作戦に向けて、シリア軍が同地一帯(ラタキア県北東部、ハマー県北部)に、マーヒル・アサド少将が事実上の司令官を務める第4師団やパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の部隊を集結させるとともに、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団に対しても動員をかけていると伝えた。

英国で活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、動員されているのは、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ダルアー県でシリア政府との和解に応じた武装集団。

また、イナブ・バラディー(8月25日付)によると、ハマー県南部とヒムス県北部を拠点とし、シリア政府との和解に応じていたタウヒード軍の戦闘員約400人が、「虎」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将の部隊とともに、ハマー県北部(ガーブ平野)の前線に派遣されたという。

これらの武装集団は、国防隊、ないしは第5軍団所属部隊として、イドリブ県での戦闘に参加する見込み。

al-Hayat, August 26, 2018

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、‘Inab Baladi, August 25, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省報道官「シリアのアル=カーイダが英国民間軍事会社とともにイドリブ県で化学兵器攻撃を準備をしており、米国はこれを攻撃にシリアをミサイル攻撃しようとしている」(2018年8月25日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は声明を出し、複数の消息筋から得た情報として、塩素が入った樽8本が、ラタキア県に近いイドリブ県から7キロの地点に位置する村に搬入され、中国新疆ウィグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党とシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構による「化学兵器攻撃」に使用されようとしていると発表した。

この攻撃には英国の諜報機関も参加し、米英仏がシリアに対する敵対行為を正当化する口実にしようとしているという。

ロシア国防省が得た情報によると、英国の民間軍事会社オリーヴ・グループで教練を受けた「テロ集団」(ホワイト・ヘルメット)が、化学兵器攻撃の犠牲者を救出する「演技」をするために、ジスル・シュグール市に到着したという。

コナシェンコフ報道官はまた、シリアをミサイル攻撃するため、トマホーク巡航ミサイル56発を搭載した米海軍のミサイル駆逐艦USSザ・サリヴァンズがアラビア湾に展開、またAGM-158 JASSMミサイル24発を搭載した米空軍のB-1B戦略爆撃機がカタールのウデイド航空基地に配備されたと主張、米国がシリアへの攻撃を画策していると批判した。

al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018

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これを受け、ロシア海軍は、最新鋭フリゲート艦のアドミラル・グリゴロヴィチとアドミラル・エッセンをシリア沖に展開させることを決定したと発表した。

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア陸軍の国際軍事技術フォーラムでシリアの反体制派から捕獲した武器が展示(2018年8月25日)

スプートニク・ニュース(8月25日付)は、ロシアの首都モスクワ市郊外のクベンカ市で8月21日から26日の日程で開催されているロシア陸軍の「国際軍事技術フォーラム」(アールミヤ2018)に、シリアの反体制武装集団が使用していた兵器が展示されたと伝えた。

展示されたのは、装甲兵員輸送車OT-64 SKOT、装輪装甲車RG-31(UNDOFから武装集団が2014年に捕獲)、装甲車パンテーラF9、歩兵携行型対戦車ロケット弾発射器APILAS 、対戦車ミサイルTOW2など。

これらはシリア国内での反体制武装集団との戦闘で、シリア軍側が捕獲したものだという。

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは15件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年8月25日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(ラタキア県5件、ハマー県1件、アレッポ県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも2件(イドリブ県1件、アレッポ県1件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 25, 2018をもとに作成。

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アレッポ県北部でトルコの支援を受ける武装集団司令官が女性を殺害し逃走(2018年8月25日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月25日付)によると、アアザーズ市にあるバイブ・サラーマ避難民キャンプで、トルコの支援を受けるシャーム戦線のリビア人司令官のアブー・ファラジュ・リービー氏が女性を銃で殺害、また男性1人にも発砲し負傷させた。

殺害の理由は不明で、アブー・ファラジュ氏は4人のメンバーとともに逃走したという。

AFP, August 25, 2018、ANHA, August 25, 2018、AP, August 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018、al-Hayat, August 26, 2018、Reuters, August 25, 2018、SANA, August 25, 2018、UPI, August 25, 2018などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーの幹部:サウジアラビアのムハンマド皇太子はアサド大統領にヒズブッラー、イランと断交すれば、生涯大統領職に留まることを保証すると申し出る(2018年8月24日)

