「イランの民兵」(イラク・イスラーム抵抗)はダイル・ザウル県のウマル油田とCONOCOガスでの米軍基地を複数回にわたって攻撃(2024年1月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が26日深夜から27日御影にかけて、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田の米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃した。

「イランの民兵」はまた、前日に続いてCONOCOガス田の米軍基地を狙ってロケット弾4発を発射した。

「イランの民兵」はさらに、ウマル油田をドローン3機で再び攻撃した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午前0時54分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、26日晩にダイル・ザウル県のグリーン・ヴィレッジ基地、CONOCOガスの米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗はまた、午後4時19分にもテレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のCONOCOガスの米軍基地を多数のロケット弾で攻撃したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など35輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かった。

AFP, January 27, 2024、ANHA, January 27, 2024、‘Inab Baladi, January 27, 2024、Reuters, January 27, 2024、SANA, January 27, 2024、SOHR, January 27, 2024などをもとに作成。

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