ドイツとフランスはシリア政府との関係改善を改めて拒否、アサド大統領らの追及を主張(2023年5月23日)

ドイツのステファン・シュネック・シリア特使はツイッターのアカウント(https://twitter.com/GERonSyria/)を通じて、EUとドイツがシリアの体制との関係を改善せず、制裁を解除しない理由として、国連安保理決議第2254号に沿った政治プロセスに進展がないこと、戦争犯罪者の追求が行われていないこと、失踪者の消息究明への協力がなされていないことをあげたうえで、同決議とゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が主導するアプローチのみに沿って、シリアに対処し続けると綴った。

https://twitter.com/GERonSyria/status/1660529297931616257

**

フランスのカトリーヌ・コロナ外務大臣は、フランス2(5月22日付)のインタビューに応じ、シリアのアサド大統領について数十万人を殺戮し、化学兵器を使用したとしたうえで、その審判を支持していると述べた。

AFP, May 23, 2023、ANHA, May 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2023、France 2, May 23, 2023、Reuters, May 23, 2023、SANA, May 23, 2023、SOHR, May 23, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.