レバノンのヒズブッラーの幹部の一人で、国民議会内会派の抵抗への忠誠ブロックに所属するナウワーフ・ムーサウィー議員は、マヤーディーン(8月24日付)とのインタビューで、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が、シリアのアサド政権に「空想的」とも言える申し出を行ったと語った。

al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018

ムーサウィー議員によると、ムハンマド皇太子は、アサド大統領に対して、ヒズブッラーやイランとの関係を完全に絶つことの代償として、大統領職に死ぬまで留まること、シリアでの憲法改正や政治改革を求めないこと、シリア復興に参与すると申し出た。

アサド大統領はこの申し出を拒否したという。

 

AFP, August 24, 2018、ANHA, August 24, 2018、AP, August 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2018、al-Hayat, August 25, 2018、Qanat al-Mayadin, August 24, 2018、Reuters, August 24, 2018、SANA, August 24, 2018、UPI, August 24, 2018などをもとに作成。

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シリア政府は、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの解放後に不要となったパレスチナ民兵への給与支払いを停止し、組織を解体(2018年8月24日)

英国で活動するシリアのパレスチナ人のための行動グループは、シリア政府がダマスカス県ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの解放戦でダーイシュ(イスラーム国)やシャーム解放機構と戦ってきたパレスチナ人民兵組織を解体したと発表した。

同グループによると、解体されたのは、自由パレスチナ運動、ファタハ・インティファーダ、サーイカが結成していた民兵組織。

シリア政府は、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの解放を受けて、一部の検問所に進駐している戦闘員以外への給与の支払いを停止し、戦闘員への補償を行わないままに、組織を解体したという。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(8月24日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプやダマスカス郊外県南部でのパレスチナ人民兵は、パレスチナ人民解放戦線総司令部派(PFLP-GC)が主導し、ファタハ・インティファーダ、サーイカ、自由パレスチナ運動、パレスチナ人民闘争戦線が参加していた。

また、このほかに、パレスチナ解放軍、クドス旅団などがシリア政府とともに、ダーイシュや反体制派と戦ってきた。

al-Durar al-Shamiya, August 25, 2018

Action Group for Palestinians of Syria, August 24, 2018、AFP, August 24, 2018、ANHA, August 24, 2018、AP, August 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2018、al-Hayat, August 25, 2018、Reuters, August 24, 2018、SANA, August 24, 2018、UPI, August 24, 2018などをもとに作成。

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トルコの外務大臣、国防大臣、MiT長官がロシアを訪問、ロシア側とイドリブ県の処遇を協議:テロ撲滅は支持するも、県全域での戦闘には反対(2018年8月24日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣、フルシ・アカル国防大臣、ハカン・フィダン国家諜報機構(MİT)長官がロシアを訪問し、モスクワでヴラジミール・プーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、セルゲイ・ショイグ国防大臣らと会談し、シリア情勢、とりわけイドリブ県の処遇について意見を交わした。

AP, August 25, 2018

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チャヴシュオール外務大臣はラブロフ外務大臣との会談後の共同記者会見で、「シリア北部のイドリブ県での軍事的解決は災難をもたらす…。民間人とテロリストを区別しなければならない…。アスタナ会議での決定を遵守し、停戦しなければならない」と主張した。

チャヴシュオール外務大臣は「イドリブ県で過激なテロ集団を無力化することは、トルコ、ロシア、そして地域全体にとって非常に重要だ。これらの組織がトルコ、そしてシリアに駐留するロシアの脅威となってはならない…。ロシアの懸念を払拭し、シリアにおけるロシアの基地への脅威をなくすことが重要だ」とする一方、「過激なテロ手段を根絶するためにイドリブ県全域を攻撃することは、数百万の人々を殺害し、300万ものシリア人を避難民とし、新たな人道災難をもたらすことになる…。イドリブ県を攻撃するのではなく、懸念を払拭し、地域の安定を守るために共に行動すべきだ」と述べた。

これに対する、ラブロフ外務大臣は「我々はシリアでの安定回復と政治プロセスに向けて共に努力をしている…。我々はシリアでテロを撲滅し、和平を実現するために行動する」と強調した。

また、近くロシア、トルコ、そしてイランの首脳会議を開催することを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月24日付)、『ハヤート』(8月25日付)などが伝えた。

