アレッポ県では、SANA(7月4日付)によると、同県西部で活動する「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるアウラム・クブラー町一帯を砲撃し、砲弾一発が同町に近いタディール村の民家に着弾、女児2人、その母親とおじの4人が死亡、女児の父親が負傷した。
シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのは「決戦」作戦司令室。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
また、同監視団やホワイト・ヘルメットによると、これに対して、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、ダーラ・イッザ市一帯、カフル・アンマ村、タカード村を砲撃し、カフル・ヌーラーン村で「決戦」作戦司令室に所属する国民解放戦線(シリア国民軍)を主導するシャーム軍団の戦闘員1人が死亡、複数が負傷、ダーラ・イッザ市近郊で子供4人が負傷した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村で砲撃戦を行った。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアンカーウィー村一帯で砲撃戦を行った。
AFP, July 4, 2023、ANHA, July 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2023、‘Inab Baladi, July 4, 2023、Reuters, July 4, 2023、SANA, July 4, 2023、SOHR, July 4, 2023などをもとに作成。
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