レバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍による砲撃の応酬続く(2023年10月21日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

イスラエルの占領下にあるシャブアー農場内のルワイサート・アラム陣地、カフルシューバー村の丘陵地帯に対してミサイルなどで攻撃を行った。

アッバード陣地をミサイルなどで攻撃し、技術関連機器多数を破壊した。

ハーニーター村の陣地をミサイルで攻撃した。

占領下のフーニーン(ラーミーム)兵舎の歩兵部隊を攻撃し、確実に損害を与えた。

ドゥヴィヴ兵舎近くで、イスラエル軍のHMMWVに向けてミサイルを発射、乗組員を殺傷した。

イスマーイール・アフマド・ザイン戦闘員がジハードを義務を果たして死亡した。

マナール・チャンネル(10月21日付)によると、これに対して、カフルシューバー村一帯、ラーシャイヤー・フハール村および周辺の村々、ハルター村、ワーディー・ハンサ農場(以上ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)に対して、イスラエル軍が砲撃を行った。

また、イスラエル軍の無人航空機(ドローン)がブルジュ・ムルーク村(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)のオリーブ畑を爆撃した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前10時半頃

レバノン領内からイスラエルに向けて対戦車ミサイルが発射されたのを受けて、イスラエル軍が応戦。

午後3時半頃

ルース山地区方面から破壊分子のセルが迫撃砲1発を発射、これを受けてイスラエル軍の無人航空機(ドローン)がセルに反撃。
マルガリオット町に向けて破壊分子のセルが対戦車ミサイルを発射、イスラエル軍ドローンがセルに反撃。
ハニタ入植地が対戦車ミサイル複数発の攻撃を受け、イスラエル軍が発射元に向けて反撃。

AFP, October 21, 2023、ANHA, October 21, 2023、‘Inab Baladi, October 21, 2023、Qanat al-Manar, October 21, 2023、Reuters, October 21, 2023、SANA, October 21, 2023、SOHR, October 21, 2023などをもとに作成。

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