シリア・イスラーム抵抗戦線(ウーリー・バアス)は総司令部の定例会議を開催(2025年9月29日)

シリア・イスラーム抵抗戦線(ウーリー・バアス)は、テレグラムを通じて声明を出し、28日夜、総司令部の定例会議が開催され、総司令官と上級指揮官が出席したと発表した。

会議では、総司令官が「戦線での基本原則の堅持」と「組織活動の強化」、さらに「各部隊や機関間の調整を高め、段階の要請と高まる挑戦に対応する必要性」を強調する発言から始まった。

出席者は、現場状況、組織構造、行政・後方支援に関する詳細な報告に加え、地域・国際情勢、国家的課題、戦線のプロジェクトへの影響についての包括的な分析を確認した。

また、これまでの活動評価を行い、効果と即応性を強化するための発展的な計画が検討された。

会議ではさらに、「コミュニケーション・チャンネルの拡大」、「大衆およびメディアにおけるプレゼンスの強化」について議論し、抵抗戦線の路線を堅持し、標的化や浸透の試みに対して隊列を守ることを改めて確認した。

会議は、いくつかの決定と勧告で締めくくられた。これには、任務の一部再配分、現場・メディア・組織活動に関わる実施計画の採択が含まれ、必要に応じて発表される。

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