ロシア軍がイドリブ県ザーウィヤ山地方を爆撃(2020年9月16日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから193日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村一帯とルワイハ村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍がザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村、カンスフラ村、バーラ村、バイニーン村および周辺の森林地帯、スフーフン村、ファッティーラ村、ハルーバ村、フライフィル村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は砲撃で応戦する一方、ミラージャ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、射殺した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村近郊で地雷が爆発、「決戦」作戦司令室の戦闘員1人が死亡、1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サイダー町でシリア軍第5軍団の兵士1人が何者かに撃たれて死亡した。

また、ジャースィム市でも、軍第5軍団の兵士1人が何者かに殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 16, 2020、ANHA, September 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 16, 2020、Reuters, September 16, 2020、SANA, September 16, 2020、SOHR, September 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民428人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は600,805人に(2020年9月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月16日付)を公開し、9月15日に難民428人(うち女性218人、子供128人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民428人(うち女性218人、子供128人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は600,805人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者205,557人(うち女性61,808人、子ども104,561人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は830,085人(うち女性249,084人、子供422,052人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 16, 2020をもとに作成。

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フォックス・ニュースはイスラエル軍戦闘機が破壊したアレッポ県サフィーラ市の防衛工場機構の施設の画像を公開(2020年9月15日)

フォックス・ニュース(9月15日付)は、イスラエル軍戦闘機が9月11日のアレッポ県サフィーラ市の防衛工場機構を攻撃した直後に、イスラエルの民間衛星画像企業イメージサット・インターナショナル(ISI)が撮影した写真を掲載したとされる画像を掲載し、この攻撃でミサイル製造施設が破壊されたと伝えた。

ISIは、破壊された施設が2階建てで、中には爆発物、機器、装備が保管されているとしたうえで、攻撃がヒズブッラーが有するとされるミサイル製造能力を低下させる狙いがあったと船機しているという。

ISIによると、イスラエルは過去3年間でシリア領内の「イランの民兵」の施設に対して200回以上の爆撃を行っている。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Fox News, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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トランプ米大統領「アサド大統領を殺そうとしたが、マティス前国務長官はやりたがらなかった」(2020年9月15日)

ドナルド・トランプ米大統領はフォックス・チャンネルのトーク番組「フォックス・アンド・フレンズ」のなかで、アサド大統領を排除するために「一撃」を加えようとしたが、ジェームズ・マティス前国務長官に阻止されたとして、前国務長官を非難した。

トランプ大統領は、2018年に出版された『ワシントン・ポスト』紙のボブ・ウッドワード記者の著書『恐怖』のなかで、自身がマティス前国務長官に電話をかけ、2017年に民間人に対して化学兵器で攻撃を行った独裁者であるアサド大統領を殺したいと伝えたと書かれていることに関して質問されたことを受けて、こう答えた。

「私は彼(アサド大統領)を排除したかった。すべてお膳立てしたのに、マティスはやりたがらなかった。マティスはきわめて過大評価された将軍だ…。ひどい指導者だった」と述べた。

『恐怖』には、このときの様子について、トランプ大統領が「彼(アサド大統領)ぶっ殺そう! やろうぜ。連中を何人もぶっ殺そう」と言ったとしている。

だが、これに対して、マティス前国務長官は「我々はよくよく考えねばならない」として、これを拒否、その後、シリア領内への限定的なミサイル攻撃を計画したという。

トランプ大統領はまた、「フォックス・アンド・フレンズ」のなかで「マティス前国務長官はアサドを排除しなかったことを後悔しなかった…。私も後悔していない。そうしてもしなくても暮らすことはできた。私が彼(アサド)を良い人間ではないと思っていることは分かるだろ。やりたければ、彼を排除するために撃っていた…。でも、マティスはそうすることに反対した」と述べた。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Fox News, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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国連人権理事会調査委員会のピネイロ委員長はトルコの支援を受ける国民軍が戦争犯罪を行っていると非難(2020年9月15日)

