ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市を爆撃、ホワイト・ヘルメットによると3人が死亡、1人が重傷:ロシア当事者和解調整センターは武装集団の地下シェルターを爆撃したと発表(2023年10月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を2度にわたって爆撃した。

シリア軍もファッティーラ村一帯、イドリブ市東部の住宅街を砲撃し、イドリブ市では女性1人を含む住民4人が死亡、複数が負傷した。

これを受け、トルコ軍がシリア政府の支配下のサラーキブ市一帯を砲撃した。

また「決戦」作戦司令室もハーン・シャイフーン市にある軍事情報局の支部を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

トルコ軍と「決戦」作戦司令室の反撃を受け、シリア軍はイドリブ市のクスール地区、ワーディー・ナスィーム地区、サウラ地区、教員住宅地区、シャイフ・スルス地区などを砲撃、これにより1人が死亡、12人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットはイドリブ市への砲撃で民間人3人(子供1人と男性2人)が死亡、1人が重傷を負ったと発表した。

一方、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア空軍が、シリア軍の陣地への砲撃に関与した武装集団の地下シェルターに対して爆撃を実施したと発表した。

シリア人権監視団は27日、イドリブ市に対する砲撃で負傷していた男性1人が死亡したと発表、28日にも、重傷を負っていたメディア活動家が死亡したと発表した。

 

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカルダーハ市を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるシャトハ町を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市で農場の守衛が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 26, 2023、ANHA, October 26, 2023、‘Inab Baladi, October 26, 2023、Reuters, October 26, 2023、RIA Novosti, October 26, 2023、SANA, October 26, 2023、SOHR, October 26, 2023、October 27, 2023、October 28, 2023などをもとに作成。

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