ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を15回攻撃する一方、戦闘員6人が死亡したと発表(2024年8月23日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月23日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、メロン基地の管制航空作戦部隊本部にあるスパイ設備を攻撃し、これを破壊。
午前9時40分、マルキヤ入植地を砲撃。
午前12時10分、「タッル・ハッザーン」一帯に配置されているイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。
午後3時55分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。
(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、ヒルバト・マーイル基地の砲台複数ヵ所をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。
午後5時23分、同じく報復として、カフルシューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。
(時刻明示せず)同じく報復として、エイン・ゼイティム入植地の北部軍団司令部をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。
午後6時10分、メトゥラ町にあるスパイ装置と同地に配置されているイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。
午後6時25分、ラミム村をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。
午後6時20分、ハドブ・ヤールーン陣地を攻撃し、直接の損害を与える。
(時刻明示せず)マルキヤ入植地を砲撃し、直接の損害を与える。
(時刻明示せず)アッバード陣地のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。
午後7時30分、ザルイット入植地を砲撃し、直接の損害を与える。
(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イフタ(キブツ)をカチューシャ砲複数発で攻撃。
(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、キリヤット・シュモナ入植地をカチューシャ砲複数発で複数回攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員6人が死亡したと発表した。





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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後3時56分、レバノンからイスラエル北部に数時間にわたり多数の飛翔体が飛来、ほとんどが上ガリラヤ地方に着弾。イスラエル空軍はアイター・ズート村地域で、ヒズブッラーのロケット・ミサイル部隊の重要人物ムハンマド・マフムード・ナジュムを殲滅。イフタ入植地に向けて本日早く、ヒズブッラーがマイス・ジャバル地域の軍事施設からロケット弾複数発を発射するのを」確認、イスラエル空軍がこれを攻撃。マルキヤ入植地に向けてロケット弾複数発を発射したヒズブッラーのテロリストを空いたルーン地域で殲滅。

AFP, August 23, 2024、ANHA, August 23, 2024、‘Inab Baladi, August 23, 2024、Qanat al-Manar, August 23, 2024、Reuters, August 23, 2024、SANA, August 23, 2024、SOHR, August 23, 2024などをもとに作成。

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