シリアでの人権侵害を調査するための国連人権理事会調査委員会のパウロ・セルジオ・ピネイロ委員長(ブラジル)は、スイスのジュネーブでの会合で、国連安保理に提出された最新の報告書の内容に関して、トルコの支援を受ける国民軍が、市民の拉致、拷問、略奪といった非人道的な行為を行っており、トルコは抑える必要があると述べた。

ピネイロ委員長は「アフリーン市、ラアス・アイン市、そして両市周辺地域では、トルコが支援する国民軍が誘拐、残酷な扱い、拷問、強姦といった戦争犯罪を行っている」としたうえで、「トルコはこうした虐待を阻止し、支配地域の市民を保護すべきだ」と強調した。

また、国民軍がシリア人を拘束し、訴追のためにトルコに移送することが、戦争犯罪にあたる可能性があると指摘した。

ロイター通信(9月15日付)などが伝えた。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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リビア国民軍がトルコによって派遣されたシリア国民軍の拠点を攻撃し、ジハード主義戦闘員7人を殺害(2020年9月15日)

リビア中部のサブハ県では、シリア人権監視団によると、ハリーファ・ハフタル将軍が率いるリビア国民軍が、トルコによって派遣された国民軍(Turkish-backed Free Syrian Army:TFSA)の拠点を攻撃し、激しい戦闘の末、TFSA側のジハード主義者7人を殺害した。

7人のうち3人はサウジアラビア人、2人はリビア人、1人はエジプト人、1人はオーストリア人。

3人のサウジアラビア人のうち1人は、装着していた爆弾ベルトを自爆させて死亡したという。

リビア国民軍はまたこの戦闘で、エジプト人女性1人とリビア人女性1人を拘束した。

なお、トルコがリビアに派遣した国民軍戦闘員の数は18,000人(うち子供350人)、契約が終了し、帰国した戦闘員の数は7,100人、国民軍とともにリビアに派遣されたジハード主義者の数は10,000人(うちチュニジア人は2,500人)、リビアでの戦闘で死亡したシリア人戦闘員は約500人とされる。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のラアス・アイン市近郊で国民軍と地元民兵が交戦(2020年9月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊で、国民軍に所属するハムザ師団および東部自由人連合が、地元住民からなるハサカ自由人連動や地元民兵と交戦した。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍はラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュを爆撃(2020年9月15日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠に展開するシリア軍の拠点複数カ所を襲撃、これに対してロシア軍戦闘機が出撃し、同地を爆撃した。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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米主導の有志連合はシリア北部でヘリコプターが緊急着陸したと発表(2020年9月15日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)のウェイン・マロット報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/oirspox)を通じて声明を出し、「有志連合所属のヘリコプターが北シリアで9月15日9時30頃緊急着陸を行った。救急隊が事件に対応し、負傷者はなく、乗組員は収容された」と発表した。

その後、「最初の声明に対する訂正」として、「当初の報告では、有志連合所属のAH-64アパッチ・ヘリコプターが今日、北シリアに緊急着陸を行ったことあったが、その後の調査によると、ヘリコプターは予防着陸を決定した」、「ヘリコプターは、乗務員がトランスミッションに障害の可能性を知らせる警告を受け取り、予防着陸した。ヘリコプターと乗組員は着陸地点を出発し、シリア北東部の基地に無事に帰還した。乗組員に負傷者はなかった」と訂正した。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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ガンバ国連児童・武力紛争特別代表がシリア民主軍、北東シリア自治局幹部とテレビ会合(2020年9月15日)

国連のビルヒニア・ガンバ児童・武力紛争特別代表は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令部と北・東シリア自治局執行評議会共同議長府との合同テレビ会合に参加した。

合同テレビ会合には、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官、アブドゥルハーミド・ミフバーシュ執行評議会共同議長、女性防衛隊(YJP)のノウルーズ・アフマド司令官、シリア民主軍関係局のナスリーン・アブドゥッラー氏とライドゥール・ハリール氏が参加した。

会合では、2019年6月29日に国連との間で交わされた合同行動計画の進捗状況、北・東シリア自治局内のキャンプに収容されているダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの家族の状況や帰国の可能性、リハビリ・センター設置の必要性などについて意見が交わされた。

