国連人道問題調整事務所(OCHA)はレポートを発表し、12日に国連の使節団がシャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部への越境(クロスボーダー)ミッションを実施したことを明らかにした。
使節団はデヴィッド・カーデン・シリア危機地域人道調整官代理を団長とし、国連人道問題調整事務所(OCHA)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国際連合児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)、国連安全保安局(DSS)の職員らが参加、10月5日以降のシリア軍とロシア軍の攻撃によって新たに国内避難民(IDPs)となった住民のために開放されたシャーム外科病院などを視察した。
なお、OCHAによると、10月5日以降のシリア軍とロシア軍の攻撃により、アリーハー市一帯などの住民約6万8000人が新たにIDPsとなった。
AFP, October 16, 2023、ANHA, October 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2023、‘Inab Baladi, October 16, 2023、Reuters, October 16, 2023、SANA, October 16, 2023、SOHR, October 16, 2023などをもとに作成。
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