【トルコ・シリア大地震】ラタキア県で被災世帯への被災者住宅の引き渡しが始まる一方、アレッポ県当局者は地震発生後の被災者支援の成果について語る(2024年2月7日)

ラタキア県では、ラタキア市とジャブラ市の市議会が、トルコ・シリア大地震の被災世帯への被災者住宅の引き渡しを開始した。

引き渡しが解されたのは、ラタキア市グラーフ1地区に建設された住居55棟(132戸)とジャブラ市ファイイド地区に建設された住宅48棟(58戸)。


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一方、アレッポ県では、シリア開発信託、技師組合、住宅公社の関係者らが被災者支援の進捗についてSANA(2月7日付)の取材に応じた。

シリア開発信託の初期法務対応局長のバッシャール・アスキーフ弁護士は、これまでに被災者からの相談件数が6300件にのぼり、うち4200件について対応したことを明らかにした。

技師組合アレッポ支部長のハーニー・バルフーム氏は、建物10万7000棟、467の学校、130の宗教関連施設、135の幼稚園、110の公共部門施設の耐震評価を完了したと述べた。

住宅公社アレッポ支部長のサーリム・ハビーブ氏は、アレッポ市マアスラーニーヤ地区の4ヵ所で被災者住宅の建設を開始、住居の74%を完成させたと延べた。

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SANA(2月7日付)が伝えた。

AFP, February 7, 2024、ANHA, February 7, 2024、‘Inab Baladi, February 7, 2024、Reuters, February 7, 2024、SANA, February 7, 2024、SOHR, February 7, 2024などをもとに作成。

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