なお、2019年に交わされた行動計画は、児童兵の徴兵や学校の軍事施設としての転用の禁止、ダーイシュ・メンバーの家族のための児童リハビリ施設の設置、国連による立ち入り調査と支援などを骨子としている。

ANHA(9月15日付)が伝えた。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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アルヌース内閣は10月1日付でダマスカス国際空港での旅行者受け入れ規制を解除することを決定(2020年9月15日)

フサイン・アルヌース内閣は定例閣議を開催し、新型コロナウイルス感染症対策として利用が規制されていたダマスカス国際空港での旅行者の受け入れを10月1日から安全対策にかかる条件と基準に沿って、再開することを決定した。

閣議ではまた、基本物資20品目の価格を統制し、業者に国内通商消費者保護省が設定する価格の表示を義務づけること、インターネットを通じたパン配給制度の運用を決定した。

アルヌース首相はさらに、森林火災が相次いだハマー県スカイラビーヤ郡(ガーブ地方)の(再)開発とインフラ確保にかかる計画の実施要件が満たされていることを確認する一方、生産部門における融資の定期的な評価の実施を要請、また農業・農業改革省、経済対外通商省に国内市場での肥料の確保を、保健省と教育・高等教育省に対して、各県の学校での新型コロナウイルス感染症対策の実施状況を確認するための作業チームを設置するよう要請した。

SANA(9月15日付)が伝えた。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で38人、北・東シリア自治局支配地域で63人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で77人(2020年9月15日)

保健省は政府支配地域で新たに38人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者13人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月15日現在の同地での感染者数は計3,614人、うち死亡したのは160人、回復したのは871人となった。

SANA(9月15日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに63人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者9人が完治したと発表した。

これにより、9月15日現在の同地での感染者数は計903人、うち死亡したのは46人、回復したのは291人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市29人、カーミシュリー市6人、マーリキーヤ(ダイリーク)市2人、アームーダー市1人、タッル・タムル町3人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、ラッカ県のラッカ市13人、タブカ市5人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市2人、ハサカ県フール・キャンプ1人。

ANHA(9月15日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月15日に新たに77人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、11人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計422人、うち回復したのは114人、死亡したのは3人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1386590854879135/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者77人が確認されたと発表した。

新規感染者の内訳は、アレッポ県53人、イドリブ県24人。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計422人、うち死亡したのは1人、完治したのは114人となった。

AFP, September 15, 2020、ACU, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がM4高速道路でのトルコ軍との合同パトロールへの参加を見送り、イドリブ県各所を爆撃(2020年9月15日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから193日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がラタキア市とアレッポ市を結ぶM4高速道路沿線のアリーハー市、ジスル・シュグール市一帯に部隊を展開させ、ヘリコプターを投入して、上空から監視活動を行い、ロシア軍との合同パトロール実施の準備を行った。

だが、ロシア軍部隊は参加せず、トルコ軍部隊は単独でパトロールを実施した。

ロシア軍部隊が参加を見送った理由は不明。

その後、ロシア軍戦闘機6機はマアッラトミスリーン市西に展開するシャーム解放機構の拠点複数カ所を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月15日付)によると、ロシア軍戦闘機が爆撃したのは、シャイフ・バフル村、ブフーリー村、バータンター村で、これと合わせて地中海東部に展開するロシア海軍の艦艇が対地巡航ミサイルで同地を攻撃したという。

この爆撃で、シャーム解放機構のメンバー複数人が負傷した。

ロシア軍戦闘機はまた、イドリブ市西の森林地帯に対して20回以上の爆撃を行った。

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のルワイハ村、バイニーン村および周辺の森林地帯、マウラザ、スフーフン村、バーラ村、カフル・ウワイド村、ハルーバ村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町とサフワ村を結ぶ街道に設置されているシリア軍第5軍団の検問所で、首を切り落とされた兵士5人の遺体が発見された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 15, 2020、ANHA, September 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 15, 2020、Reuters, September 15, 2020、SANA, September 15, 2020、SOHR, September 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民477人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は600,377人に(2020年9月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月15日付)を公開し、9月14日に難民477人(うち女性143人、子供243人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民477人(うち女性143人、子供243人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は600,377人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者205,129人(うち女性61,680人、子ども104,343人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は829,657人(うち女性248,956人、子供422,834人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 15, 2020をもとに作成。

