シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県ダーラト・イッザ市などを自爆型ドローン8機で攻撃する一方、シリア国民軍と「決戦」作戦司令室もシーア派住民が暮らすヌッブル市とザフラー町をドローンなどで攻撃(2024年4月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部のダーラト・イッザ市などを自爆型無人航空機(ドローン)8機で攻撃、ダーラト・イッザ市では子供2人を含む5人が負傷した。

一方、トルコの支援を受けるシリア国民軍に所属するハムザ師団がシリア政府の支配下にありシーア派(12イマーム派)住民が暮らすヌッブル市内の1ヵ所を無人航空機(ドローン)1機で攻撃した。

また、これと前後して、「決戦」作戦司令室がヌッブル市とザフラー町を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, April 16, 2024、ANHA, April 16, 2024、‘Inab Baladi, April 16, 2024、Reuters, April 16, 2024、SANA, April 16, 2024、SOHR, April 16, 2024などをもとに作成。

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