ハマー県にあるアラウィー派の聖地シャイフ・ムハンマド・アジャミー廟周辺に何者かが放火:県内の20以上の村でアラウィー派の建設労働者4人の殺害を受けてゼネスト(2025年9月29日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、何者かが未明に、ガーブ平原のハンダク村にあるシャイフ・ムハンマド・アジャミー廟の周辺の草木に放火した。

シャイフ・ムハンマド・アジャミー廟は、アラウィー派にとって象徴的な宗教施設の一つ。

また、シリア人権監視団によると、ジャドリーン村で第74師団の検問所が撤去された直後の28日にアラウィー派の建設労働者4人が帰宅途中に正体不明の武装グループの銃撃を受けて殺害されたのを受けて、県内の20以上の村で住民らがゼネストを行った。

ゼネストが行われたのは、ビースィーン村、ジャドリーン村、カフィールーン村、ジャーフィア村、タッル・ジャーフィア村、マウア村、ラビーア村、スィーガータ村、ハミーリー村、フワイル村、バフラ村、ウンム・アムド村、アジャリー村、バッジャ村、バリーン村、クサイル村、ヒルバト・カスル村、ヒルバト・アーリフ村、ブールス村、カフルカダフ村、ブワイダ村および周辺地域。

これらの村々では、学校が休校となり、商店や事業所も全面的に閉鎖された。事件は地域社会に大きな怒りと衝撃を与えており、治安部隊がジュドリーン村から検問所を撤去した直後に発生したため、住民の不安が一層高まっている。

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