ラッカ県では、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市で、同自治局総合評議会の第91回会合が開催された。
会合には、自治局総合評議会議長議長府、7つの地域(ジャズィーラ、ユーフラテス、アフリーン地域)・民政評議会(マンビジュ、ラッカ、タブカ、ダイル・ザウルの民政評議会)の立法評議会のメンバーが出席し、基本法に相当する「社会契約」を採択した。
採択された「社会契約」は前文と4部134条からなる。
草案は2020年から、起草委員会(158人)によって準備されてきた。
「社会契約」においては、自治政体の呼称を北・東シリア自治局から、北・東シリア地域民主自治局に変更すること、アラビア語、クルド語、シリア語を公用語とすること、司法の独立、世界人権宣言および関連する人権規定の順守、憲法裁判所に相当する社会契約保護法廷の開設などが規定されている。
ANHA(12月12日付)が伝えた。
AFP, December 12, 2023、ANHA, December 12, 2023、‘Inab Baladi, December 12, 2023、Reuters, December 12, 2023、SANA, December 12, 2023、SOHR, December 12, 2023などをもとに作成。
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