
アムネスティ・インターナショナルは、公式ウェブサイドで、スワイダー県で7月にアフマド・シャルア移行期政権および同政権とつながりのある武装勢力よって、46人(うち女性は2人)のドゥルーズ派が故意かつ不法に殺害されたことが判明したと発表した。
検証済みの映像と目撃証言をもとに調査したところによると、シャルア移行期政権と同政権とつながりのある武装勢力は、軍・治安部隊の制服を着用し、一部は公式の徽章を付けた状態で超法規的処刑を実行、処刑はスワイダー県内の公共広場、住宅、学校、病院、式典会場で行われた。
アムネスティ・インターナショナルは、そのうえでシャルア移行期政権に対して、独立・公正な調査を即時に開始すること、加害者を公正な裁判にかけること(死刑を適用しない)、犠牲者とその家族に対する真実・正義・補償の保障を求めた。
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SANAによると、内務省のヌールッディーン・バーバー報道官は、アムネスティ・インターナショナルの報告を歓迎し、すべての国民を保護することへの強い意志を改めて表明した。
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SANAによると、スワイダー事件調査委員会のアンマール・イッズッディーン報道官は、メディアやSNS上で拡散された映像に登場した多数の容疑者に対し取り調べを行ったことを明らかにした。

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