最高司法選挙委員会のムラード議長は第4期人民議会選挙の投票で立候補者らによる不正行為があったとして、この立候補者の出馬を取り消し、アレッポ県のマスカナ市とアレッポ市の一部の投票所で投票をやり直すと発表(2024年7月16日)

最高司法選挙委員会の議長を務めるジハード・ムラード判事は、7月15日に投票が行われた第4期人民議会選挙に関して、アレッポ市選挙区とアレッポ県諸地域選挙区の支部委員会が、マスカナ市とアレッポ市の複数の投票所で、立候補者自身が複数回にわたって投票を行う違反が確認されたとしたうえで、これらの投票所での投票を無効として投票をやり直すとともに、不正を行った立候補者の出馬を取り消すことを決定したと発表した。

再投票は7月17日に実施される。

また、全選挙区での投票結果の発表も、マスカナ市とアレッポ市での投票のやり直しが行われ、アレッポ市選挙区とアレッポ県諸地域選挙区の結果が確定したうえで、発表すると付言した。

なお、ヒムス選挙区、ダマスカス郊外選挙区、クナイトラ選挙区、タルトゥース選挙区、ラッカ選挙区では開票作業は終了しているという。

SANA(7月15日付)が伝えた。

AFP, July 16, 2024、ANHA, July 16, 2024、‘Inab Baladi, July 16, 2024、Reuters, July 16, 2024、SANA, July 16, 2024、SOHR, July 16, 2024などをもとに作成。

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