
ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は早朝、ハサカ東部のフール・キャンプで治安作戦を開始した。
作戦は、キャンプ内で活動を維持・活発化させているダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを摘発することが目的。
ANHAによると、アサーイシュは、この治安作戦中にフール・キャンプ内の第5区画(ダーイシュの外国人メンバーの妻や子供約数千人が収容されている区画)において地雷を発見した。

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シリア人権監視団によると、第5区画での治安作戦中、女性や子供がアサーイシュの隊員や同行取材する記者たちを襲撃、投石などを行った。
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アサーイシュは、声明を出し、アサーイシュの女性部隊と女性防衛隊(YPJ)が、シリア民主軍と米主導の有志連合の支援を受けて、「人道と安全」作戦の新たな段階として治安作戦を開始したと発表した。
声明によると、作戦は、フール・キャンプ住民を保護し、人道支援団体が安全に活動を続けられることを確保することを目的としている。
具体的には、テロ・ネットワークの解体とそのメンバーの追跡、人道団体とその職員の保護、そして子供たちが「カリフの幼獣」(児童戦闘員)として利用されることを阻止し、啓発や心理・社会的支援プログラムを強化することをめざすという。
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