5日にヒムス県ヒムス市にある軍事大学の卒業式を狙った無人航空機(ドローン)によるテロ攻撃への報復として、シリア軍とロシア軍による激しい爆撃、砲撃が続いた。
シリア人権監視団によると、一連の戦闘での民間人の死者数は29人、負傷者は55人以上、反体制武装集団の攻撃による民間人死者数は3人、負傷者は4人、シリア軍兵士の死者数は2人、反体制武装集団の戦闘員の死者数は2人となった。
また、同監視団は8日、シリア軍が発射した砲弾の総数が950発を超え、45人の死者が確認されたと発表した。
死者の内訳は、シリア軍の砲撃による民間人の犠牲者が35人(うち子供17人、女性3人)、ロシア軍の爆撃の犠牲者が子供1人、シャーム解放機構が主導する反体制武装集団の砲撃による死者が9人。
一方、ホワイト・ヘルメットによると、5日以降の民間人の死者は子供10人と女性4人を含む32人負傷者は子供50人と女性30人を不空167人となった。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市、ダーラ・イッザ市を砲撃、これによりアターリブ市では住民1人が死亡した。
またシリア軍がアレッポ市上空に飛来したシャーム解放機構所属の無人航空機(ドローン)1機を撃墜した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市の市場や民家複数棟、アリーハー市、タルマーニーン村、ダーナー市を砲撃し、イドリブ市で子供2人を含む3人、アリーハー市で子供2人を含む3人が死亡、複数が負傷、タルマーニーン村で住民1人が死亡した。
同監視団によると、シリア軍は、ジスル・シュグール市、アリーハー市、タルマーニーン村、ダーナー市、サルミーン市、アーフィス村、ハズラ村での砲撃でクラスター弾や白リン弾を使用した。
ロシア軍もブサンクール村、ムハルマラ村一帯に対して4回の爆撃を実施したほか、イドリブ市、ナイラブ村、サルミーン市一帯、ムウタリム村、アルバイーン山一帯を爆撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカルダーハ市近郊のルワイミーヤ村を砲撃し、住民2人が死亡、1人が負傷した。
シャーム解放機構はまた、シリア北部を無人航空機(ドローン)で爆撃し、シリア軍の士官(中尉)1人が死亡した。
一方、SANA(10月7日付)によると、「テロ組織」がカフリーヤ村一帯を砲撃、砲弾3発が農場に着弾し、住民4人が負傷した。
AFP, October 7, 2023、ANHA, October 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 7, 2023、‘Inab Baladi, October 7, 2023、Reuters, October 7, 2023、SANA, October 7, 2023、SOHR, October 7, 2023、October 8, 2023などをもとに作成。
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