新興のアル=カーイダ系組織に一つアンサール・タウヒードが、イドリブ県ミラージャ村近郊で特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、シリア軍兵士5人死亡、20人あまり負傷、これを受けロシア軍が同県南部を爆撃(2023年8月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(8月26日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織に一つアンサール・タウヒードが、シリア政府の支配下にあるミラージャ村近郊のシリア軍および親政権民兵の陣地複数ヵ所に対して特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、シリア軍兵士5人が死亡、20人あまりが負傷した。

攻撃により、アンサール・タウヒードはミラージャ村を一時制圧した。

これに対して、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を複数回にわたって爆撃した。

爆撃はアンサール・タウヒードの兵站線を遮断するために行われたという。

また、シリア軍も、同地一帯を激しく砲撃したほか、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市、ザーウィヤ山地方のアイン・ラールーズ村、マウザラ村、カンスフラ村などを砲撃した。

このうちジスル・シュグール市では、砲弾1発が利用されていない学校に着弾したほか、マンスフラ村に対する砲撃で子供2人が死亡、4人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するウスマーン・ブン・アッファーン旅団がシリア政府の支配下にあるジューリーン村、ナーウーラト・ジューリーン村、バラカ村、ミールザー砦などを砲撃し、女性2人を含む5人が負傷した。

これに対して、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のフマイマート村、ズィヤーラ町、ハミーディーヤ村、マシーク村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

AFP, August 26, 2023、ANHA, August 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2023、‘Inab Baladi, August 26, 2023、Reuters, August 26, 2023、SANA, August 26, 2023、SOHR, August 26, 2023などをもとに作成。

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