シャーム解放機構がイドリブ県、アレッポ県各所で逮捕者の自宅を強襲、住民がこれに抗議するデモを行う(2023年7月11日)

シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月11日付)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のアティマ村近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、アレッポ県のサッハーラ村で女性らが抗議デモを行い、同機構による住民の逮捕者、住居への不法侵入、強制捜査、「口封じ」政策に抗議、逮捕者の釈放を求めた。

アティマ村とサッハーラ村では、11日、シャーム解放機構の総合治安機関が、カッリー町とサッハーラ村で逮捕者が所有する住宅複数棟を強襲し、強制捜査を行っており、デモはこれに抗議するもの。

これに対して、シリア人権監視団によると、総合治安機関は、イドリブ県カッリー町出身でイスラーム解放党メンバーの若い男性2人を、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の支配に反対し、シャーム解放機構の収容所に拘留されている逮捕者の釈放を求める抗議デモに参加した容疑で逮捕した。

逮捕された場所は不明。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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