ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を9回攻撃する一方、イスラエル軍はナバティーヤ市を爆撃、ヒズブッラーの司令官が重傷(2024年2月8日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、2月8日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前8時35分、キリヤット・シュモナ市の第91ガリラヤ指弾所属の第769東部旅団の司令部を攻撃。

午前12時20分、マアーリヤット・ゴーラーン兵舎をファラク1ミサイル2発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後1時40分、占領下シャブアー農場のレーダー・サイトを砲撃し、直接の損害を与える。

午後2時10分、レバノン南部の村落や民家へのイスラエル軍の攻撃への報復として、メトゥラ町に配置されているイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時18分、ザーウーラ砲台をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前8時35分、バラーニート兵舎をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時35分、リーシャー池陣地をブルカーン重ロケット砲2発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時30分、ナバティーヤ市に対する攻撃への報復として、メロン航空基地をファラク1ミサイル1発で攻撃。

午後11時00分、ナバティーヤ市に対する攻撃への報復として、エイン・ザイティム村のイスラエル軍第3歩兵旅団司令部をカチューシャ・ロケット弾数十発で攻撃。

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マナール・チャンネル(2月6日付)は、2月7日午前10時から2月8日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して4回の爆撃と6回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後4時24分、メトゥラ町、ヘルモン山(シャイフ山)地域への多数の砲撃が確認されたのを受け、イスラエル軍砲兵部隊が砲弾発射ちを攻撃。また、キリヤット・シュモナ市地域への砲撃を1回確認、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。さらに、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がカフルカラー村、ティールハルファー村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設複数ヵ所を攻撃。

午後8時12分、レバノン領からの複数の迫撃を終日確認、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。また、レバノン領内から侵入した飛翔体を多連装ミサイルで撃破。

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AFP(4月28日付)によると、イスラエル軍のナバティーヤ市でヒズブッラーの司令官が乗った車1台を狙って爆撃を行い、この司令官は重傷を負った。

AFP, February 8, 2024、ANHA, February 8, 2024、‘Inab Baladi, February 8, 2024、Qanat al-Manar, February 8, 2024、Reuters, February 8, 2024、SANA, February 8, 2024、SOHR, February 8, 2024などをもとに作成。

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