人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、27日夜に開始された「治安強化」作戦によって、ダイル・ザウル県のスワル町とマルカダ町を結ぶ街道沿線に位置するサアダ村でシリア民主軍のパトロール部隊を襲撃したダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー3人を逮捕したと発表した。
声明によると、これによって「治安強化」作戦での逮捕者は19人(うちダーイシュのスリーパーセルのメンバー11人、麻薬密売業者8人)、処刑者は3人となった。
シリア民主軍の広報センターはまた、「治安強化」作戦に対して、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーと犯罪分子の追跡が目的だと改めて表明、犯罪、発砲、公的サービス関連機関封鎖といった行為に厳正に対処すると強調した。
シリア民主軍は、「治安強化」がダーイシュの摘発を目的だとしているが、実際は蜂起したダイル・ザウル軍事評議会やアラブ系部族民兵を鎮圧するのが目的と見られる。
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ANHA(8月29日付)は、「治安強化」作戦に参加しているシリア民主軍の兵士らが、「地元住民や部族の要請を受けてダイル・ザウル県にやって来た」、「スリーパーセルを完全に一層するまで作戦を続ける」などと証言する映像を公開した。
AFP, August 29, 2023、ANHA, August 29, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2023、‘Inab Baladi, August 29, 2023、Reuters, August 29, 2023、SANA, August 29, 2023、SOHR, August 29, 2023などをもとに作成。
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