ロシア当事者和解調整センターは7月26日の米主導の有志連合MQ-9とロシア軍戦闘機の急接近に関して、MQ-9が誘導システムの照準を合わせたため、ロシア軍戦闘機の防衛システムが自動作動し、フレアが発射されたと発表(2023年7月26日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ロシア軍戦闘機が7月26日に米主導の有志連合所属のMQ-9無人航空機に急接近した件の詳細について発表した。

発表によると、7月26日午前7時34分、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県北部のバーブ郡の上空高度6200メートルで、ロシア軍のSu-35戦闘機およびSu-34戦闘機と有志連合所属のMQ-9による危険な接近が「再び」記録され、MQ-9がロシア軍戦闘機に誘導システムの照準を合わせたため、ロシア軍戦闘機の防衛システムが自動作動し、フレア(熱囮弾)が発射された。

そのうえで、米空軍中央司令部による25日の非難声明に根拠がないと反論、ロシア軍のパイロットは「高いプロフェッショナリズムを発揮」し、衝突を回避したと指摘した。

RIAノーヴォスチ通信(7月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 26, 2023をもとに作成。

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