北・東シリア地域民主自治局:「自治や分権、また国民和解の呼びかけを「分離主義」として断じることは現実を歪める」(2025年9月14日)

北・東シリア地域民主自治局は、声明を出し、「自治や分権、また国民和解の呼びかけを「分離主義」として断じることは、現実を歪めるもので、シリア人の統一を強めるどころか分断を深める結果となる」と批判、同自治局の憲法、行政、安全保障、サービスに関わるすべての専門委員会を、アフマド・シャルア移行期政権が活動開始のい適切な時期を決定し次第、機能させる準備を整えていると発表した。

**

シリア民主評議会は、拡大会合を開催し、閉幕声明を発表し、現下のシリアの諸問題に対する望ましい解決策が外部勢力への従属から離れ、自由な国民の意志から生まれるべきだと表明した。

また、アフマド・シャルア移行期政権については、絶対的な権限を委任されていないとしたうえで、同政権が施行した憲法宣言がシリア国民の完全な意思を反映していないと強調、安全保障や国境協定、前政権の文部隊の処遇といった戦略的課題は、密室や個人の決定で扱うべきではなく、すべての社会構成体を代表する全国的で参加型の機関で管理されるべきと主張した。

ANHAが15日に伝えたところによると、会議はは107人の政党代表、社会活動家、女性団体・市民団体、独立した国民的人物が参加して開催された。

(C)青山弘之 All rights reserved.