ヒズブッラーのナスルッラー書記長の演説を翌日に控えて、レバノン南部・イスラエル北部で激しい戦闘:ハマースの武装組織もイスラエル北部を砲撃(2023年11月2日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午前11時50分、アッバード陣地にあるスパイ・システムを攻撃し、直接の被害を与えた。

午後、イスラエル占領下のシャブアー農場(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)にあるザブディーン兵舎のイスラエル軍大隊司令部を、大量の爆発物を搭載した攻撃型の無人航空機(ドローン)2機で攻撃し、兵舎内の複数の標的に損害を与えた。

午後3時30分、マルジュ陣地、マーリキーヤ陣地、ジャル・ダイル陣地、ナークーラ岬沖の標的、ヒルバト・ザルイート陣地、ダヒーラ陣地など19の標的をミサイル、迫撃砲などで同時攻撃し、直接の被害を与えた。

深夜、イスラエル北部(マーリキーヤ陣地、フーニーン兵舎)上空を飛行中のイスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機を地対空ミサイルで攻撃、破壊した。

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レバノンで活動するハマースの武装組織カッサーブ大隊は声明を出し、イスラエル北部のキリヤット・シュモナ市およびその周辺にロケット弾12発を撃ち込んだと発表した。

マナール・チャンネル(11月2日付)が伝えた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前10時20分、イスラエル軍ゴラニ旅団と砲兵部隊が対戦車ミサイルを発射した破壊分子グループと数時間にわたって交戦する一方、航空機複数が爆撃を実施し、破壊分子数十人を殲滅した。

午前12時4分、イスラエル北部に対するヒズブッラーのミサイル攻撃、砲撃、ロケット弾攻撃に対して、イスラエル軍はヘルモン山、ルース山一帯の発射地点を砲撃した。また、イスラエル軍の無人航空機(ドローン)に地対空ミサイルが発射された。

午後1時56分、レバノン領内から対戦車ミサイルを発射したセル、陣地2ヶ所を爆撃した。

午後7時55分、レバノン領内からのロケット弾攻撃への報復として、ヒズブッラーの軍事的標的複数ヶ所を爆撃した。

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イスラエル軍はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/IDF/)で以下の通り発表した。

午後6時17分、1時間以上前に多数のロケット弾がレバノンからイスラエル領内に発射されたことを特定、イスラエル軍がレバノン領内のヒズブッラーの標的複数ヶ所を爆撃。

午後9時37分、シリアに駐留していた「イランのイマーム・フサインの民兵」がヒズブッラーを支援するためレバノン南部に展開した。


AFP, November 2, 2023、ANHA, November 2, 2023、‘Inab Baladi, November 2, 2023、Qanat al-Manar, November 2, 2023、Reuters, November 2, 2023、SANA, November 2, 2023、SOHR, November 2, 2023などをもとに作成。

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