ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を9回攻撃したと発表(2024年7月11日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月11日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)イスラエル軍の砲撃や爆撃への報復として、カブリ村南の第146師団所属砲兵大隊司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、直接の損害を与え、兵士らを殺傷。

午前11時21分、マルキヤ入植地の技術設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時55分、ハニタ入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後1時5分、ハドブ・ヤーリーン陣地にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ジッビーン村、ラーミヤー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するシュトゥラ入植地の建物2棟を攻撃し、直接の損害を与え、火災を発生させ、兵士らを殺傷。

午後4時56分、ザルイット入植地一帯に展開するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット弾1発で攻撃。

(時刻明示せず)ヤーリーン村、ティールハルファー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するミスカヴ・アム(キブツ)の建物2棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時45分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時45分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時9分、シュトゥラ入植地地域への前日の飛翔体1つの飛来を受けて、同飛翔体が発射されたアイター・シャアブ村地域を夜間攻撃。またラッブ・サラースィーン村、ウダイサ村地域の複数の軍事施設を攻撃。さらに、ラーミヤー村地域にあるヒズブッラーの監視ポスト、ヒヤーム地域にある軍事インフラを攻撃。レバノン南部の複数ヵ所を攻撃し、脅威を排除。

午前11時48分、レバノン領内から複数のUAVが西ガリラヤ地方に飛来。また上ガリラヤ地方に多数の不審な航空標的が飛来し、午前10時41分に警報が発令、多連装ミサイルが迎撃に成功。

午後1時24分、レバノンから飛来した多数の航空標的を先ほど、多連装ミサイルが迎撃することに成功。飛翔体はイスラエル領内を侵犯しなかった。

午後4時1分、ヤーリーン村、ラーミーム陣地の軍事施設、ジッビーン村、ティールハルファー村のテロ・インフラなどヒズブッラーのテロ標的多数を先ほど攻撃。

午後10時9分、タイバ村地域の軍事施設とカフルカラー村地域のテロ・インフラを先ほど攻撃。本日早く、多数の航空標的がレバノンから飛来、多連装ミサイルが迎撃に成功。


AFP, July 11, 2024、ANHA, July 11, 2024、‘Inab Baladi, July 11, 2024、Qanat al-Manar, July 11, 2024、Reuters, July 11, 2024、SANA, July 11, 2024、SOHR, July 11, 2024などをもとに作成。

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