ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市近郊を4回にわたって爆撃し、3人が死亡、6人が負傷(2023年8月5日)

イドリブ県では、ホワイト・ヘルメットによると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市近郊を4回にわたって爆撃し、3人が死亡、6人が負傷した。

 

 

「決戦」作戦司令室所属の「観測者アブー・アミーン80」(テレグラム:https://t.me/syrianevent1/、X(旧ツイッター):https://twitter.com/Najdat567/)によると、爆撃を行ったのはSu-34戦闘機。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍もジスル・シュグール市を砲撃し、子供3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミールザー砦一帯を砲撃し、女性2人が負傷した。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカーヒラ村、サルマーニーヤ村、ズィヤーラ町を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村で50代の男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, August 5, 2023、ANHA, August 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2023、‘Inab Baladi, August 5, 2023、Reuters, August 5, 2023、SANA, August 5, 2023、SOHR, August 5, 2023などをもとに作成。

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