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米主導の有志連合と見られるドローンがイドリブ市を爆撃し、フッラース・ディーン機構のチュニジア人司令官を殺害(2020年9月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属と見られる無人航空機(ドローン)が、シャーム解放機構によって軍事・治安権限が掌握されているイドリブ市のクスール地区内を走行中のヒュンダイ社のサンタフェを攻撃、乗っていたフッラース・ディーン機構のチュニジア人司令官を殺害した。

攻撃には、空対地ミサイルR9X(通称ニンジャ)が使用されたと見られる。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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イスラエル軍所属と見られる戦闘機がダイル・ザウル県南東部の「イランの民兵」拠点を爆撃、10人死亡(2020年9月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市南のイラク国境に近いいわゆる「スラーサート」地区に配置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して、イスラエル軍所属と思われる戦闘機複数機が爆撃を行った。

これにより、「イランの民兵」のイラク人戦闘員8人、シリア人戦闘員2人が死亡、多数が負傷した。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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ハサカ市の高校前では教員、事務所員、生徒がシリア民主軍による封鎖に抗議するデモを続ける(2020年9月14日)

ハサカ県では、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるハサカ市では、北・東シリア自治局支配地域内にあるハンナー・アターッラー高等学校前で教師、事務職員、生徒らが前日に引き続いて座り込みデモを行い、施設の封鎖に抗議した。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県でシリア軍拠点を砲撃し、兵士複数が死傷、トルコ占領地ではトルコ赤新月社のスタッフが襲撃を受けて死亡(2020年9月14日)

ラッカ県では、ANHA(9月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市の近郊に位置し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるクーバルラク村、ビールキータク村、ヒルバト・サルーンジュ村にあるシリア軍の拠点に対して砲撃を行い、ヒルバト・サルーンジュ村に対する砲撃でシリア軍兵士1人が負傷した。

この砲撃に関して、シリア人権監視団は、シリア軍兵士1人が死亡、7人が負傷したと発表した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカズアリー村の穀物サイロを砲撃、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が反撃し、砲撃を行った。

SANA(9月14日付)も、トルコ軍と国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクーバルラク村を砲撃したと伝えた。

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アレッポ県では、ANHA(9月14日付)やSANA(9月14日付)によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民9人が死亡、40人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、トルコが占領する「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市とラーイー村を結ぶ街道上に位置するタッル・バッタール村で、トルコ赤新月社の車輌に対して何者かが発砲し、トルコ人1人が死亡した。

これに対して、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、9月12日にトルコが占領するいわゆる「オリーブの枝」地域内のガザーウィーヤ村(ジンディールス町近郊)のトルコ軍の本部を攻撃し、兵士7人を殺害、10人を負傷させ、装甲車2輌を破壊したと発表し、その映像をパーレズヴァーン・テレビのサイトを通じて公開した(http://parezvan.tv/v/2573473880/%C3%87alakiya-li-gund%C3%AA-Xzewiy%C3%AA-ya-nav%C3%A7eya-Cindir%C3%AAs%C3%AA)。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Parezvan TV, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のハサカ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県でシリア民主軍の襲撃相次ぐ(2020年9月14日)

ハサカ県では、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるファッジュ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本部が正体不明の武装集団の攻撃を受け、2人が殺害された。

シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーによると見られるという。

また、SANAによると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、国内避難民(IDPs)の女性2人と子供1人が遺体で発見された。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町で、内務治安部隊(アサーイシュ)のパトロール部隊が市場を通行しようとした際に、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民2人が死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団は、この爆発でシリア民主軍兵士1人が死亡したと発表した。

また、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるカシュキーヤ村近くの街道をシリア民主軍の車輌が通行しようとした際、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡した。

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ラッカ県では、SANA(9月14日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるラッカ市の青年住宅地区にあるシリア民主軍の拠点が正体不明の武装集団の攻撃を受け、1人が負傷した。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で36人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で80人(2020年9月14日)

保健省は政府支配地域で新たに36人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者16人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、9月14日現在の同地での感染者数は計3,576人、うち死亡したのは157人、回復したのは858人となった。

