「決戦」作戦司令室、シャーム解放機構はイドリブ県、ラタキア県でシリア軍兵士2人を殺害(2024年2月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がカフルバッティーフ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃、マアーッラト・ナアサーン村で若い男性1人が負傷した。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ミラージャ村を砲撃した。

シリア軍も、ナイラブ村にあるトルコ軍基地一帯、サルミーン市とアリーハー市の住宅街を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクバイナ丘一帯で砲撃戦を行った。

また、シャーム解放機構がクルド山地方のクバイナ丘一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, February 11, 2024、ANHA, February 11, 2024、‘Inab Baladi, February 11, 2024、Reuters, February 11, 2024、SANA, February 11, 2024、SOHR, February 11, 2024などをもとに作成。

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