シリア対応調整者:トルコ・シリア大地震発生後、越境(クロスボーダー)人道支援の枠組みで貨物車輌891輌がトルコ占領地に、212輌がシャーム解放機構支配地に物資を輸送(2023年11月11日)

シリア対応調整者は、国連の越境(クロスボーダー)人道支援の実施状況に関して、トルコ・シリア大地震の発生を受けて、2月13日からシリア政府が使用を認めているアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の通行所を通じて、11月13日までの間に貨物車輌891輌がトルコから、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に越境したと発表した。

このうち796輌はバーブ・サラーマ国境通行所、95輌はラーイー村北の通行所を経由して物資を輸送(あるいは予定)した。

また、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を通じたシャーム解放機構の支配地への越境人道支援は、車輌212輌が物資の輸送を行った(あるいは行う予定だ)という。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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