シリア人権ネットワークは、シリア軍、ロシア軍などによる攻撃での死者数が2023年の1年間で1032人で、うち181人が子供、150人が子供だったと発表(2024年1月1日)

シリア人権ネットワークはインターネットの公式サイト(https://snhr.org/)を通じて年次報告を発表した。

年次報告書によると、2023年の1年間での死者数は1032人で、うち181人が子供、150人が子供だった。

また拷問による死者は57人だった。

死者1032人のうち、シリア軍、「イランの民兵」が殺害した民間人は225人(うち子供57人、女性24人)、ロシア軍が殺害した民間人は20人(うち子供6人、女性5人)、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が殺害した民間人は74人(うち子供9人、女性10人)、シャーム解放機構が殺害した民間人は16人(うち子供2人、女性5人)、武装諸派やシリア国民軍が殺害した民間人は17人(うち子供5人、女性1人)、ダーイシュ(イスラーム国)が殺害した民間人は1人、米主導の有志連合が殺害した民間人は5人だった。

なお、シリア人権ネットワークは、反体制派によるシリア政府支配地への攻撃の被害者についてモニタリング・記録を行っていない。

AFP, January 1, 2024、ANHA, January 1, 2024、‘Inab Baladi, January 1, 2024、Reuters, January 1, 2024、SANA, January 1, 2024、SOHR, January 1, 2024などをもとに作成。

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