SANA(9月14日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月14日に新たに80人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、7人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計345人、うち回復したのは103人、死亡したのは3人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1385777524960468/

AFP, September 14, 2020、ACU, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県ではシリア軍が「決戦」作戦司令室に対して激しい砲撃を加えるなか、シリア軍兵士1人が狙撃され死亡(2020年9月14日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから192日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、カフル・ウワイド村、ファッティーラ村、スフーフン、フライフィル村に対して、シリア軍が砲弾190発以上を打ち込んだ。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室も応戦し、砲撃戦となった。

「決戦」作戦司令室はまた、シリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村を砲撃、ザーウィヤ山地方のルワイハ村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、サルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町で、シリア政府との和解に応じ、空軍情報部に勤務していた元反体制武装集団司令官が、正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 14, 2020、ANHA, September 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 14, 2020、Reuters, September 14, 2020、SANA, September 14, 2020、SOHR, September 14, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民432人と国内避難民(IDPs)2人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は599,900人、2019年以降帰還したIDPsは66,380人に(2020年9月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月14日付)を公開し、9月13日に難民432人(うち女性130人、子供220人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民432人(うち女性130人、子供220人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は599,900人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者204,652人(うち女性61,537人、子ども104,100人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は829,180人(うち女性248,813人、子供422,591人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は2人(うち子供1人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は66,380人(うち女性23,135人、子供27,317人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,976人(うち女性405,694人、子供671,083人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 14, 2020をもとに作成。

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ダイル・ザウル市近郊で爆発に巻き込まれ重症を負っていたロシア軍軍曹が死亡(2020年9月13日)

ロシアのタス通信(9月13日付)は、ロシア軍の車列が8月18日にダイル・ザウル市郊外の街道に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれ事件で重症を負っていたミハエル・ミルシン軍曹が、モスクワ市内の軍事病院で死亡した、と伝えた。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020、TASS, September 13, 2020などをもとに作成。

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英ガルフサンズ・ペロトリアム社と米デルタ・クレセント・エネルギー社が北・東シリア自治局の石油利権をめぐって軋轢(2020年9月13日)

『シャルク・アウサト』(9月13日付)は、北・東シリア自治局の支配地域における石油の利権をめぐって米国と英国の石油会社の間で軋轢が生じていると伝えた。

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同紙によると、英国のガルフサンズ・ペロトリアム社は、米国のデルタ・クレセント・エネルギー社が、北・東シリア自治局支配地域内の石油開発への投資を人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と合意したことに懸念を表明しており、1日あたり20,000バレルの原油を生産するユーフラテス川東岸の第26ブロック油田に対する権利を守る、と述べているという。

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ガルフサンズ・ペロトリアム社は2003年に第26ブロック油田への投資と開発にかかる契約をシリア政府と交わしていた。

その内容は、同社が第26ブロック油田での石油開発の利権を得る見返りに、そこで生産される原油から経費を差し引いた残りの3分の2をシリア政府に引き渡すというもの。

契約締結を受けて、第26ブロック油田には3億5,000万米ドル以上が投資され、その操業は国際的な水準に達したという。

専門家らによると、第26ブロック油田の操業が正常化すれば、数十億米ドルの資産価値が見込まれるという。

しかし、ガルフサンズ・ペロトリアム社の幹部によると、過去4年間で、第26ブロック油田で2,600万バレルの原油が採掘されているが、収益が誰の手に渡っているか不明だという。

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シリアでは、「アラブの春」が波及する2011年以前は、1日あたり約36万バレルの石油が生産されていた。

だが、現在は1日あたり6万バレルに低下している。

また、シリアの油田の約90%とガス田の約50%は、米国の支援を受ける北・東シリア自治局の支配下にある。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局が管理するハサカ県のフール・キャンプから女性200人あまりとその子供たちが脱走を試みる(2020年9月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプをシリア人女性とイラク人女性合わせて200人あまりとその子供たちが脱走を試みたが、同自治局に所属する内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)の協力を得て、これを阻止した。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で国民軍が派遣した武装集団と地元の武装集団が交戦(2020年9月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市近郊のアドワーニーヤ村で、国民軍に所属する東部自由人連合とハサカ自由人連合が交戦した。

