外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣がトルコの首都アンカラを訪問し、トルコのハカン・フィダン外務大臣と会談、地域情勢および共通の関心事について協議した。
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SANAによると、会談後の共同記者会見で、フィダン外務大臣は次のように述べた。
シリア政府は、国際社会と協力してダーイシュ(イスラーム国)と戦う強い意志を持っている。
イスラエルによる攻撃は、シリアに対する重大なエスカレーションを意味する。したがって、我々はシリアの統一と主権の維持を呼びかける。
また、シリアの国際舞台における関与は日を追うごとに増しており、特にアフマド・シャルア暫定大統領が第80回国連総会で行った歴史的演説以降、その傾向は顕著である。
SANAによると、フィダン外務大臣はまた次のように続けた。
シリアが安定していること、そしていかなる勢力もその不安定化から利益を得ないことが、我々にとって最も重要である。
シリア政府の地域的および国際的な関与は日々増しており、シリアに課されているすべての制裁を直ちに解除すべきである。
我々はスワイダー県の動向を注意深く見守っており、イスラエルの干渉は不安定化をさらに悪化させている。
イスラエルによる一方的な行動によるシリアの不安定化の試みは、我々の国家安全保障をも脅かしている。
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SANAによると、一方、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は以下のように述べた。
旧体制の崩壊は、60年以上続いた暗黒の時代の終わりを意味する。この期間に100万人以上のシリア人が殉職したが、わずか数ヵ月のうちに我々は市民国家を築き、正義と多様性の国家を形成することができた。
前の段階も課題がなかったわけではないが、我々は友好国と協力してそれらを解決し、テロとの戦いにおける責任を果たしてきた。
いかなる形での分裂も断固として拒否する。シリアは一つの統一国家である。
国際社会に対し、イスラエルがシリア領土への攻撃を停止し、1974年の兵力引き離し協定を遵守するよう圧力をかけることを求める。
シリアはその重みと歴史的地位を取り戻し、再び世界の国々の中での本来の位置に復帰した。移行期におけるトルコの大きな役割と広範な支援を強調する。
今回のトルコ訪問は、透明性と対話を基盤とした戦略的パートナーシップを強化するためのものである。
シリア民主軍との対話は、3月10日合意の履行とシリアの統一を確認するために行われている。
しかし、シリア民主軍は必要な措置を講じるのが遅く、今日に至るまで合意を実行に移す具体的な一歩には至っていない。
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ロイター通信によると、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア民主軍が自らの約束と国家統合の原則を順守すべきだと改めて強調した。
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