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一方、インターファクス(8月24日付)は、ショイグ国防大臣がアカル国防大臣との会談で、イドリブ県の処遇に関してトルコ側に「複数の提案」を行ったと伝えた。

提案の中味については明らかにしなかった。

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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、9月11~12日にスイスのジュネーブで、シリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会について協議するための会合を開くと発表、ロシア、イラン、トルコに参加を呼びかけた。

ロイター通信(8月24日付)が伝えた。

AFP, August 24, 2018、ANHA, August 24, 2018、AP, August 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2018、al-Hayat, August 25, 2018、Interfax, August 24, 2018、Reuters, August 24, 2018、SANA, August 24, 2018、UPI, August 24, 2018などをもとに作成。

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ポンペオ米国務長官はロシアのラヴロフ外務大臣との電話会談でイドリブ県への攻撃への懸念を伝える(2018年8月24日)

マイク・ポンペオ米国務長官はロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談を行い、シリア情勢などについて意見を交わした。

米国務省のヘザー・ナウアート報道官によると、会談でポンペオ国務長官は、シリア軍が準備しているとされるイドリブ県への攻撃に懸念を表明した。

AFP, August 24, 2018、ANHA, August 24, 2018、AP, August 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2018、al-Hayat, August 25, 2018、Reuters, August 24, 2018、SANA, August 24, 2018、UPI, August 24, 2018などをもとに作成。

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YPGに近い「オリーブの怒り」作戦司令室はアレッポ県北部で過去2ヶ月でトルコ軍兵士5人と反体制武装集団戦闘員55人を殺害したと発表(2018年8月24日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室は公式HP(http://www.xzeytune.com)を通じて声明を出し、6月9日から8月18日までの特殊作戦の成果を発表した。

それによると、作戦は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡各所やアアザーズ市一帯で25回実施され、シャーム戦線、精鋭軍、シャーム軍団、ハムザ旅団、シャーム解放戦線、スルターン・ムラード師団、シリア国民軍、サマルカンド旅団の戦闘員55人、トルコ軍兵士5人を殺害、反体制武装集団戦闘員43人を負傷させたという。

AFP, August 24, 2018、ANHA, August 24, 2018、AP, August 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2018、al-Hayat, August 25, 2018、Reuters, August 24, 2018、SANA, August 24, 2018、UPI, August 24, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県ハーウィー遺跡一帯をダーイシュから解放(2018年8月24日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月24日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県との県境に位置するサファー丘でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、ハーウィー遺跡一帯を制圧した。

SANA, August 25, 2018

一方、シリア人権監視団によると、治安当局が東カラムーン地方で男性複数を拘束、連行した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県内の検問所でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる4人を拘束した。

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スワイダー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部の砂漠地帯でシリア軍部隊を要撃し、7人を殺害、45人を負傷させた。

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ハマー県では、ロシア軍当事者和解調整センターのアレクセイ・ツィガノフ・センター長(少将)によると、反体制武装集団が保有する無人航空機3機がハマー市のシリア軍拠点に対する攻撃を2度にわたって試みたが、シリア軍の防空部隊がこれを撃破した。

RT(8月25日付)が伝えた。

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アブー・アマーラ特殊任務中隊は声明を出し、アレッポ県アレッポ市のタラル地区でシリア軍のパトロール部隊を狙って即席爆弾を爆発させたと発表した。

AFP, August 24, 2018、ANHA, August 24, 2018、AP, August 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 24, 2018、al-Hayat, August 25, 2018、Reuters, August 24, 2018、RT, August 25, 2018、SANA, August 24, 2018、UPI, August 24, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは15件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年8月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月24日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(ラタキア県8件、アレッポ県7件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 24, 2018をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:22日に難民215人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は8,305人に(2018年8月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月23日付)を公開し、22日に難民215人がシリアに帰国したと発表した。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は8,305人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者7,987人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は698万2,302人(うち女性209万4,691人、子供356万974人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 23, 2018をもとに作成。

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ロシア外務省報道官「米軍のシリア駐留は完全に違法…他の国に国際法遵守を求めるのなら、まず米国がそれを始めなければならない…」(2018年8月23日)

