イドリブ県各所で続く反シャーム解放機構デモ参加者を総合治安機関が逮捕(2024年5月27日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるハルブヌーシュ村、イドリブ市で午後、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。


また夜間にも、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ、ジスル・シュグール市、カフルルースィーン村のIDPsキャンプ、ビンニシュ市、カフルルーマー村、タフタナーズ市、アルマナーズ市、カフルタハーリーム町、アリーハー市、ダーナー市でデモが行われた。










アレッポ県では、ダーラト・イッザ市で同様のデモが行われた。

シリア人権監視団によると、これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関は、デモに参加したとされる高齢の男性1人を逮捕した。

一方、ジスル・シュグール市では、シリア救国内閣の内務省で護衛として勤務していたシャーム解放機構の治安要員1人が自宅で何者かにナイフで首を切られて死亡した。

また、イナブ・バラディー(5月27日付)によると、ハルブヌーシュ村にあるモスクで、活動家の1人イブラーヒーム・ファジュル氏、アーダム・スライマーン氏、ラーミー・アブドゥルハック氏、ヤフヤー・サイイド・ユースフ氏、サムハル・シャルファリー氏、ザカリヤー・サンヌー氏、イーサー・アブドゥルハミード氏が逮捕された。

AFP, May 27, 2024、ANHA, May 27, 2024、‘Inab Baladi, May 27, 2024、Reuters, May 27, 2024、SANA, May 27, 2024、SOHR, May 27, 2024などをもとに作成。

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