ダルアー県ジャースィム市で地元武装集団どうしが交戦し、住民1人が巻き添えとなり死亡、1人が負傷(2024年7月8日)

スワイダー県では、スワイダー24(7月8日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、フサーム・ハルキー(通称ブージー)が率いる地元武装集団と、ワーイル・ジャラム(通常ガビーニー)が率いる軍事情報局傘下の民兵が交戦し、住民1人が巻き添えとなり死亡、1人が負傷した。

両者の戦闘は、7月7日にフサーム・ハルキーのきょうだいのイスマーイール・ハルキー(通称アブー・アースィム)が殺害されたことに端を発し、地元武装集団は、軍事情報局傘下の民兵が関与したと疑い、戦闘に発展した。

また、ハッラーブ・シャフム村近郊では麻薬密売人が何者かによって銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

AFP, July 8, 2024、ANHA, July 8, 2024、‘Inab Baladi, July 8, 2024、Reuters, July 8, 2024、SANA, July 8, 2024、SOHR, July 8, 2024、Suwayda 24, July 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.