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、「シリア政府が化学兵器を使ったら、我々は何の迷いもなく、非常に強い対応をとるだろう」と述べたジョン・ボルトン米国家安全保障問題担当大統領補佐官の発言に関して、「どこに、どのように、そしていかなる目的で米軍はシリアに駐留しているのか? どのような根拠で駐留しているのか? 米軍の進入に誰が同意したのか? その駐留は完全に違法だ…。他の国に国際法遵守を求めるのなら、まずあなた自身がそれを始めなければならない…。米軍はシリアで何をしているのか? シリアで果たしている役割とはいったい何なのか?」と批判した。

AFP, August 23, 2018、ANHA, August 23, 2018、AP, August 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2018、al-Hayat, August 24, 2018、Reuters, August 23, 2018、SANA, August 23, 2018、UPI, August 23, 2018などをもとに作成。

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アーバン米中央軍報道官はダーイシュのバグダーディー指導者と思われる人物の音声声明に関して「彼は我々が抹殺しようとしている人物であることに変わりない」とコメント(2018年8月23日)

ウィリアム・アーバン米中央軍報道官は、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者と思われる人物の音声声明が出されたことに関して、CNN(8月23日付)に対して「音声については承知している…。だが、我々がこれをどう評価しているかはコメントしない。バグダーディーがどこにいるか現時点では分からない。だが、彼は依然として、我々が戦場で抹殺しようとしている人物であることには変わりない」と述べた。

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シリア政府はロジャヴァに支配地域の放棄か軍事衝突の選択を迫る(2018年8月23日)

『ウォールストリート・ジャーナル』(8月23日付)は、シリア政府が、西クルディスタン移行期(ロジャヴァ)民政局人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して、支配地域を放棄するか、シリア軍の軍事作戦に直面するかのいずれかを選択するよう最期通告を行っている、と伝えた。

この最期通告は、米国のアンヴィバレントなシリア政策に乗じたものだという。

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シリア軍によって解放されたクナイトラ県でCTスキャン撮影機器など最新の医療機器を備えた反体制武装集団の「野戦病院」発見(2018年8月23日)

SANA(8月23日付)は、シリア軍によって解放されたクナイトラ県のラフィード町で、CTスキャン撮影機器など最新の医療機器を備えた反体制武装集団の「野戦病院」を発見したと伝え、その写真を公開した。

SANA, August 23, 2018

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコマン山、クルド山を砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

AFP, August 23, 2018、ANHA, August 23, 2018、AP, August 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2018、al-Hayat, August 24, 2018、Reuters, August 23, 2018、SANA, August 23, 2018、UPI, August 23, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは14件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年8月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月23日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県7件、アレッポ県7件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも5件(ハマー県3件、イドリブ県1件、アレッポ県1件)の停戦違反を確認した。

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ロシア軍当事者和解調整センターのアレクセイ・ツィガノフ・センター長(少将)は声明を出し、21日にシリア軍が、イドリブ県南部の反体制派支配地域を離陸し、アブー・ダーリー村西部のシリア軍拠点に近づいた無人航空機3機を防空兵器で撃破した、と発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 23, 2018をもとに作成。

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ダーイシュのバグダーディー指導者によると思われる音声声明公開:「爆弾、ナイフ、車を使って攻撃し…シャーム、ダマスカス、ラッカ、イドリブ、アレッポにおけるカリフ制の兵たちよ、アッラーの約束、そして勝利を確信せよ」(2018年8月22日)

ダーイシュ(イスラーム国)の広報部門の一つフルカーン広報機構は、イード・アドハー(犠牲祭)に合わせ、アブー・バクル・バグダーディー指導者の音声声明を配信した。

バグダーディー指導者と思われる人物の音声声明が出されるのは、2017年10月のラッカ市陥落後初めて。

55分におよぶ声明のなかで、バグダーディー指導者と思われる人物は、「爆弾、ナイフ、車を使って攻撃せよ」と呼びかける一方、「勝敗は、たかだか一つの都市、あるいは町が奪われたかどうかで計られるものではない。勝敗は、航空兵器、弾道ミサイル、スマート・ミサイルなどを保有していることでの優位によって決まるのではない」と述べ、ダーイシュの劣勢を否定、「シャーム、ダマスカス、ラッカ、イドリブ、アレッポにおけるカリフ制の兵たちよ、アッラーの約束、そして勝利を確信せよ」などと鼓舞した。

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