ヒズブッラーとイスラエル軍の砲撃戦が続くなか、レバノン領内からイスラエルに向けて発射されたロケット弾がシリア領内に着弾(2023年10月27日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後2時45分、サダフ陣地をミサイルなどで攻撃し、その施設や設備に甚大な損害を与え、守衛らを負傷させた。

午後3時、ミスカーフ・アーム陣地をミサイルで攻撃し、設備の一部を破壊した。

午後3時40分、アブー・ダジャージュ陣地を攻撃し、設備の一部を破壊した。

午後、ルワイサート・イルム陣地、占領下のシャブアー農場内のルワイサート・アラブ陣地、サマーカ陣地、ザブディーン陣地をミサイルなどで攻撃した。

一方、ヒズブッラーは戦闘員1人が死亡したと発表した。

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マナール・チャンネル(10月27日付)によると、これに対してイスラエル軍は、ヤールーン村(ナバティーヤ県ビント・ジュバイル郡)を砲撃し、火災が発生した。

また、アルマー・シャアブ村(南部県スール郡)、バストラ農場近くのルバーア・ティーン地区(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)、シャブアー農場近くを砲撃したほか、マナ―ル・チャンネルの取材チームがアイタルーン村(ナバティーヤ県ビント・ジュバイル郡)近郊でイスラエル軍の発砲を受けた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後4時半頃

破壊分子がレバノン領内からアヴィヴィム村にあるイスラエル軍の陣地、ミスガヴ・アム村一帯
ミスガヴ・アム村を砲撃した。

午後7時頃

レバノン領内からイスラエルに向けて多数のロケット砲が発射され、その一部がシリア領内に着弾した。

シリア人権監視団によると、レバノン領内から発射されたロケット弾が着弾したのは、シリア政府の支配下にあるクナイトラ県のハドル村近郊。

AFP, October 27, 2023、ANHA, October 27, 2023、‘Inab Baladi, October 27, 2023、Qanat al-Manar, October 27, 2023、Reuters, October 27, 2023、SANA, October 27, 2023、SOHR, October 27, 2023などをもとに作成。

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