ハサカ自由人運動は、国民軍に所属していた地元住民が、通行所や検問所で通行料を徴収されることを拒否し、国民軍を離反して結成した組織。

ハサカ自由人運動はまた、地元出身の戦闘員とともに、2019年10月のトルコによる「平和の泉」侵攻作戦実施に際して、トルコ占領下のアレッポ県北部からラアス・アイン市一帯に移動してきた東部自由人連合、ハムザート師団の受け入れを拒否している。

なお、東部自由人連合、ハムザート師団は、ダイル・ザウル県、アレッポ県、ヒムス県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県などの出身者が多い。

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ラッカ県では、ANHA(9月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・アブヤド市近郊のアフダクー村、ハーニー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域のシャッラーン町で、国民軍のメンバー1人が何者かに射殺された。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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政府支配地域で新学期が始まるなか、ハサカ市の高等学校前では教師、職員、生徒がシリア民主軍による施設接収に抗議するも、強制排除される(2020年9月13日)

ハサカ県では、SANA(9月13日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるハサカ市では、北・東シリア自治局支配地域内にあるハンナー・アターッラー高等学校前で座り込みデモを行い、施設の封鎖に抗議していた教師、事務職員、生徒らに人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が暴行を加えるなどして、強制排除した。

ハンナー・アターッラー高等学校は、シリア民主軍が接収し、軍事施設として転用している。

なお、シリア政府支配地域では9月13日、2020年度の新学期が始まり、小中高等学校の生徒373,5521人が13,280校への登校を開始した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局とシリア政府が共同統治するマンビジュ市および周辺地域で、シリア民主軍が青年45人以上を、兵役を忌避していたとして拘束、連行した。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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タルトゥース県で火災が5件発生(2020年9月13日)

タルトゥース県では、SANA(9月13日付)によると、ブルガリーヤ村とジャウバ村のオリーブ畑、タルトゥース市北部郊外の牧草地など5カ所で新たな火災が発生したが、地元の消防隊が消火した。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で34人、北・東シリア自治局支配地域で21人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で52人(2020年9月13日)

保健省は政府支配地域で新たに34人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者15人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月13日現在の同地での感染者数は計3,540人、うち死亡したのは155人、回復したのは842人となった。

SANA(9月13日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに21人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者11人が完治したと発表した。

これにより、9月13日現在の同地での感染者数は計840人、うち死亡したのは46人、回復したのは282人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市8人、カーミシュリー市4人、マーリキーヤ(ダイリーク)市3人、マアバダ(カルキールキー)町5人、アームーダー市1人。

ANHA(9月13日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月13日に新たに52人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、9人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計265人、うち回復したのは96人、死亡したのは3人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1384863688385185/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者52人が確認されたと発表した。

新規感染者の内訳は、アレッポ県バーブ市8人、アフリーン市6人、スィムアーン山(アレッポ市一帯)6人、トゥルクマーン・バーリフ村7人、イドリブ県25人。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計265人(うち98人は「解放区」、167人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、完治したのは87人となった。

AFP, September 13, 2020、ACU, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県に350発以上の砲弾を浴びせる(2020年9月13日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから191日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、カフル・ウワイド村、スフーフン村、カンスフラ村、バーラ村、シャンナーン村、バイニーン村、サルジャ村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍が撃った砲弾の数は350発以上に達した。

シリア軍はまた、ハーン・シャイフーン市一帯およびマアッラト・ヌウマーン市一帯に増援部隊を派遣した。

これに対して、シャーム解放機構は、シリア政府支配下のハザーリーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、スーラ町でシリア軍第5軍団に所属する武装集団が、地元の部族民兵と交戦し、第5軍団の兵士2人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月13日付)によると、交戦したのは第5軍団に所属する第8旅団と地元の部族民兵で、部族民兵側も1人が死亡したという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 13, 2020、ANHA, September 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 13, 2020、Reuters, September 13, 2020、SANA, September 13, 2020、SOHR, September 13, 2020などをもとに作成。

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